備忘録

旅行とか、それに関する情報とか、応援とか、留学とか、コペンハーゲン留学とか。学生中心として、遠征や旅行の手助けになれば幸いです。

日本脱出

まさか生きている間に、というかこんなに直近で「何日までに帰らないと国に帰れなくなるかも」みたいな状態になるとは思いませんでしたよね。

以上今日にいたるまでのドタバタ劇の顛末です。

 

1月20日 - ロックダウンの措置の強化の発表

1月中旬のこの時期になって、オランダでは第二次世界大戦以来の夜間外出禁止令が発令されました。日本と同じで元来法的に基本的人権を制限することが出来なかったので実は3月の時も外出禁止令は出ていなかったわけですが、12月の屋内マスク義務化に次いでついに、という感じです。

この時点で大使館から来たメールを抜粋すると、

ウ 入国禁止の例外リストの見直し
○政府は、EU域外の国から渡航する旅行者に対する入国禁止の例外リストを見直すことを決定した。これにより、ビジネスを目的とした渡航者、学生、高度なスキルを有する移民、文化・クリエイティブセクターの専門家、短期滞在を目的とする遠距離恋愛者等はオランダへの入国が禁止される。

という感じだったので、あれ、これ学生だけど大丈夫?ってなったわけですが原文読むとおそらく学生というのも短期滞在を目的とする学生であり、居住者はその限りではないとのことを駐日オランダ大使館のほうからメールをもらって安堵。

このあたりでハイリスク国からの渡航者の検査が厳しくなったわけですが、日本はローリスク国で、感染者は増えつつあると言いつつもほどほどだったんでまだ問題ないだろって思っていました。12月に除外されたウルグアイの除外時点での人口当たり感染者数を基準にすると、日本も1万人を越えなければ大丈夫なのでは?となっていました。

オンラインで受けていた授業のテストが29日にあって、そこから2週間は休みだったので、この時点では2月11日に帰る予定でした。

 

1月27日 - EUの入域許可国リストから日本除外のリーク

このあたりから雲行きが怪しくなってきます。

www.bloomberg.co.jp

正直、入国の難易度はこの入域許可国リストに入ってるか否かで天地の差です。このあたりで、日本が除外されるとどうなるか、を調べ出すことに。日本大使館からのメールによると、

3 必要となる書類
 陰性証明の取得が必要となる場合、以下の書類を取得・提示する必要がある。
(1)オランダへの到着前72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果(紙またはデジタル)
(詳細は12月24日(木)付けの関連メール( https://www.nl.emb-japan.go.jp/files/100130776.pdf )をご確認ください。)
(2)(1月23日(土)以降、)搭乗前4時間以内に受けた迅速検査の陰性結果(紙またはデジタル)
(3)自身の署名の入った陰性結果に関する誓約書(EU・シェンゲン域外から渡航する場合)(詳細は上記の関連メールをご確認ください。)
(4)健康申告書

とのことで、とりあえず72時間以内のPCR検査と、搭乗前4時間以内の迅速検査が必要、ということに。とはいえ成田空港にもPCRセンターあるし最速2時間で結果出るって書いてあるし、迅速検査にあたる抗原テストもどうせ行けるだろー、と高をくくっていました。とはいえとりあえず検査条件を満たせるかどうかをPCRセンターに連絡して確認することに。

ちなみにこの日はリークが出たとはいえEUからの正式発表はありませんでした。

1月28日 - 焦りだす

朝起きると、PCRセンターからメールが来ていました。

こちらの現状では検査をしてから結果のお渡しまで最短4時間ほどいただいております。
搭乗4時間前の検査は厳しいかと思います。
また、こちらでは抗原検査とLAMP法はやっておりません。
real time RT-PCR法と中国向けのIgM検査のみとなっております。
まじかよPCRセンター。PCRセンターの名前に偽りはないとはいえ。この辺で徐々に「あれ、これってまずいんじゃない?」となってきました。調べていくと分かるんですが、
LAMP検査法or抗原テストを受けられる医療機関
②海外渡航目的(=無症状・濃厚接触判定なし)
③4時間以内の検査(直行便が11時半なので9時半には結果をもって空港に居たい)
④陰性証明書を発行してくれる
の4つを満たす医療機関がほぼ日本にはないのです。厚労省のホームページで調べたりしても、そもそも抗原検査をちゃんとやってる医療機関なんて数えるほど。かなり入念に調べた結果ほぼ無理との結論に。
そうなってくると、飛行機の日程を早めるとかいろんな選択肢が必然的に出てきます。

パッと思いついたのは、安全な国への移動、抗原検査を受けれる国への入国、新ルールが適用される前の帰国、です。

そしてこの日の夜にEUによる除外のアナウンスが正式にありました。

29日 - 試験と決断

そもそも試験がなかったらたぶん28日の時点で帰ってたと思うんですけど、この日に試験があったこともあって試験が終わってからの帰国以外ありえない、という感じになっていました。

