備忘録

書きたいことや思ったことの殴り書き。

ヤバすぎる!!史上最強(最凶?最狂?)のアマゾンツアー!

えー非常に波に乗り遅れてしまった感満載の記事です。なんてったって2か月前の話ですから。どのみち遅れるのは目に見えていたことですが、それでもパラリンピック期間中には更新したかった…

 

とりあえずこの記事の目的は「うおおおおアマゾン行ってみてえ!!」っていうヤバいひと(失礼)を増やすことと「アマゾン行ってみたい♡」みたいなきゃぴきゃぴ系のひと(失礼)に自然の厳しさを伝えるということです。なんて書いてみましたが冗談で、とっても楽しいアマゾンツアーのすばらしさをランキング形式で伝えようと思います。

 

が、その前にこの記事によく出てくるあろう2人を紹介しておきます

ガイド① ジョアキン

 

f:id:kerompa-tokyo:20161011160946p:plain

我々が予約したツアー会社の専属ツアーガイド。

ブラジル人のおじいちゃんだけど、そこまで訛りのない英語を流暢に話す、頼れるガイド。

ガイド② フランシスコ

f:id:kerompa-tokyo:20161011161104p:plain

 アマゾン在住、25歳のブラジル人。

自然と戯れるのがとにかく大好き。ほとんど一切の英単語を知らず、ポルトガル語しか喋れないが、何故か「ナマケモノ」という日本語は知っている。 

 

我々ツアー客(日本人5人、スウェーデン人2人、アメリカ人1人)は彼ら2人のガイドと常に行動を共にしていました。

さて、いよいよアマゾンツアーでやばかった点を、ランキング形式で振り返っていきたいと思います!

第10位:宿がボロい

 

第10位は、「宿がボロい!」です。

基本的に木造のかなり適当なロッジなんですが、

・たまに停電する

・電気が使えるようになったと思ったら断水する

・トイレの水が流れない

・蛾と蚊のパラダイスである

という聞いただけでも嫌になるような宿なのです。

f:id:kerompa-tokyo:20161011161217p:plainf:id:kerompa-tokyo:20161011161326p:plain

こんな感じのロッジと部屋でした。蚊は殺しても殺しても出現する恐怖のロッジです。2回では怪しいおじさんが怪しい葉っぱを焼いて煙を吸っていました…

  

第9位:クルージング用のカヌーもボロい

えー、ボロいのは宿泊施設だけではありません!移動手段もボロいです!

どれくらいボロいかは写真を見てもらったほうがわかりやすいかと思います。

f:id:kerompa-tokyo:20161011161521p:plain

 

基本的に全て木製で、それにしょっちゅうエンストする簡易エンジンが付けられただけ、という感じです。ちなみに1日目にエンジンの蓋をなくしたときは木の棒を拾ってきてそれを蓋代わりにぶっ刺してました。やばすぎぃ

写真をよくみるとわかるとおり、次第に水が船の中に染み込んできます。

救命用のモノとかも特にないので、転覆したら死にます。

第8位:基本的に全て行き当たりばったり

このツアーは全てがいきあたりばったりでした

このツアーのメインイベントは、先ほど載せたカヌーでのアマゾン川クルーズなのですが、そもそもクルージングのツアーコースなんてものはなく、「ここいいったら面白いんじゃね?」といったノリでどんどん進んでいくのです。面白くないってぇ~

 

f:id:kerompa-tokyo:20161011161716p:plain

 (↑時にはこんなところも果敢に突き進みます)

ちなみに地図もないという状況なので帰れるかどうか心配で心配でたまりませんでした。

そしてこんな調子だと当然行き止まりっぽいところにぶち当たるのですが、引き返すと思いきやジョアキンが

「今からこの木をどかすからみんながんばれ!!」

といって、ツアー客総動員で道を切り開かせるという…イカれてるよジョアキン

 第7位:ご飯がひたすらピラルク

ご飯は朝昼夕どれをとってもピラルクの揚げ物が出てきます。嫌というほどピラルク

っかり出てきます。多分もう一生分のピラルクを食べたと思うんだ。

f:id:kerompa-tokyo:20161011161759p:plain

 (↑右の魚がピラルク)

第6位:釣ったピラニアが食事に出てくる

最終日の昼には、なんとピラルクだけでなく釣ったピラニアが出てきました!!

