備忘録

書きたいことや思ったことの殴り書き。

ACL中国遠征虎の巻

東京がACLに出ないもんで江蘇蘇寧とガンバが、上海上港と浦和がやるということを最近知ったわけですが、DMで浦和サポーターから連絡が来たりするのを見ると困ってる人多いのかな、と思ったので中国遠征の特筆すべきことをこの2チームに絞って書いておこうかと。

基本的にこのブログ知り合いくらいしか見ていないと思うのでプロフィールを書いておきますと、ごく普通の大学生です。4月に江蘇、5月に上海に、いずれも東京の応援で個人で行きました。中国語は喋れません。

 

過去のブログをさかのぼっていただければ出てくる情報ばかりですが一応要点だけ書いていきます。

 

 

中国遠征で気を付けるべきこと

通信環境がゴミ

まあこれは有名な話ですが、中国は通信環境がダメダメです。LINE,Twitterはおろか、Google系のサービスは基本的にはつながりません。VPN(日本のIPアドレスを経由して中国からアクセスする)を使えば何とか使えますが、無料のものは不安定です。

無料VPNを使うのであればVPN Gateを使うかセカイVPNを一瞬契約して帰ってきたら即解約の2つがメジャーかと。前者は楽だけどあまりつながらないことも多い、後者はめんどいけどまあまあ安定してる、みたいな感じです。1月ごろに未認可VPNの使用禁止令がでたらしいですが、ここら辺はよくわからず…

kerompa-tokyo.hatenablog.com

ちなみに、これは経験則ですが中国のWifi会社が何かによってもつながりやすさはかなり変わってきます。2回ともイモトのWifiでレンタルしましたが、南京の時はとてもスムーズにつながったのに上海の時はVPN経由しても全然つながらなかったです。個人的に西安に行った際は日本語サイト全般につながらなかったですね。こんなかんじなのでWifiを借りてもつながるかどうかは運みたいなところあります。

まあそんな感じなので、個人的には中国系のアプリを入れていくと現地での情報収集に便利かなと。中国系のアプリは基本つながります。

おススメとしては、

Baidu地図…Google Mapみたいなものでストリートビューまでついてます。

WeChat…LINEみたいなやつ。向こうで知人とやり取りする際は全部これでやってました。

ここら辺はほぼ必須です。あとはiPhoneなら南京と上海の乗換案内はあるのでそちらもおすすめですね。

中国語しか通じない

「ちょっとは英語通じるんじゃない?」と思ってるとまあ英語全く通じないです。世界遺産万里の長城ですらOne,two, three通じないこととかざらですし。

まあかといって中国語覚えなくても何とかなるとは思います。現に僕は「こんにちは」「ありがとう」「かわいい」「トイレ」「私もう子供じゃないの」しか言えません。最後の一つどうしたって感じですけど。

まあ通じなくても何とかなるとは思いますが、困ったら筆談です。あまたの困難はすべて筆談と電卓で乗り切ってきました。あとは、たとえば銀行探してる時も、「Excuse me, where is a bank near here?」と聞くんじゃなくて「Bank!!Bank!!Money!!Money!!」と言った方がよっぽど伝わります。あと喜怒哀楽ははっきりと(笑)

たまにホテルに宿泊拒否される

昔の名残で、中国のホテルは外国人宿泊不可というところが結構あります。Booking.comとか大手サイトに書いてあっても、ですよ。南京で2ケースほど聞いたので要注意ですね。というわけで外国人の人が口コミ書いてるホテルに泊まりましょう。

交通手段とか

上海上港

上海は基本的に地下鉄移動が主流かと思います。浦東から市内までは素直にリニアモーターカー使った方が楽です。地下鉄は遅いしめちゃめちゃ混む。虹橋は知らないです…

上海は事前集合→バス移動のない唯一(?)のチームなので基本スタジアム前まで自分で移動です。地下鉄のルールは基本的に日本と同じ。終電が割と早いので気を付けましょう。タクシーは言葉通じないと結構つらいし、バスはどこに行くか全くわからないのでやっぱり地下鉄が正義ですね。

江蘇蘇寧

江蘇蘇寧は、南京まで飛行機で飛ぶか、上海から陸路の2パターンが主流ですね。僕は後者でした。

後者の場合、上海市内までの出方は上と同様です。そこからは上海の列車駅から乗ります。日本から代理店通さずに予約するのは中国人じゃないとほぼ不可能です。なので多少の手数料を払ったうえでAraChinaとかCtripで予約するのがいいのかなと。ただ中国系キャリアはめちゃくちゃ遅れるので、飛行機からの乗り継ぎは余裕をもった方がいいです。