ニュースなどによると、EUの入域許可国リストからの除外がそのままEU諸国に適用されるのではなく、それを受けて各国が承認するかどうかを決める(とはいえこのリストの更新は基本的に承認されます)という感じだったので、まず最初の問題は「オランダ政府がいつこれを更新するか」。これによって取る方針がだいぶ変わってきます。この日の朝起きた時点だとまだ更新されていなかったので、このまま更新されないでくれー、と祈りつつも、オランダ大使館だったりKLMだったりに連絡を入れるものの、返信はどれも「政府からの発表がない以上は大丈夫だけどいつ発表が来るかはわからない」とのこと。

29日の夜に試験が終わって、そのあとの直行便は日曜日31日が最短。金曜日中にアナウンスがなければ土日は休むだろうし月曜発令じゃないか?という見立てのもといろんな策を練ります。

一番簡単なのは発令される前に直行便を変更して帰ること。コロナ禍では直前でも便を無料でバウチャーに変更できることもあって、これがリスクは一番低く確実に帰れる方法です。

あとは、この時点では安全な国からハイリスク国を経由してオランダに行く場合でも陰性証明書はいらないとのことでした。なので、土曜日に出る経由便で帰る、などです。ただ怖いのが途中でポリシーが変わることと、荷造りなどの準備の時間が全くないこと。あとはそもそも直前に便を予約しないとだしで余計な出費とかもかかります。まあただある程度確実に帰れそうかな?といった感じ。

最後の手段は、第3国で抗原検査を受けるという方法。これなら今のところいつ発令されても問題ない、というある意味一番確実な方法です。日本から第3国に入国さえできれば、そこからオランダまでは抗原検査を受ければ行けるので。年末に旅行好きの友達と話してた時に「トルコの渡航者への緩さは異常」という話を聞いてみたので調べてみると、たしかに陰性証明書1枚で隔離もなく入国できるということで、トルコにとりあえず入ってから迅速検査を受けることも可能。まあ万一迅速検査で陽性になっちゃったり、トルコに飛んでいる間にオランダのポリシーが変わってトルコからの入国がダメ、とかってなっちゃうとトルコでしばらく滞在することになってしまうわけなんですけどそれはそれで面白い。デング熱・入国拒否・航空会社倒産等数々のトラブルを経験してると多少のトラブルには血が騒いでしまいます。

とはいえ新規航空券+PCR+迅速検査代でめちゃくちゃお金がかかるんでこれは避けたいところ。

 

そうこうしていると、夕方あたりにオランダ大使館からメールが来ます。

*まだ発表されていませんが、恐らく2月2日からルールが変更されますので、その以前のフライトのためにはPCR・速抗原検査は必要ではありません。*

オランダ政府管轄の大使館からのメールは信憑性高い。というわけで、2月1日の便であればきっと帰れるはず…!確実なのは1月31日だけれど、気持ち的にも荷造り的にも準備が間に合わなさそうなので2月1日に。

ということで、この時点で帰国を早めることに心を固めます。テスト終わってから2月11日までにやろうと思っていたことを矢継ぎ早に済ませて、会う予定だった人に連絡をいれて、などして正直テストどころじゃあなかったです。

 テストを終えて、万が一2月1日時点で乗れなかった場合に備えて飛行機のキャンセルポリシーを確認したうえで便の日付を変更。これでほぼ帰国が確実になります

 

土日は人と会ったり、足りないものを買い足したりしてたらあっという間に過ぎ、そしてこのタイミングで政府から正式に2月2日からの適用がリリースされます。

 

2月1日 - 出発(いまここ)

というわけで出発です。前日は結局3時くらいまで寝れなかったんでめちゃくちゃ眠いですけど、成田エクスプレスで空港に向かっているところ。特急列車特有のあの匂いは旅するんだなーって気持ちにさせてくれますね。

1日早く出国した友達が何事もなく無事に入国できたとの情報を聞いたので、頼むから何事もなく入れてくれーという気持ちで書いています。

 

しかしほんと、この期に及んでこういう旅行トラブルがあるとも思ってなかったので焦りましたね…くわばらくわばら、というお気持ち。

ジャエル契約満了に寄せて

※2019年当時に書かれた文章です。

 

コパアメリカ、日本対ウルグアイが行われたポルト・アレグレ。そこでかつて、いや今もなお熱烈に愛されている青赤戦士がいます。そう、背番号16、ジャエル選手です。彼は2017年からの2年間をポルト・アレグレをホームタウンとする名門・グレミオで過ごし、サポーターから絶大な支持を得ました。
現在怪我で苦しんでいることもあって、プレーよりも「マテ茶」「クルエウポーズ(※)」のイメージが先行している方も多いでしょう。そんなジャエル選手が愛されていた都市で今回ウルグアイ戦が行われるということで、筆者はジャエル選手のフラッグと共に飛び立ったのでした。

