備忘録

書きたいことや思ったことの殴り書き。

サハラ砂漠ツアーにて注意しておきたいこと(と、モロッコの魅力についてすこし)

さて、今回のヨーロッパ旅行においては、ヨーロッパ旅行と言っておきながらモロッコに5日も滞在しておりました。

ロッコと言う国はご存知の通りアフリカ北西部に位置するイスラム教の国ですね。モロッコについては「雑貨などが売っているマーケットが迷路のように連なっている」「店員がめちゃめちゃ人懐っこい(しつこい)」という噂をよく聞いていたので興味はあったし、自分自身アフリカへのあこがれがめちゃくちゃ強いので行きたいなと思っていたので、スペインから往復1万円で行けてしまう、ということを知っていくしかないだろ!と思っておりました。なんなら僕にとっちゃあこの旅のメインイベントです。

で、調べているうちに「モロッコ随一の大都市マラケシュからサハラ砂漠に行けてしまうツアーがあるらしい」という情報を入手し、そこで撮影された美しい写真の数々を見てこりゃ行くしかないな、となりました。半ば強引に決めたのでついてきてくれた友人には感謝です。絶景をわざわざ見に行くのはあまり好きじゃないと言いつつも、ちょっとの出費と労力で見に行けるならそりゃ見に行きます。

 

砂漠ツアーの概要

砂漠ツアーは大体マラケシュに行けば腐るほどツアー会社があるのでそこで探すのが一般的。あるいはホテルやらリヤドがあっせんしてくれるのでそこで乗っかるのが楽かと思います。ツアーの内容は大体どれも一緒で、ベン・アイト・ハッドゥと渓谷とラクダです。詳細はほかのサイトでたくさん見れると思いますので割愛。

砂漠ツアーで注意するべきこと

砂漠ツアーに行くと

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こんな景色や

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こんな景色や

 

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こんな景色が嫌と言うほど見れます。本当にきれいな国です。モロッコっていうと僕は思いっきり乾燥地帯しかないと思い込んでいたのですが、アトラス山脈の部分は緑が多く場所によっては日本のような景色が見れるのです。

 

ですが、

このツアー、事前に知っておいた方がいいことも結構あるなと思っていまして、旅慣れていない人や女性が何も知らずに参加したらせっかくの絶景などもあまりいい思い出にならない可能性が無きにしも非ずだな、と思ったのでいくつか注意点を書いておこうと思います。

基本費用以外にお金が結構かかる

基本費用は代理店によってまちまちですが、いろんなところで聞いた話を総合すると2泊3日で600~900Dhくらいが相場かと思います。僕らは宿泊したリヤドで予約して700Dhでした。

ただこの基本費用にはチップ代とランチが含まれておらず(これは基本但し書きがあります)、また価格が観光客向きなので意外とお金がかかります。余分に使ったのはチップ代20dh×4と毎昼ご飯60dh~100dh(最安)×3ほど。マラケシュの普通の飯屋でいっぱい食べても40Dhくらいで済むので、かなり強気の価格設定ですね。

あとチップは20Dhが相場なんだとおもいますが、強制的に集める人、もしよかったら~的な感じで言ってくる人などまちまちです。ただ感謝の気持ちとして払うのが筋かなと。

画像に含まれている可能性があるもの:1人、立ってる、空、草、屋外、自然

2日目のガイドのアリさん。日本語が堪能でした。

朝集合が速かったため、十分なお金を持たないままツアーに参加。初っ端の昼飯の高さに「このままなら破産するじゃん」とビビッていたものの、ドライバーが優しかったので途中でatmのある都市で止まってくれ無事お金をおろせました。

移動環境が過酷

これはアマゾンも大体同じだったので発展途上国は大体そんな感じなんでしょう。行程はきちんとしたツアーバスではなく、狭いバンでこなされます。また、アトラス山脈を越えるうえでの山道、未舗装の道を通って3日で合計1000キロは走るので車酔いはするし普通に疲れます。

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移動用のバン。とにかく狭いです。

結構な人がダウンしてましたが、ドイツ人だけは皆元気にケラケラ笑ってました。そういう性格なのでしょうか。すごいスタミナです。

 

トイレ事情がそんなに良くない

これも途上国なので仕方ないですががトイレが汚い、水が流れない、紙がないは当たり前でした。まあ個人的にはすぐ慣れると思いますけど、きつい人にはきついのかなぁと。トイレットペーパーは持参した方がいいですねきっと。

あと2泊目の砂漠にはトイレすらないです。適当な場所で勝手にしてくれというスタンスでした。レストランなどで済ませておいて下痢にならないよう細心の注意を払った方が良いかと思います。僕はツアー最終日にレストランで腐りかけのバナナを食した後1週間ほどめちゃくちゃ腹くだしました。辛いのでマネしないでください。

 

とりあえずツアー自体がわりかし適当

これも途上国あるある、なのかもしれないですが…

めちゃくちゃ適当です。驚くべきほど適当です。「こことこことここに行くよ~」と言うこと以外何も知らされてませんでした。なのでそういった適当さも楽しむくらいの気持ちでいた方がいいです。個人的にはガイドを現地でピックアップしてチップ制にするの、やめた方がいい気がするんですがあのインフラの感じをみると、その方法しかないんだろうなぁと思ったりも。

 

ロッコの魅力

ロッコについては(僕にとって)よい噂ばかりきいていたのでかなり期待値が高かったのですが、それを上回る満足度でした。

初めて見たタクシーからの街の光景は、異様な人口密度、交通量、砂埃、アラビア文字の看板、密集した建造物とどれをとっても非常に魅力的なもので二人そろって大興奮。

画像に含まれている可能性があるもの:1人、屋外

歩けど歩けど、こんな露店や 画像に含まれている可能性があるもの:3人こんな雑貨屋さんの並びが延々と続きます。

 

ひとたび店に入れば人懐っこいモロッコ人との値段交渉が始まります。ほんと値段が書いてない商品の多いこと。基本的にこっちの言い値と向こうの言い値のちょうどいいところに落ち着いたり、またはこっちの粘り勝ち、向こうの粘り勝ちと言った形で値段が決まっていきます。

ロッコの伝統として、食事を誘ったりするときは断られても3回は誘うのが礼儀だそうです。断るにしても行くにしても、3回目で結論を出すのが誘われた側の礼儀だそうで。こういった伝統と言うか、モロッコ人の気質が商売にも出ているのかな、と思ったりもしました。なんにしても本当に良い国でとても気に入りました。タジンとクスクスしか食べるものがないということ以外は、ですが。

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、歩いてる(複数の人)、屋外