というと響きも良いのですが、釣ったのは1日前です。すこし鮮度が心配です。

釣った場所はアマゾン川です。変な寄生虫とかがいそうで怖いです。

味は美味しいものの、骨が多すぎました。70点!

​​

f:id:kerompa-tokyo:20161011161821p:plain

(↑こちらがその釣ったピラニアです。キバが怖いですね…)

第5位:ガイドが「アマゾンの蚊は刺されても大丈夫」とか言い出す

タイトル見ただけでヤバさが分かりますね。大丈夫なわけねえんだよ

えー、アマゾンは蚊がとにかくたくさんいます。そして、その蚊はいろいろなウイルスを運ぶということで悪名高いです。ジカウイルス、デングウイルス、チクングニアウイルス、マラリア、黄熱病etc…

とにかくこういった病気の予防法は「蚊に刺されないこと!」なのでツアーでは長袖長ズボンが推奨されます。

しかし、推奨してくる割にはジョアキンやフランシスコは半袖半ズボンなんですね。

f:id:kerompa-tokyo:20161011161952p:plain

 (↑蚊がたくさんいるジャングルでも半袖のジョアキン)

そんなジョアキンに我々は聞いてみました

「なんで半袖なの?蚊に刺されてやばい病気貰ったりしないの?」

そしたらジョアキンから驚愕の回答が。

f:id:kerompa-tokyo:20161011160946p:plain

「え?ここらへんの蚊は安全だよ。もっと上流のベネズエラとかの蚊はヤバいけどね。なんで安全って分かるかって?俺が生まれてこの方病気にかかってないもん(笑)」

 

……いやいやいやお前それ絶対遺伝子的な問題だろう

アマゾンでも大丈夫ならマナウスなんて余裕やろとか思って、ツアー2日目の午後からは完全無防備だった僕。1週間後に40度の高熱出しましたけどね。多分デング熱でしたけどね。

第4位:蚊よけのために○○を使う

先に述べたとおり、ここアマゾンにおいての最大の敵は蚊です。しかし、その蚊を撃退するための虫除けスプレーは残念ながらアマゾンでは売っていないのです(※マナウスの街には売っています。)

と、言うわけで自然の力を借りるわけですが、果たして皆さん何を使うと思いますか??

葉っぱでしょうか?それとも動物などでしょうか?

答えは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蟻です!!!

驚かないでくださいね。えー、ここアマゾンでは無数の蟻を手に這わせてそれをすり潰すことで蚊よけとしているのです!!!

f:id:kerompa-tokyo:20161011162256p:plain

(↑蟻塚。ここに手を置くと数秒で無数のありが手を這い始めます)

ちなみに、驚くべきことに本当に蚊がよってこなくなります!!

しかしメリットがあれば当然デメリットもありまして、無数の蟻を全てすり潰すのは無理があって、生き残りのアリは服の中に入ってきます。そしてとにかく皮膚を噛んでくるので痛いです。僕はひたすらにお尻を噛まれました。こんなことなら蚊に刺されたほうがましです、ハイ。

第3位:ワニの探し方がやばい

このツアーの3番目くらいのイベントに、日没後にアリゲーターを捕まえるというイベントがあります。アマゾンツアーの中では定番です。

しかしこのアリゲーターを捕まえるというイベントでさえもイカれてます!

まず川幅100mのアマゾン川でワニを見つけるところから始めるのですが、見つける為の道具はジョアキンのヘッドライトだけなのです。

f:id:kerompa-tokyo:20161011162336p:plain

 (↑ぽつんと光っているのがライト。奥の空が光っているのはなんとマナウスの街の灯りだそうです)

 

…川幅100mもあるのにワニを探す手段がライト一つってちょっと頭悪うないでしょうか??