ブラジル南部の街、ポルト・アレグレ。日本の対戦相手であるウルグアイからこの街までは、車を6時間も走らせれば着いてしまう。そのため試合当日の街はウルグアイ人でごった返していた。
ウルグアイ戦の行われるのはグレミオのホームスタジアム。タクシーでスタジアムへ向かうと、スタジアムに近づくにつれて明らかに街並みの雰囲気が怪しくなる。スタジアムの周りの治安が良くないのはブラジルではよくある事だが、いざそういう地区へ来るとやはり尻込みする。タクシーの運転手はそんな地区で僕をおろした。降りてすぐそばのところにグレミオのエンブレムがでかでかと描かれた建物があり、そこには多くのグレミオファンが集まっていたので行ってみると、視線はやはりこちらに集まる。ブラジル人もウルグアイ人も物珍しそうにこちらを見てくるが、こちらが伝えたいのは「ジャエル、俺たちのチームで頑張ってるぞ」ということ。すかさずジャエル選手のフラッグを出すとドスの効いた歓声とともにジャエルコールが始まり、「何事か」と思った周りのグレミオファンも集まってきて写真撮影大会が始まった。「日本から来たのか?」「ジャエルは頑張ってるか?」「ジャエルにSNSで写真送っといたぞ」と矢継ぎ早に言われたと思えば「こっちに来い!」とグレミオ一色の建物の中に連れられてまた写真撮影。
グレミオの熱狂的なファンは危ないから気をつけて」といった話もあったけれど、この時点ではすでに人種も言語も関係なく、ジャエル選手という接点のみで信頼が生まれていた。
この「ジャエルフィーバー」はスタジアムに入った後も続き、噂を聞きつけてきたグレミオファンが「ジャエルのフラッグ見せて!」と僕のところへ来たりしていた。
試合後も、帰りの道中でもジャエル選手を通した交流は続いたし、翌日「君のフラッグをネットで見たよ!」などと声をかけられたりもした。ジャエル選手のおかげでポルト・アレグレの滞在は忘れられない思い出になったし僕としてはジャエル選手に感謝してもしきれなかった。それと同時に、これほどまでに愛されていた選手が東京にいるのだから、東京でも同じくらい愛される選手になって欲しいし、できる限りのサポートしたいとも思った。

ポルト・アレグレから東京へと帰っている道中、どうやらジャエル選手が意味深な呟きをツイッターでしていたとの話を聞いて、ツイッターをのぞいてみると「ジャエルはホームシックだ」「監督に怒られた」「東京から移籍するかも」といろんな推測が飛び交っていた。ジャエル選手一色な日々をポルト・アレグレで過ごしていた分、この一報を聞いて気が気じゃなくなった。
帰国当日、都内で用事があったがなかなか手につかない。どうせ手につかないなら小平グラウンドに行って直接ジャエル選手に会って来ようと。ジャエル選手がいるかどうかも、ファンサービスがあるかどうかも不明だったが、賭けだ。行くしかない。
小平グラウンドに着くと、そこにはジャエル選手の姿が確かにあり、かなり楽しそうにしていてホッとした。ジャエル選手と目が合った際に「信じてるよ!」とポルトガル語で言ったら、シャワーなどのアフターケアそっちのけで来てくれて、「本当にありがとう」と言ってがっちり握手。
ジャエル選手の心中は分からないものの自分の思いの丈を必死に伝えようと思って「怪我が早く治ってゴール決めてくれることを信じてるし、東京ファンもグレミオファンと同じくらいあなたのことを応援してる。今は怪我もあって辛いかもしれないし、異国での生活がどれだけ難しいかも分かるけど、いつも応援してるから」と伝えたらまた「本当にありがとう」と。ついでにポルト・アレグレに行って旗持っていったことを伝えると、「おー君かー!!知ってる知ってる!」と言われ、とても嬉しそうにしていた。最後にジャエル選手に「スマホ貸して」と言われたので渡すと、写真を一緒に撮ってくれた。
この数日間は本当にジャエル選手を好きになるには十分過ぎたし、グレミオファンに愛される理由もわかった気がした。そして東京が苦しい時に彼は救世主になってくれる、そう確信した。現在J1優勝争いの主役にいるFC東京には彼のような存在が絶対に必要な瞬間が来るはず。シーズン終了後、グレミオファンと同じくらいの特大の愛が東京ファンから彼に注がれ、FC東京の歴史に彼の名が刻まれて欲しい。

コロナ禍における留学生活について

こんにちは。6ピリオド中2ピリオド目が先週末で終了し、2週間のクリスマス休暇に入りました。

8月から始まった留学生活もようやっと4か月、最初の2か月は非常に長く感じて、そこからの2か月はかなり一瞬でした。

コロナ禍における留学生活が、普通の留学生活とはだいぶ異なるもので、なかなかそういう経験をしている人も少ないと思うので記しておこうと思います。来年度の留学を考えている人にとって参考になれば、と思います。

学校生活について

一番きになる学校生活の話。どんな授業を取っていたかとか、どれくらい大変だったか、とかはまあいつか書くとして、主にコロナ関連で例年と異なっていたであろうことを書いていきます。

授業ってどんなかんじなの?

