備忘録

書きたいことや思ったことの殴り書き。

CULTURE NIGHTとかいう神イベント

コペンハーゲンでは年に一回、10月ごろにCULTURE NIGHTという何とも堅苦しい名前のイベントが行われています。

堅苦しい名前ですが、要するに企業・団体による文化祭です。こういうとがぜん興味がわくことでしょう。というかどこの国でも文化祭は文化祭なんですね。

で、このイベントが結論から言うと非常に良かったので紹介しておこうと思います。まじでコペンハーゲンにおいて一番良いイベントなんじゃないか。

Kulturnatten

プログラム自体は本当にいろいろあります。このプログラムに参加するにはカルチャーパスというのを95クローナ(1800円くらい)を購入する必要があって、これを持っていると

①ほぼ全てのイベントに無料で参加できる

コペンハーゲンとその都市圏の交通機関が17時から翌日5時まで無料で乗れる

というメリットが。

①については、場所によっては予約が必要だったりします。ローゼンボー城のナイトツアーだったりはこの日しかやっていないためかなり人気だそうで。

 

回った場所を例として挙げてみたいと思います。

オペラハウス

オペラハウスはニューハウンの向かい側にある建物で、全面ガラス張りなのが特徴。コンセプトは内と外の融和だそうで。そういう建物がコペンハーゲンには多い。

カルチャーナイトの日に何ができるかというと、オペラの特別公演の鑑賞が無料で出来たり、特別に内部見学ツアーに参加できたりします。今回は後者の内部見学を行いました。

小道具をしまっている部屋や、実際の舞台と同じスケールのリハーサル室など、普段見れない場所を見れて満足。

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小道具を置いたりしてる倉庫

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コペンハーゲン動物園

夜の動物園って響きだけですごいテンション上がります。ただホームページ上にも一切の詳細の記載がなかったので、何やってるのかわからないまま動物園へ。

オペラハウスから動物園へは、水上バスでニューハウンまで出てそこから地下鉄、バスと乗り継いで行くことができます。コペンハーゲンにしては珍しく乗り換えが多い。

普段は180クローナもかかる入場料がこの日は無料。

入ってみると、ごくごく普通に真っ暗な中展示されていました。真っ暗な中で動き回る夜行性の動物や影だけ見えるトラやライオン、ホッキョクグマなどはかなり見ごたえありました。そのほかにも熱帯園やキリン、カバなどとにかく盛り沢山。

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トラ。

昼行性の動物は寝てるし、夜行性の動物は活発に動いてるし、ということで普段は見れない動物の姿が見れてとても面白かったです。これは大当たり。

カールスバーグ工場

デンマーク一のビール会社ことカールスバーグは、コペンハーゲン南部に強大な帝国のような感じで工場とかを集めています。駅の名前もカールスバーグ

それはさておきカールスバーグの工場へと行ってみたものの、ショップが夜遅くなのにも関わらずやっている以外はそこまで何もなかったです。目玉であるフリービールは一瞬でなくなったそうで。ただビール博物館は動物園同様に入場無料でした。ありがたい。

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世界中のいろんな銘柄が飾ってあるビール博物館

ブラックダイヤモンド

動物園に2時間以上いたため、なんだかんだカールスバーグを見終えたあたりですでに23時半。ほとんどのイベントは24時に終わるので、なにか見ようということで、急いでライトアップを見にブラックダイヤモンドへ。

ミラーボールが回ってるだけでこんなに綺麗なのかーってびっくりしました。正しくブラックダイヤモンドと言いたくなるような感じ。

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24時以降

24時以降、イベントはほとんど終わると言いましたが、カルチャーパスの有効期限は5時まで。しかもありがたいことにコペンハーゲン交通機関は24時間運行です。

せっかくだし、ということで行けるところまで行ってみようじゃないかということになりました。完全に正しい使い方ではないものの、問題はないです。

copenhagen area zone map

このマップ上のエリアまでは行ける、といった感じです。空港側だとそんなに先まで行けないので、折角なら西側の全く聞いたことないところに行ってみよう、ということで目指したのはBorup。完全に語感の良さで選んでます。

午前1時にコペンハーゲンを出て2時頃にBorupへ。しかしここで、乗り継ぎのバスが1分後or2時間後という衝撃の事実に気づいた我々は、2時間も絶対やることないだろ、ということでバスにかけ乗り1分でBorupをあとにしたのでした、、

バスが向かう先はOlbyという海沿いの都市。ここまでたどり着ければあとはS-togがコペンハーゲンまで運んでいってくれます。

Olbyももちろん何一つ店がやっていなかったので、突発的な腹痛に耐えながら椅子に座って待つのみでした。結局BorupでもOlbyでも何一つ成果は得られなかったです。そういうこともありますね。

まあ普通に考えてこの国で深夜に田舎に行くのは得策じゃあないです。寒いだけですね。

 

とはいえカルチャーナイト自体はこれ以外にもめちゃくちゃいっぱいイベントがあるので、この時期にコペンハーゲンにいる人は是非参加してみてください!

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