日本代表としてのロシアW杯はここロストフで幕を閉じたわけで、個人としてのW杯を振り返ってみたいと思います
原口、乾のゴールが決まった後の狂喜乱舞はサッカー観戦の醍醐味だなって思うし、あの瞬間は歴史が変わる瞬間が見れるかもしれないって本当に期待したし、ロスタイムに決まった瞬間の向こう側のゴール裏の狂喜乱舞も脳裏に焼き付いてます。
感覚としては2016年ACL決勝トーナメント1回戦のアウェイ上海上港戦と近いなあって。
不思議かな、涙が出てくるとかは全くなくて、「ああ、負けてしまったんだ」ってスッと入ってくるんですね。悔しいような、悲しいような、虚無感のような、それでいて少しの前向きな感情も混ざっている不思議な感じ。
そんでもってこの感情は「四年後絶対に晴らそう」という感情に昇華しつつあります。W杯が人生狂わす、ってのが少し理解出来たかもしれない。「次のW杯順調に行ったら新卒1年目じゃんどうしよ」って考えてしまってるし…
まあ試合のことはこの辺にして、ロシア旅行をぼちぼち振り返って行こうかと。
旅の行程
まずはこの旅の行程。今大会は都市間の鉄道移動が無料ということで積極的にこれを使って行った結果身体と精神が破滅寸前まで行きました。
実に3泊13日。
いやまじできつい。陸路移動総距離6100キロ。移動時間120時間。新幹線みたいなのならいいけど速さ中央特快くらいですからね。中央特快で東京からインドの首都デリーに行くようなもん。最後の方は「21時間余裕じゃん?」みたいな感じで感覚バグってた。
多分周りにはもっと鉄道猛者がいるのだろうなとは思うけれど。
まあただこれのおかげでだいぶお金は節約できたなと。車内だと必然的に使うお金は減るし、ご飯も質素なものになるし。
車内の感じはまちまちで、こんな感じの冷房なしシャワーなしの木製の内装やら、
冷房ついてるこんな感じの車両まで。
肌感覚的に今は前者の木製のは圧倒的にレアなのかなと
しかしまあ一生分くらいの寝台列車に乗った気がする。もうしばらく乗りたくない。これからロストフ→モスクワの21時間の旅が待っているわけですが…
ロシアの印象
街並みとかはすごい印象通りというか、東欧と中国混ぜて割った感じだなーって思いました。
あとはデカい像がそこら中にあったり、鎌とハンマーがいたるところにあったりして、意外とソ連の雰囲気はまだまだ残ってるなあと。
ヴォルゴグラードのトラム
モスクワ・ヴェルニサージュ市場
一番びっくりしたのが人柄。第一印象は無愛想で英語も通じない、怒ってるような感じ。これは割と東欧でも同じような感じだったから想定内ではあった。で、その後感じたのは、みんなびっくりするくらい親切。向こうはロシア語しか喋れないし、こっちはスパシーバしか言えないくらいロシア語分からないんで正直言ってることの2割も読み取れてないんですが、みんなGoogle翻訳を使ったり、身振り手振りで色々教えてくれようとしたり。その心意気がすごく嬉しかったなーと思いました。
こんなことならもう少しお返しの品なにか持っていけばよかった、、
郊外のアパートメントから中心までどう移動しようか迷ってたら「乗りなよ」って言って送ってくれた若者2人
あとなぜだかロシアにはコイン収集家がめちゃくちゃ多いです。なんで10円玉とか5円玉たくさん持ってくと喜ばれそう。
観光についてはまあびっくりするくらい何もしてないです、ええ、、
赤の広場と、
ヨーロッパアジア境界線と、
ママエフくらい。本当にこれ以外ほとんどどこにも行ってない。
今回ロシアに滞在して、間違いなく「二度目のある国」だなって確信したんで、また機会があれば来たいなと。その時の都市間の移動は飛行機で…
そしてW杯、最高だった。普段東京を一緒に応援してる人や、リオ五輪に一緒に行った人などと応援する日本代表は最高だった。世界200国近くから選ばれた32カ国のうちの一つとしてピッチ上に日の丸が掲げられる瞬間も、国歌が流れる瞬間も、いろんな人から声かけられるのも全部最高だった。今回来れなかった人。騙されたと思って4年後カタールで集合しましょう。では!