授業は基本的にオンラインです。教育機会はロックダウンの直前までは今まで通り確保しようというオランダ政府の方針と、感染対策をしつつも学生の教育の質は出来るだけ保持し、魅力的な授業をしようという弊大学の方針もあって、先日発表されたロックダウンまでは一応講義をキャンパスでやったりもしていたのですが、それでも大学に行くのは多くて週に2日ほどでした。

理由としては、コロナ理由で大学に来たくない生徒、来れない生徒がいたり、座席間隔を1.5m開けないといけないためキャパシティが制限されるので、仮にキャンパスでの授業が可能だとしても同時にオンラインの準備もしないといけない、という事情があったりします。先生もオンラインと対面のどちらも気にしながら講義をするのは大変そうで、講義は完全オンラインのほうがスムーズにいくことが多かったです

 

オンライン授業は、大体Teams, Zoomなどのオンラインミーティングツールを使って行われて、授業の形態としては、講義・グループワーク・ディスカッションもある、という感じで、それなりにアクティブな参加を求められる授業が多かったです。

相手の顔を画面で見つつ、ノートを取りつつ、資料を見つつ、みたいなことをノートパソコン一台でやるとなかなかに疲れるのと非効率的だなぁって感じたので、来学期はモニターとかを買ってもう少し作業の質を上げられたら、と感じてます。

授業のクオリティは?

個人的にはおおむね満足しています。少なくとも対面で受けてた日本の授業より面白い、って思うことはたくさんあるし、オンラインだからクオリティが下がるということはそこまでないのかな、と思いました(講義においては特に)

日常生活について

友達ってできるの?

自分自身の問題もあるにせよ、普通の留学生活に比べたら格段と出来づらい環境にあると思います。まず、パーティーとかそういった大人数での集まりのようなものが政府によって禁止されているためほぼないこと、これが一番大きいです。留学生活で友達を作るってなったら、結構友達の友達、みたいな人とパーティーとかで会って仲良くなったりするのが多かったりするものの、一度の会合が4人まで、とかになるとそれがほとんどできなくて、友達は必然的に出来にくくなるかなぁ、と。9月上旬くらいまではまだそういう集まりが出来たので、それまでにもっと交友関係を広げておくべきだったかも、とも思ったりはしました。まあ後の祭りですね。

とはいえ、人に会う機会が全くないのか?というとそういうわけでもなくて、1か月に1回くらいは新しい友達が出来たりとか、グループワークから仲良くなったりとか、ゆるーく交友関係は広がっている気もします。なので、積極的に探そうとすれば意外と友達は出来るのでは、と思います。自分の場合は基本的には独りでも大丈夫な人なので、自分から友達を探しに行こうとはしなかったため友達の絶対数は少ないですが、3日に1回くらいは誰かしらと会ってご飯食べたり勉強したりはしてました。

暇な時間にすること

授業は大体朝から始まって夕方15-17時の間には終わります。24時くらいに大体寝るので、授業後に課題とか予習をこなしても結構暇な時間が多かったです。じゃあ暇な時間何をしていたか、というと、基本的には家でだらだらしてました。

これは住んでいた場所柄もあるんですが、いかんせん田舎なので外にいってもこれと言ってやることないんです。買い物をするにしても、基本的には生活必需品しかそろわないし、嗜好品とか趣味に使えそうなものとかを買おうとすると大体オンラインショッピングになってくるので家から出ません。

オランダ語クラスとかそういった課外活動とかもあるんですが、家で一日授業を受けた後に寒い中自転車を15分漕いでキャンパスまで行くのが面倒くさくなって途中でギブアップしました。集団でやるスポーツも禁止されているので玉蹴りもできず…

結局、YoutubeとかNetflixとかで動画を見たりとか、筋トレしたり、凝った料理を作ってみたりとか、だいたいそんな感じでした。晴れた日はすこしサイクリングに行く、くらいですかね。

授業で外に出てたら、その流れで何かしたりとか、そういうのもあるんでしょうけど、基本的に生活が家で完結するので、そうなるといよいよ家から出るのめんどくさいなーってなっていました。

休日やることは?

休日は友達とご飯を食べる・次の週の授業の予習だったり、前の週にやり残したことをやったり、ってのがメインでした。

土曜日に広場にて市場が開催されていたので、そこで鮮魚を適当に買って捌いて身は刺身に、残りはあら汁にしてよく食べてました。それ本当に刺身で食べれるの?とは聞かれますが、見た目と匂いが問題なくて、アニサキスなどの寄生虫の有無を大まかに確認したうえで食べてはいるので今のところ大丈夫です。本当に大丈夫かどうかは知らん。

あとは、後半(11-12月)は一人でオランダの都市に行って買い物とかしたりしてました。レストランは閉まっているので、基本は昼ご飯を食べてから夜ご飯まで、とかの小旅行。買い物して、コーヒー飲んで街歩き、的な感じでアムステルダムだったりユトレヒトだったりに行ったりしてました。住んでる場所が田舎&留学生多めなせいであんまりヨーロッパに住んでいるという実感がわかないので、大都市に行くとリフレッシュにもなるし良かったです。まあコロナ的にはホットスポットなわけですが…

旅行って出来るの?