いろんなサイト見てると現地で直接取るのはやめとけ、的なこと書いてありますが、まあそれはそれで何とかなります。実際僕はディレイのせいで乗るはずの電車に間に合わず、四苦八苦しながら自分で取れたので…。ただおすすめはしません。

一応取り方を書いておくと、上海駅から100mくらいのところにチケットセンターがあり、そこで列車の切符は買えます。Tourist用のEnglish OKブースもありますがろくに英語通じません。なので、とりあえず紙に「上海→南京、二等座」とか書いた紙を渡して、パスポートと150元くらい渡しておけばおそらくチケットを発行してくれるはずです。

ちなみに、二等級…日本の新幹線みたいな感じ。140元くらい

硬座…普通の中国人の乗る感じ。民度は…って感じだけど異文化体験と言う意味ではわりと楽しかった(もう乗りたくない)。40元くらい

こんな感じでやってれば南京までたどり着けるはずです。まあただ、やっぱり南京まで飛行機で行くのがベストだとは思います。時間に余裕があれば陸路でもいいかな?くらいであって

ちなみに、江蘇蘇寧戦は江蘇新世紀大酒店集合バス移動でした。

www.tripadvisor.jp

宿泊したエリア

上海は交通面とか考えると南京東路、人民広場あたりがやっぱり一番便利ですが安いホテルはあまりなかったです。中国で安すぎるとこ泊まるときっとひどい目に遭います。

南京は新街口が一番栄えてるっちゃ栄えてるけど、めちゃめちゃ栄えてるかと言うと微妙かなあ、くらいの栄え方でした。西安とか上海のがよっぽど栄えてる気が…

で、結局玄武門駅あたりに宿泊しました。ここらへん、美食街があるみたいな感じでしたが、再開発中でいまいちな感じでした(今はどうかは分からないです。)とりあえず南京はめっちゃさびれてるというか人が少ないです。

観光・食事とか

上海

上海は実際全然観光してないのであまり参考にはなりませんが…

豫園とそのまわりの市場はお勧めです。豫園近辺のお土産屋さんは割と高いし値切りもあんま応じてくれないですが、その周りにある小屋だったりちょっと汚い商店みたいなところだとかなり安くいろいろなものが手に入ります。ここで買ったのかどうかは知らないですが、東京がACLで使っていたアヒルのジョニー、音階めちゃくちゃな鍵盤ハーモニカもどき、中華鍋などは全部ここに行けば買えます。個人的におススメのお土産は右から見ると蒋介石、左から見ると毛沢東が見える共産主義感満載の3D下敷きです!

ちなみに、衣服とかはめちゃくちゃ値引けますね。ちゃっちい布でできた太極拳用の服も500元→70元とかで買いましたし、基本的に自分の「これくらいなら買うな」って値段を電卓とかで見せるのがいいかな、と。値切りすぎるとガチ喧嘩に発展したりもするのでご注意を。

あとご飯は、上海佳家汤包・小杨生煎馆がダントツでおススメです。目と鼻の先にこの2店舗があるので上海に行った際にはぜひ。

南京

個人的には無料だし南京大虐殺紀念館に行ってほしいです。僕は思いっきり理系なんで歴史とかそんなにやってこなかったので南京大虐殺に関する両政府の言い分の齟齬とかはよく分からないまま言ったわけですが、いろいろと衝撃的でした。

ただ「日本は悪」というイメージを植え付けるためにやっているというわけではなく、「人種関係なくこういった事件があったことを後世に伝え、もうこのようなことがないようにしましょうね~」というメッセージ性が強かったので不快感みたいなのはなかったです。日本よりの展示だったり、ほぼすべての展示物に日本語による説明があって感心しました。

南京行ったときは3個下の高校生の後輩を連れて行ったのですが、「もっと歴史勉強しなきゃなーと思いました」って高1の子に言わせるくらいインパクトの強いところです。

kerompa-tokyo.hatenablog.com

それ以外は南京あんま何にもなかったなー…笑

 

まあこんな感じですかね~。個人的には日本勢にはぜひとも上に行ってほしいので、もろもろの不安なんて押しのけて中国までたくさんの人が応援に行って後押しをしてほしいなと思う限りです。ACLアウェイ楽しいですよ!!