 

まあさすがにおびき寄せる手段もあるにはあるんですね。餌とかではないです。フランシスコによるワニの鳴き真似です。何を言ってるかわからないかもしれませんが、とにかく鳴き真似でおびき寄せようとするのです。ちなみに文字では表現できません。

 

こんなんだと到底見つかるわけないなー、とか思っているとなにやらフランシスコとジョアキンのテンションが上がってるではないですか。

 

f:id:kerompa-tokyo:20161011162413p:plain

 捕まえた!!しかもジョアキンがアマゾン川に入って手づかみで捕まえるっていう

f:id:kerompa-tokyo:20161011162452p:plain

 (↑メスだとわかりおもむろにキスをしだすジョアキン。嬉しそう!!)

第2位:おもむろにナマケモノを捕まえはじめる

アマゾン川クルーズの見所のひとつとして、ナマケモノを見ることができる、というのがあります。ナマケモノはイメージ通り全然動かないため、当然我々一般人には到底見つけられるものではないのですが、フランシスコは時速20キロほど出ているカヌーの上から50m先の木にしがみついてるナマケモノをいとも簡単に見つけます。さすが。

なんかマサイ族が1キロ先の動物を見分けられるとかいうのもあながち嘘じゃないんだろうなって思うよね。

f:id:kerompa-tokyo:20161011162614p:plain

 (↑真ん中あたりにいるのがナマケモノです。かわいい)

で、ナマケモノを見つけるまでは良いわけですよ。問題はこの先です。

フランシスコがナマケモノを見つけたと思ったら、おもむろに木登りをし始めたのです。

f:id:kerompa-tokyo:20161011162710p:plain

そして…

f:id:kerompa-tokyo:20161011162734p:plain

捕まえてしまった…やばいよこの人たち…

さすがにこのあと自然に返したのですが、返してすぐナマケモノが川に落ちてしまい、心配するツアー客に対してジョアキン

f:id:kerompa-tokyo:20161011160946p:plain「No problem, he can swim.」

いや、そうかもしれないけどさあ…笑 動物愛護団体がこんなの見たら黙っていなさそう。

 

第1位:アマゾン川にダイブ

さて!栄えある第1位は「アマゾン川にダイブ!」です!!もうこのワードだけでヤバさが伝わってくると思うので説明不要ですね!しかもジョアキンとフランシスコがダイブしろダイブしろと煽るわけです!一歩間違ったら死ぬかも知れないのに!

f:id:kerompa-tokyo:20161011162833p:plain

(↑ダイブする我々の図。僕は真ん中で溺れかかってます)

えー、ちなみにダイブした直後の感想は、

・予想以上に深い、というか底がない

・水が濁りすぎてて何も見えない

・ズボンを履いているため泳ぎづらい

・というかそもそも泳ぐの苦手だった(ダイブした瞬間に気付いた)

という感じで、リアルに死を覚悟しました!未だに軽くトラウマです。

ちなみにジョアキン曰く

f:id:kerompa-tokyo:20161011160946p:plain

「ピラニアはいないけどワニはいるかも。まあワニに食べられて死んじゃったら有名になるしいいんじゃん?」

とのことでした。ちなみにこの後メチャクチャ腹壊した~fin~

 

まとめ

こんな書き方していますが、アマゾンツアー、超おすすめです!ブラジルで何を一番お勧めするかって言ったら多分アマゾンツアーです。僕は今後10年くらいは行かなくていいかなって思っていますが(笑)

とにかく、自然の雄大さに圧倒され、ブラジル人の度を越えた陽気さ・適当さにも圧倒されます。それが合わさってのアマゾンツアーなので、変な話日本にアマゾン川が流れててもこんなハチャメチャなツアーにはならないよなぁと思いつつ。

そんなこんなで、こんなに濃いアマゾンツアーは1泊2日で15000円ほどでしたのでブラジルに行った際には是非!!

f:id:kerompa-tokyo:20160812094725j:plain