海外留学、特にヨーロッパ留学の利点の一つは海外旅行だと思っています。ヨーロッパは長距離バスも国際線もびっくりするくらい安いので、週末にパッといろんな国に行けるのが経験としてもすごくいいことだと思っています。

が、今の状況だとまあほぼできないです。厳密にはポルトガルとかいける国もあったりするのですが、制約が多くてそれを把握するのが大変なこと、日々状況が変わること、政府としてはOKでも航空会社がローカルルールを強いているなど、いろんなリスクがあってそれらを色々調べてまで行く余裕が今のところはないかな、といった感じです。まあオランダ政府も「3月までの旅行の予約はするな」と強く念押ししているような状態なので、しばらくはオランダ国内でひっそり生活することになりそうです。

健康面の話

主にメンタル面の話です。自分の話と周りの人の話を踏まえて考えると、結構メンタルはやられる場合が多いと思います。

慣れていない環境・文化のなかで違う言語を使って生活・勉強をしないといけない、というだけでもまあまあなストレスなのに、それに加えてコロナによって家にいる時間・一人でいる時間が増えるわけで、結構しんどいです。あとは、先が見えない不安もあって、旅行をしようかな、と思っても状況が読めずになかなかできなかったり、自分の場合だとインターンを国外でやる予定だったのですが、それもコロナの影響があって白紙の状態に。先が見えない中で、代わり映えのない毎日を過ごしていくというのはなかなかきついものがあって、心のリフレッシュなどもなかなかうまくできなかったりで、これに関しては結構ずっと苦労してました。メンタル面の波はかなり激しかったです。

とはいえ何とかしないといけないので、基本的には先のことを意図的にあんまり考えないようにすること、期待しないようにすることでメンタルをなんとか保っていました。ちょっと悲しい気もするけど、まあ仕方ないです。メンタルコントロールは大事。

コロナ禍留学のメリット・デメリット

オンライン授業の功名

弊大学のオンライン授業は基本的に録画されてました。個人的にはこれがめっちゃくちゃありがたかったです。あまり触れたことのない分野の授業とかだとなかなか分からない内容とかもあったり、ノートをとるスピードが追い付かなかったりすることもあるのですが、そういった時にあとから見返せるようになってるのは本当にありがたいです。あとはその時分かっても時がたつにつれて忘れちゃったところとかを復習するときにも便利。コロナ禍が収まってもこれは続けてほしいなぁと思いました。あとは録画されてるおかげでリアルタイムで見なくてもよかったりはするので、そういう意味でも融通は利きますね。

授業参加の難しさ

オンライン授業は講義に関しては非常にいいと思うものの、やっぱりディスカッションとかグループワークは難しいなぁって思います。自分個人の問題もあるものの、直接顔が見えないと向こうが何を考えているかも分からないし、沈黙の中で発言したりするのはなかなか精神的に疲れたりも。

特にグループワークだと、みんなバックグラウンドが違う中でとくに仲を深めたりとかすることもなく始まっていくので、すれ違いが非常に多いというか、とにかく大変なことが多かったです。画面越しだと表情も不愛想に見えたりもするしで、結構ストレスはたまるもんだなと。

経験の損失 

自分はこの大学院に進学した理由の9割以上が勉強面で、やりたい勉強をするにはここしかない、とおもって来たのであまりこれに関しては後悔していないですが、客観的にみると結構大きな点かなと思うので書いておきます。

どういうことか端的に言うと、ほぼほぼ授業がオンラインなため、オランダにいる意味もあんまりない、ということです。実際母国で授業を受けてる留学生もそれなりに居ますし、これ別に日本に居ながら受けてもいいよなって思うことは時々ありました。

先に述べた旅行とか、オランダの文化を知るとか、新しい人と出会うとか、そういった側面がかなり制限されてしまうのは人によっては大きな損失かな、と。

 

まとめ

コロナ禍の留学は、勉強面が主目的なのであればある程度は満足のではないかな、と思います。逆に、留学における付加価値を重視したい場合(文化、友人関係、旅行、課外活動等々)だと、今留学すると後悔することもあるのではないかなぁという感じはします。

勉強面で満足感が得られたとしても、普段なら出来ることが出来ない、ということはたくさんあるので、やっぱりマイナス面は大きいかなと思います。自分の場合は学部を卒業して、ここで留学しないという選択を取ると次留学できるのがいつかも分からないし仕事もあるわけでもない、という後がない状態だったので、多少の不自由も仕方ないって思えてますが、仮に社会人だったらまた違った感想を持ったんじゃないかなぁと思います。

一長一短だとは思いますが、自分の留学生活にとって何が大事なのかを考えるのがコロナ禍においては大事なのかな、と思いました。

ルヴァンカップ決勝によせてーペーニャ・ネーデルラント爆誕

こんにちは。

授業も始まってもう今週からテストウィークと課題が大詰め。ここまでの授業も割と忙しいわ、英語の授業で集中力を要するわ、オンライン形式の授業やグループワークに慣れないわ、コロナがひどくなってきてるわ、でだいぶ心もすり減ってきているわけですが、そんななかでFC東京ルヴァンカップ勝戦に進んだというのは個人的には非常に喜ばしいニュース。

