備忘録

書きたいことや思ったことの殴り書き。

海外大学院に進学したい【その①】

こんばんは。

だいぶ自分の中で温めていたテーマではあるのですが、自分の中ではひとつ目標があります。それは海外の大学院に行くこと。

 

とりあえず海外って言っとけばいいってもんじゃないことは分かっていますが、それでも日本の大学院ではなくてできれば海外の大学院にいきたい。

きっかけは、農業分野における開発事業に携わりたい、という将来の夢に近づくには海外の院を出たほうが有利だよ、とその道に進んだ方に言われたこと。

ただ海外の院に行くにはそれなりの語学力が必要で、その当時の自分の英語力は海外の院進学を基準に考えると本当にどうしようもならないレベルでした。

まずは英語できるようにならないといけないよね、ということでその時点から逆算して、昨年一年間交換留学に行ったわけですが、この一年間が「また海外で2年間勉強したい」という思いを一層強くしました。

海外で暮らすと今まで当たり前だったことも当たり前ではなくなるし、やらないといけないこと、乗り越えなきゃいけない壁がたくさん存在するわけで、「やらざるを得ない状況にいないとなかなかやる気にならない」という癖のある自分が成長するには海外に行ったほうがいいな、という結論に一年間留学した後に至りました。

それに加えて自分の興味のある持続可能な農業生産・農業開発といったものにフォーカスしたコースは日本にはあまりなかったことも挙げられます。

 

さてさて、前置きは長くなりましたが、そんなこんなで海外の大学院を視野に入れてきたわけです。

いろんな大学院を調べるにあたって、基本的に共通に必要になってくるのは大学の成績であるGPAと英語の証明書(IELTSやTOEFL)。他にもいろいろありますが、とりあえず今日付けでこの二つが一段落ついたので書いてみようと思います。

TOEFLについて

このブログはツイッターからの流入がほとんどで、かつツイッターのフォロワーの多くがFC東京ファンであるという仮定に基づいて、の話ですが東京下部組織から海外へと飛び立った高瀬和楠くんのTOEFL体験記は記憶に新しいです。あんな感じの話を僕も一応備忘録がわりに書いておこうと思います

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証明となるテストは基本的にイギリス系のIELTSかアメリカ系のTOEFLの二種類があって、どちらを受けるかは人次第。IELTSのほうが日本人に馴染みのあるテスト形式なこともあって、留学前、直後に受けたのはIELTSの方でした。

ただちょっと前のブログに書いたとおり、留学行く前と行った後でIELTSの点数は6.0→6.5とすこぶる微妙な伸びっぷりでして、だいぶ落胆しました。

基本的には有名大学院に行くにはIELTS7.0もしくはTOEFL100が必要といわれたので、留学から帰ってきた時点でそれくらいは取りたいなぁと思っていたし、「ま、取れるっしょ」という甘い考えは思いっきり打ち砕かれました。

実際にはこれら基準となる点数がなくても入れる大学院はかなり多いです。が、やっぱり自分の中でこれくらいは取りたい、と思って留学後の英語学習が始まりました。

対策について

あれ、TOEFLについてとか書いてあるのにIELTSの話しか出てこないじゃん、って感じですね。そこについて説明しておきます。

本当はIELTS7.0を目指して勉強を進めるつもりだったんですが、大学に貼ってあった「外部語学学校との連携TOEFL講座」的なチラシを目にした自分は、「なにか強制力をもつものを利用しないと勉強しないだろうな」と思って、この講座を利用しつつTOEFLの100点を目指すことにしました。課金した唯一の有料コンテンツです。

その授業はスピーキングとライティングについてのものでしたが、講座などを利用する利点としては、「こういう形で答えればいい」という形が身につくこと、これに尽きると思います。そのおかげで大崩れしない、比較的安定した点数を取れるようになったと思います。

ちなみにTOEFLの勉強を始めて1ヶ月後くらいの成績が以下。

リーディング(R) 25

リスニング(L) 23

スピーキング(S) 18

ライティング(W) 23

合計 89

TOEFLは10点上げるのに

スピーキング、ライティングは取っていた講座でそれなりに宿題とかを出されるので、それをこなすことでだいぶ成績が上がりました。かといってなにか特別なことをやったかというとそういうわけではなく、実践に沿った問題をひたすらこなしただけです。自分で学習できる強い心を持った人なら、書き方、喋り方のテンプレートを身につければ多分何かに課金する必要はないかなぁと。

 

