備忘録

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トゥンベリさんのスピーチに思うこと

久しぶりに備忘録っぽいこと。

courrier.jp

このスピーチを聞いてもやもやしてる。

正確には、このスピーチに対して本人に批判が行ってるのを目にしてちょっともやもやしている。

個人的には高校生が社会問題に興味を持つことは別に不思議なことじゃないと思ってる。ごく当たり前のことだ、とまではいかなくても授業やニュースを通して興味関心を持つなんてことは中学生くらいになればある話だと思う。彼女が興味を持ったのはウィキペディアによると8歳らしいので本当だったらすげぇなって感じだけど、世の中にたまにいる天才や非常に聡明な人であればあながちあり得ないことでもないと思う。ちなみに北欧は全体的に環境問題への意識がかなり強いと思うので(オーガニックやら、食品の無駄をなくすとか)気候変動とかに意識が行きやすい環境ってのもあるとは思う。

実際自分が高校生の時はアフリカの貧困、砂漠化などにもっぱら興味を持っていた。

興味を持ったら次に行うのは調べる、情報を集める、といったことだと思うのだけれど、高校生においてはここが危ういと思う。高校生は普通論文なんて読まないだろうし、彼女がスピーチで挙げた具体的数値は個人的には環境団体からの入れ知恵もしくはネットで調べてそれっぽいものが出てきた、とかなんじゃなかろうかって思う。この危うさって誰しもが通る道だと思う。自分が高校の時に興味関心を持っていたアフリカの貧困についての考えを今思い返してみると浅いなって思うし、高校生の話を聞いててもそう思うことはたくさんある。今自分が持っている考えとかも年上のひとからすれば浅いな、中身がないな、って思われてしかるべきだとも。

そういった受け売りの知識を吟味して、自分の考えや疑問を追求する場として大学が存在していると思っているので、やっぱり彼女に対して「中身がない」「トンデモだ」っていう批判はちょっと酷じゃないかなぁと。彼女が本心から気候変動に興味があるのであれば大学で色んな事に気づくんじゃないかなって。

ただその前に彼女が潰されてしまいそうなのが心配、というか気の毒というか。

彼女が始めた学校ストライキや未来のための金曜日の運動が広まって関心が気候変動に対する意識が高まっていくことは良いことだし彼女が望んでいたことかもしれないけれど、それによって結果として彼女が有名になり、知名度が上がる。そうなると当然利用しようとしてくる人間も出てくるしああやって国連の場でスピーチをする機会も出てきて、彼女自身が背負うものが、いち高校生が本来背負うもの以上に大きくなり、批判の声も大きくなる。結果として彼女が大人たちに潰されてしまう、なんていう皮肉な結果は見たくない。高校生がやっているからこそセンセーショナルなのかもしれないけれど、本当に気候変動に興味があって、食い止めたいと思っているのであれば敢えて運動に乗っからないのも一つの手なんじゃないかと。彼女が本当に気候変動に興味があろうと、大人に利用されているだけだろうと、現在進行形で起こっていることはどっちであろうとも正解じゃないと思う。そこが、自分が感じているもやもやの正体なのかなと。

 

自分も農業を専攻している以上、そしてアフリカ農業に興味がある以上気候変動とどう向き合っていくか、というのは大変重要なテーマだと思っているので、気候変動に興味がある若い人が周りの悪い大人たちによって潰されずにしっかりと自分の軸をもって健全に育ってくれればな、と願うばかり。