タイトルマッチは2012年の天皇杯勝戦以来8年ぶり(去年の最終節は入れないとして)、国内リーグカップ戦決勝は11年ぶり。

とにもかくにもタイトルマッチ、めちゃくちゃ楽しかったなぁって思うので、行けるファンの皆さんがうらやましい限りです。

実をいうと、コロナがひどくなって授業がオンラインになったら帰国する予定でして、2週間隔離を経て満を持して新国立に行こうかとは思っていたのですが、授業の日程が発表されてどうやら普通に授業があるらしく、妄想は妄想のまま儚く散りそうです。

でも、せっかく約10年ぶりの決勝に進んだのに、何もせずにテレビ越しに指くわえてみるのなんて、くそつまんないな、と。どう頑張っても見に行けないのは仕方ないとして、傍観してるのだけはなんかいやだなあって。

平常時だったらオランダの一番目立つランドマークに横断幕でも持って行ったりとか、ヨーロッパ在住の東京サポーターで集まってどこかで応援するとか、いろいろ考えられるんですけどもコロナでそういうわけにもいかない。テスト勉強の合間になんかできないかなぁって考えた結果、とりあえずオランダからも応援してるもの好きがいるんだぞっていうアピールをしようという結論に自分の中で至りました。海外クラブだと、異国に住んでいるサポーターの集まりとかって結構あって、なんかいいなって思ったので、とりあえずはステッカーとマフラーと旗でも作ろうと。

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FC東京のサポーターの集まりとしてよく使われるのがペーニャなのでオランダ語とかは使わずにペーニャ・ネーデルラントです。オランダ語にしちゃうとSupportersverenigingとかでくそ長い。

UIT Nederland met liefde!は「オランダから愛をこめて!」的な意味。

 

まあ思いっきり自己満ではあるんですけど、コロナで好き勝手できない時期だからこそ自己満でもなんでも楽しむ気持ちってのが大事だと思ってて。国立競技場に行っても今までのようにバカ騒ぎをするわけにはいかないし、声を出して応援もできない。そんな状態での決勝ってどうなるんだろうとも思ったりもしますけど、結局お祭りなのには変わりないんだし、楽しんだもの勝ちだと思います。なんもできないな、つまらないな、じゃなくて、この状況をどうやって楽しむか、を必死に考えるのもファイナリストにしか出来ない特権。チケットの枚数も限られていて現地で見れる人・見れない人も出てくると思いますけど、個人的にはどういう状況になったとしても、それを楽しもうとする姿勢を各々が見出すことが、楽しい楽しい新国立決勝につながるのではないかな、と思っております。

 

気が早くない?って考える方もいると思いますが、オランダからなんかやってやろうと考えるとそろそろ動かないと間に合わんということに気付いてしまった次第です。残り3週間、悦に浸っていきましょう。

大学での授業

授業が始まって2週間ほど、非常に充実した毎日を送っております。

ワーヘニンゲン大学での授業は、日本のそれとはまったく違うので、授業の違いについてちょっと書いてみようかなと。ちなみにまだ2週間しかやっていないですがめちゃくちゃ良いです。

 

ちなみにワーヘニンゲンなのか、ワーゲニンゲンなのか、ヴァーヘニンゲンなのかは諸説ありますが、英語読みするとワーゲニンゲン、オランダ語読みするとヴァーヘニンゲン、ただWの音がワに聞こえなくもないのでワーヘニンゲンでもまあ間違いはない、って感じかなと思います。

 

まず、1年で60単位取らないといけないのですが、1つの授業が基本的に6単位分なので、年間で60/6 =10個前後が限界という感じです。

1年が6ピリオドに分かれてて、1,2,5,6ピリオドが12単位、3,4ピリオドが6単位づつ取るような感じ。

で、各ピリオドごと午前、午後の授業に分かれている、という感じです(3,4ピリオドは短いため一日中)。

今は午前中が「2030年に持続可能な食糧生産を実現するにはどうすればいいのか?」を考える授業。午後は「作物学に関する実験を行う上での方法論」に関する授業。

日本だと1授業について大体90~105分/週って感じだったのが、ここでは10時間/週、って感じで当然ながらめちゃくちゃインテンシブ。でも、ずっと講義を受けているわけではないです。

午前の授業なら実際に持続可能な食糧生産を実現しようと働いている人にインタビューする授業があったり、現場で何が起きているのかのケーススタディーがあったり、グループを組んでそのグループで課題を設定して、最終週にプレゼンテーションをする、みたいな感じで日によってやることが違ってきます。

また、例えば持続可能っていっても、何に関して持続可能な食糧生産を目指すのか?とか、山積みの問題の中でどこに注目してどういう解決策があるのか?など、問題提起を先生がしつつそれについてみんなで考えていく、といった感じなのでとにかく学びが深いです。あと思考のプロセスとかも社会に出てから役に立ちそうだなーということばかり。

午後の授業も、あらかじめ組まれたフィールド実験を行いながら、自分で仮説を作って、それを証明するにはどうするべきか?などを理論と実践を交えつつ学んでいく授業。

こういう盛りだくさんな授業が出来るのは、Course coordinatorが何人もいるから、ってのはあるなぁと感じます。先生一人一人の負担が少ないというか。

受動的に講義を受けるだけじゃないので準備とかの面でも大変だけど、それでも学ぶことはすごい多いな、って思います。ちなみに日本の、実験は実験で、講義は講義で授業が分かれてるシステムをこっちの人に教えると大体びっくりされる。

