備忘録

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FCコペンハーゲンのアウェイゲームに行ってきた

こんな情報のどこに需要があるのかはともかく、ヨーロッパの試合におけるアウェイ側に入場して試合を見るには、の一例を書いておきます。

UEFAヨーロッパリーグ イスタンブール・バシャクシェヒル vs FCコペンハーゲンイスタンブールを見てきました。

 

AWAY CARDを手に入れる

まずコペンハーゲンのアウェイゲームを見るためにはこれが必須です。国内の試合ではこれを持っていないと入場できないそう。海外の試合だと(今回の場合はこれ)、まあ持ってなくても最悪入れるけれど、その場合はパスポートが必要になってきます。

意味合いとしてはセキュリティー対策で、出禁の人間とかを締め出すためのものだったりとか、といった感じです。スタジアムに入る手前のところでカードを係員の持っているスキャナーにスキャンすると顔写真がタブレットに出てきて、それと照合する感じ。今のところは生涯有効なようです。

他のクラブにもこういうシステムがあるのかどうかは知りませんが、とりあえずこれはFCコペンハーゲンがトラブル等を未然に防ぐためにやっている独自のシステムで、そのため係員もわざわざ専属の人をコペンハーゲンから連れてきているようでした。

 

発行はオンラインで完了でき、発行完了後は3か月以内にコペンハーゲンのスタジアムまで取りに行く必要があります。代理人が受け取ることは不可能なので日本在住者としてはここがネックではありますが、今回はコペンハーゲンに行く目的がいろいろあったので、イスタンブールに行く前の週末に寄ってゲット。

 

チケットを買う

チケットは基本的にはアウェイチームの管轄で売られているようで(つまりコペンハーゲンが管理している)、これもスタジアム併設のファンショップにて販売している、という感じでした。今回の場合チケットはたったの40kr(700円)。ラウンド16としてはあり得ないくらい安い価格ですが、元値が30リラ(500円)だったので手数料とか入れてもこんなもんでしょう。

これもAWAY CARDを手に入れた時に同時にゲットしました。ちなみにチケットの購入はAWAY CARDが必須になっていたので、ELではAWAY CARDがなくても入場できるものの自力でチケットを調達する場合にはこの時点で必須になってきます。

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後々聞いた話だと、他の人に複数枚買ってもらうことは可能らしい。

 

試合の待ち合わせ場所に行く

ACLのアウェイなどと同様で、試合会場への行き方などは開催地によってだいぶ変わるみたいで、自力で行ってもいい場合もあれば、クラブの用意したバスに乗らないといけない場合もあるようです。今回は後者で、指定の時間にある場所に集合して、そこから警察先導のバスに乗ってスタジアムまで向かう、という感じでした。

基本的にこれらのアナウンスはFCK Supporter Liaison Officerという、クラブとサポーターの橋渡し役をする組合のような人たちによって行われます。僕はその存在を試合前日まで知らなかったのですが、フォローしているFCコペンハーゲンのファンフォーラムに書き込みがあったのでそこで知りました。集合場所がパブというのがなんともデンマーク人らしい…笑

 

17時にパブに集合ということで、時間も余っていたので16時過ぎに行くとすでにデンマーク人が集結していました。コペンハーゲンを応援している日本人なんてほとんどいないのと、ちょくちょくファンフォーラムに投稿していたりしたので、ついた瞬間に「よく来たな!みんなが君のこと知ってるよ」と歓迎してくれ、ビールをおごってくれました。知らないうちに有名人になってたらしい。

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直前にUEFAがCL,ELを中止するという情報がメディアから流れてきて「試合やらないかもね」みたいな話をしながらとにかくみんなビールを浴びるように飲みます。

17時を過ぎてもバスが来ず、自分自身も不安だったので、Supporter Liaison Officerの人に「今日やるの?」と聞いたら「やるよ、バスがもうすぐ来るから待ってて」と言われたのでおとなしく待つことに。

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18時前になってようやくバスに乗り込むことに。ちなみにバスの集合場所はまさかのスルタン・アフメト広場だったので、他の人の注目をそれなりに集めていました。

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バスに乗り込んでスタジアムへ

バスの料金はその場で70リラ(1200円ほど)を払って乗車するシステム。100人強のサポーターが3台に分かれて乗ります。

乗ってから代金が足りないとかなんだとかで、追加で10リラ払ったりしたりなんやかんやで出発したのが19時頃。

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警察主導でバシャクシェヒルのスタジアムまで向かいます。警察主導にする意味ってあるの?と思いましたが、夕方のイスタンブールの郊外に向かう渋滞はひどく、警察主導で路肩を爆走することで試合に間に合わないという事態を防ぐ、といった感じだったように思われます。