実はこういうインテンシブな授業形式、デンマークでもそうだったので、慣れるのにはそんなに時間はかかっていないものの、デンマークは1ピリオドが長い分1ピリオドにつき3-4つの授業だったので、ワーヘニンゲンのほうがよりインテンシブ

 

学部生の頃の授業はそれはそれで面白かったし、最先端の農業に関する技術とかが勉強できたのは良かったなって思ったけど、学べば学ぶほど、まだまだ勉強不足だなと思ったし、このまま日本の大学の修士に行って、学会とか研究ベースの2年間を送っても、自分が将来やりたいことをやるための能力はつかないんじゃないか?って学部4年の時に悟ったというのもあってコースワーク主体のヨーロッパの大学に来たというのもあるので、今のところ思い通りの感じで本当に楽しいです(忙しいけど)

 

コロナ禍においては授業は基本的にオンライン。教室に入っていい人数が決まっていて、大体の授業は生徒の数>教室のキャパ、になってしまっているので講義はオンラインで行われることが多いです。まあBreakout sessionとか使ってそれなりに上手くやってるな、という感じではあるけれど、やっぱりキャンパスで授業は受けたいなぁという気持ちは少しあります。

ただ、少人数のグループワークだったり、先生との話し合いとか、実験とかでキャンパスにも行けるのでそれはありがたい。出来るだけ大学側としても最低週2はキャンパスにいけるように、という形で調整しているみたいで、キャンパスに行く機会があるのはありがたいものの、それのせいで毎日のようにスケジュールが変更になるのは疲れるな、と。一長一短ですね。

 

とはいえ、本当に充実しているし、修士で研究メインではなくてもっと勉強して知識を深めたい、というひとには本当におすすめできるなぁと思いました。ちなみにヨーロッパではワーヘニンゲンに限らずそういうコース体系の大学院が多いとおもうので、調べてみるといいかな、と思います!

日本とデンマークとオランダと

先日友達とテレビ電話をしてたら、ふと三鷹の街並みが背景に映って、「うわー、日本だ、いいなー」と素直に思ってしまった。

日本の景色を見て、改めて自分がオランダにいる、ということを再認識すると同時に慣れ親しんだ風景がここにはない、ということも認識する、みたいな。

日本が恋しいか、と言われると今はそうではないと思う。もちろん日本に帰れば友達も慣れ親しんだ場所もあるんだけれど、今のところオランダが良い場所なこともあって帰りたいみたいな感情は全く湧いてこない。

 

コペンハーゲンの時もそうだし、何なら旅に出た時もそうなんだけど、ふとした瞬間に一息ついて、自分の目の前に広がる景色を見て「今自分はこんなところにいるんだなぁ」と感じる瞬間がかなり好きで。自分の足で慣れ親しんだ場所を飛び出してみて、冒険に出てる!という感情が湧いてくるような。孤独というネガティブな感情もこの時はポジティブにさえ思えてくる。

なんてことない家からスーパーまでの道のりを自転車で行ってる最中に、そんなことを思ったり。

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ここオランダも自転車大国とだけあって、自転車用の道がそれなりに整備されている。大体の道には(一目ではわかりづらいけれど)車道の横に二輪専用道があるし、自転車専用の信号もある。

個人的な感想としては、コペンハーゲンのほうが整備されてるなって感じたけど、どうやらここら辺の意見は結構分かれるっぽい。オランダは道路の両脇に自転車専用道があって、大体は右側の車線を走らないといけない気がするのだけど、たまに逆走のような自転車を見る。これはコペンハーゲンではありえなかったこと。あとオランダではハンドサインを使っている人とそうでない人の割合が半々くらいだな、と。

まあ自転車に乗ってると、ここら辺の違いは単純に交通量の違いかな、という気がしてくる。デンマークというかコペンハーゲンは、自転車の交通量がけた違いに多いので、しっかりとした交通ルールを作らないと事故が絶対に起きる。それ故にルールもインフラもかなりしっかりと統一されている印象。自分が今住んでいる町は田舎なので、自転車の交通量自体が少ないから、そこら辺のルールが多少ルーズであっても事故につながる可能性は少ない。その結果、自転車に乗りやすいとも感じるかもしれないけど、ルールという観点から見るとすこしルーズかな、とも感じるなと。

デンマークに初めて行った時は、「日本はこうだけどデンマークはこう」と比較することで、デンマークという国がどういう国なのかをつかもうとしていた。そのおかげで、ある程度物事をフラットな目線で見れるようになったというか、やっぱり複数の目線で物事を見れるようになったのは大きいな、と感じる。こっちに来て気付いたことの一つとして、「日本はこうだったけど」よりも「デンマークはこうだったけど」という比べ方をするほうが圧倒的に多いなということ。基本的には地理的にも近いデンマークと似たようなことが多い(気候とか、町並みとか)ので、仮に日本と比べてしまうと、似た者同士のデンマークとオランダで何が違うのかがよく分からなくなってしまう。デンマークとオランダはそれなりに似ているからこそ、両者を比べて微妙な違いとかを発見することでデンマークとオランダの本質的な違いみたいなのを発見できたらいいなと潜在的に思っていたのかな。とはいえ住んでるのは国際色豊かな田舎だし、今回はデンマークの時と違ってオランダの歴史を勉強するわけでもないし、なかなかそう上手くいかないとは思うけど、2年後に「日本はこう、デンマークはこう、オランダ(Wageningen)ではこう」という3軸で物事を見れるようになればな、と。オランダでは、だと主語が大きすぎるから、Wageningenでは、でもいいと思う。