スタジアム到着

スタジアムから200メートルくらいのところでバスから降ろされると、すぐさまIDのチェックがあります。自分はAWAY CARDを持っていたので、それを見せてすんなり突破。そのあとにもボディチェックがありましたが、荷物が全然なかったので何もチェックされずに「いっていいよ」とされました。

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そこからスタジアムに行くまでにチケットオフィスのようなものがあったのですが、それなりの割合でみんなそこのオフィスの裏で立ちしょんしてました。犬のマーキング的な意味合いなのか、単純に尿意が我慢できなかったのか…

スタジアムに近づくと第二の荷物検査があります。ここではそれなりに厳しくチェックされて、旗などを持っている場合は内容もチェックされました。ワールドカップとかと大体同じ要領です。

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そのあとに、チケットチェックがあります。チケットチェックは人力ではなくてゲートにあるスキャナーでスキャンして、OKだと中に入れる仕組み。中に入ると三度目のボディチェックが。ここが一番厳しくて、投げられるもの(コインなど)は諸共没収されます。とはいえこれは事前に通告されていたことだったので、トラブルもなくクリア。

バスがついてからここまで30分ほど。

キックオフ4時間前に集合したのにもかかわらず意外といい時間になるんだなぁと感じました。

いざスタンド内へ

予想以上に寒いので紅茶を売店で買って、スタンドへ。あらかじめネットとバリケードで区切られたアウェイゾーンの二階席のみの解放です。

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前評判だとバシャクシェヒルイスタンブールで一番人気のないチーム、ということだったし、スタジアムのファンの写真とかをみても正直しょぼいなと思っていたのですが、国内唯一の生き残りということで他のチームのファンも駆けつけており、またスタンドの一席一席にトルコ国旗が。まるでトルコ代表とやるかのような雰囲気。

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そしてそんな感じのチームなのにものすごい声圧で応援するし、こちらが応援をすればものすごいブーイングが飛んでくる。これはガラタサライの試合を見に行った時の雰囲気とさほど変わらず、トルコ人の熱気すげえな、って改めて思いました。

試合はぼんやりとしたまま0-0で終了かと思いきや、最後の最後にPKを決められて0-1。

コペンハーゲンの敗北が秒読みになると、1階スタンドにいた観客やバシャクシェヒルの下部組織の選手までが声を揃えて中指立てながら「Fuck you! Fuck you! Fuck you Copenhagen!」の大合唱。もちろん腹は立つのだけれど、しっかりサッカーの国らしく教育されてるなぁと感心しました。おとなしく見ているよりかはそれくらいのほうがいい、という個人的感想です。結果が逆だったらめっためたにあおってるわけですからね。

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試合後しばらくは待機

ACL中国アウェイなどと同じで、バスにすぐさま乗るのではなくホームのファンがある程度はけるまで待機。このときにグループのリーダー格の人としゃべったりして(意外とフレンドリーでした。)、時間をつぶすなど。

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あと10分と警察が言って、10分経っても全然動き出す気配もなく、「まだなの?」とリーダーが聞くと「あと5分」と言われ、苛立ったファンがACAB(All COPS Are Bastards)の歌を歌ったりしましたが、結局そこから5分後くらいに動き出してバスに乗り込み、後は帰るだけ。

帰りは渋滞もないので半分以下の時間でスルタン・アフメトまで戻ってきました。サポーターは各々散り散りになってしまったし、時間も24時とかだったので宿に帰ることに。トラムの時間が悪かったので、3キロほど歩いて帰ることにしました。

 

歩いていると途中でたまたまFCコペンハーゲンのファンの集団と鉢合わせたのでかるく会話をしてると、「これからバーに行くけど一緒に行く?」と。お酒飲めないし、眠いしつかれていたけど、せっかくの機会なのでついていくことに。結果として自分のホステルのすぐ近くのバーに行くことになったので良かったです。

着くや否や歓迎のカクテルショットとEFESの500mlをごちそうされ、いろんな話をして、「次はゴール裏で待ってるよ」「チケットとかビールとか、必要なものは全部揃えとくから」などありがたい言葉をいただきまくりでした。

強豪とはいえインターナショナルに人気なチームではないからこそ、これだけいろいろ親切にしてくれるんだろうなぁと思うとありがたい限り。

 

コロナウイルスでいろんなイベントが中止や無観客になっているなかで、こうやって好きなクラブの試合を見れたことは非常にラッキーだったな、と思います。そんでもって、アウェイゲームだったこともあり普段経験できないようなことを経験できたのもまた良かったです。人との出会いも含めて、忘れられない経験になりました。留学前にまたテリアパルケンに行きたいなぁ、と思うばかりです。

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