 

しかしまあここからやることが多いわけでして、住民登録、生体データの登録、奨学金関連の手続き、家賃補助、あたりの手続きをしつつ、来週から授業も始まるわけでして。。。色々大変だけど感じたことがあったらつらつらと書いていきたいと思ってます

授業のシステムとか、日常とか

オランダはWageningenに来て一週間。

夏の気まぐれな天気も、夜まで明るいのも、慣れるまではいかないにせよ一度デンマークで経験しているのでストレスには感じず。

着いた翌日に大型のバンを同期の日本人と一緒に借りてIKEAに行ったおかげで、生活の基盤も整ったのは非常に大きいなと感じております。

3月に来たときは「くっそ小さい町だな」と思ったのですが、くっそ小さい町のなかでも案外必要なものは揃うようにできてるし、ネットショッピングも普通に出来るのでストレスなく生活できそうだなぁと。

風向きによってはドアを開けた瞬間に家畜の糞の匂いが漂ってくる田舎っぷりに慣れるのには少々時間がかかりそうだけれど笑

 

授業のシステム

着いてからここまでの1.5週間はガイダンス要素が強め。ほとんどオンラインですが、早くも修士コースのシステムのしっかりしている具合に感動しているところ。

まず、ワーゲニンゲン大学と日本の大学とで決定的に違うのが、こっちでは1年間授業、残りの1年の2/3が修論、1/3がインターンというのが基本の構成になっていて、2年間ずっと研究をやるわけではない、というところ。

修論で何をやりたいのか、をぼんやりと決めつつ、そこを意識して1年間の授業で何を取るかを決める、といったイメージ。

1年間の授業にしても、必修はそんなに多くなくて、自分のコースは選択必修が3つくらいあるだけ。「この研究室でインターンをやりたいならこの授業は受けてね」みたいな。

必修で埋まるのは60単位中18単位ほどで、のこりはほとんど自由。これは個人の裁量で決められるのだけれど、一応「この授業取るなら、こういう知識があったほうがいいよ」とか、「この授業の履修にはあの授業を取っておくことが必要だよ」みたいなことがシラバスに書いてあって、そういうのを考慮していくとなんやかんやで履修の方向性は大体決まってくる。

ただ、結構「学部レベルの知識」とか曖昧な要件のものもあって、どの程度か分からなかったりすることもしばしばあって、そこで大きな存在感を発揮するのがStudy Advisorという制度。

各コースに数人のStudy Advisorという役職の人がいて、この人たちが生徒一人一人にアドバイスをくれる。例えば自分自身の興味を伝えたうえで、あるセメスターでどの授業を取ろうか迷っているときにおすすめのコースを教えてくれたりとか、「その授業を取りたいんだったら要件が結構厳しいから、これをあらかじめ取っておいたほうがいいよ」とか。Study Advisorはしっかり博士号を取得して、授業なども開講しているようなれっきとした科学者が兼任しているので、授業についての質問はほとんど何でも答えてくれる。

そして、自分自身の履修計画及び研究計画も、すべて最終的にはStudy Advisorのチェックが入ってStudy Advisorから承認を得る必要があるので、それなりにしっかりとしたプランニングが出来あがる(んじゃないかと個人的には予想している)

がちがちに固められているわけではない、けど自分がやりたいことを実現するためにどういうことが必要なのかをアドバイスをしてくれる、というシステムが非常に素晴らしいなぁと感嘆しておりました。

また、農業研究は、収穫前の研究なのか、収穫後の研究なのか、など、時期を選ぶ研究が非常に多い。そのため、1年目の途中で研究を始めて、2年目に授業を後回しにするなどの融通も利くのもいいなって思った。

 

あとは、唯一の必修のコースがこれまたユニークで、修士レベルでの仕事を可能にするような、仕事に関連するスキルを身につける授業。各々自分に足りないスキルを同定してそれを身につける、ということを目的にしていて、それを受けたうえで必修のインターンに臨むことが出来る。自分はインターンとかを全くせずにここまで来てしまったので、そういう授業が必修になってるのはありがたいな、と。

 

学生のやりたいことを最大限実現させつつ、卒業後学生が社会に出て活躍できるようなステップも用意しているわけで、そりゃ学生からも社会からも評価高いわけだ、と納得したし、今のところは期待で胸がいっぱいです。

6ピリオド制で1ピリオド目に取れるのは2つの授業のみ。2つのことに関して集中的に学ぶというのは大変だろうなという想像はつく(コペンハーゲンがそうだったので)けれど、最初の滑り出しが肝要だと思うので、もがきつつ頑張ってみようと思います。