一回目を受けたあと、100点を目指すなら講座の課題以外にリーディングとリスニングもやらないとだな、と改めて実感。この二つは受験でも留学でもそれなりにやってたおかげでやらなくても大丈夫だろ、と思ってはいたもののやはり限られた時間に集中する、というのには訓練が必要。基本的にはTOEFL受験者には有名な中国のサイト(調べてください)を使って、R/L:S/W = 2:8位の感じで勉強しました。

 

というわけで一回目の受験から2ヶ月後に受けたテストの結果が以下

R 23, L 27, S 22, W 27 合計99

もう一点ちょうだいよ。本当に。

この試験を受けた直後の感想は「ライティング以外最悪」でした。ライティングはめちゃくちゃやってたし、作文の内容も結構書きやすくてかなりいい感じにかけました。

ただリーディングをさぼってたら社会科学系の設問がたくさん出て時間足りず、リスニングも集中力が途切れてしまったためこの二つが改めてもっとやらなきゃ、と実感。

 そして集中力を高めるために耳栓を購入しました。TOEFLの試験ではそれなりに外部要因が点数を左右すると思っていて、万全のコンディションで受けるために朝一で会場に行くこと、耳栓とティッシュペーパーをちゃんと持っておくことは大事だとつくづく思いました。ティッシュペーパーは二枚まで持ち込み可だそうです。なんだよ二枚って

2回目のテストから3回目のテストまでにやったことは、Amazonで耳栓を買って、中国のサイトでひたすらリーディングとリスニングをやり、スピーキング・ライティングも講座が終わった後だったので、実力が落ちないようにほどほどにやっていました。

ここで意識したのは本番通り、リスニングもリーディングも一問一問やるのではなく全部通してやること。なんやかんや体力勝負みたいなところありますからね。

で、二回目から二週間後の三回目のテストの結果が以下

R 27, L 29, S 22, W26, 合計104

思惑通りにリスニングとリーディングが伸びたおかげで無事100点を超えました。こんだけあればTAをしてお金をもらうことも可能っぽくて、やっぱやっただけあったなぁとしみじみ。

実際に勉強してみての感想

TOEFLの点数を10点伸ばすには膨大な時間が必要、とはよく言われますが、それは自分の現状の英語力をTOEFLに最大限適応したうえで、そこから10点のばすのが大変だって話で、1回目に受けた点数は参考程度にしておけば大丈夫だなと。

自分の場合過去問をめちゃくちゃ解いて、自分が最大限集中できる環境を本番で作り出しただけで点数が3ヶ月で15点あがったので。

TOEFLは会場と会場に何時に着くかでテストを受ける環境がこれでもか、というほど変わりますが、自分のおすすめはとにかく朝早くに行って受付を1番に済ませること。そのうえで耳栓を持って行ってリーディング時に外部音を遮断する。これが一番気が散らなくていいなぁと思いました。

少しでも海外の大学を考えている人は物は試しで受けてみてはいかがでしょう。多分思ったより点数が取れるはず。

 

GPAについて

海外大学院の受験において、GPAに関する明確な基準がある/ないは学校によりけりですが、基本的に提出は必須で、一般に高ければ高いほど良い、とされております。

自分の場合、1年生のときは単位を落とすんじゃないかとビビり散らしてかなり勉強したためそれなりに成績はよく、2年生はブラジルにいってヨーロッパにいってと一年中バイトをしてはどこかに行ってたので、ギリギリ単位は取れてる、みたいな成績。3年前期はそれなりに授業内容が面白かったためそこそこの成績、といった感じで留学前までは3.0よりちょい上といった感じでした(満点が4。うちの大学だと理論上は4.3?)

ただ、応募を考えている大学によっては3.2は必要、といった明確な基準をもっていたので、これを超えることが当面の目標で、簡単なように感じるのですが、2年半分の成績を半年で上げるというのはなかなか難しい話でして、計算上はほとんど一番いい成績を取る必要がありました。

とにもかくにもやるしかない、という状況になったおかげでそれなりに勉強はしました。農学部って授業の大半が生物系の話なので、高校で生物をとってない人間には苦行でしかなかったのがだんだんわかるようになってきたのは勉強したおかげだなぁとしみじみ感じました。難しすぎるでしょって思ってたようなのもちゃんと勉強すれば理解できるんだなあと今更ながら思ったと同時に、いままで小手先だけの勉強でしのいできた教科を一からやっとけばもっと世界も広がったんだろうなぁ、とも思います。何歳になっても勉強するのは遅くないとは言うものの、やっぱり勉強する教材と先生と時間が与えられていたのに麻雀とかバイトに費やしてたのは勿体無かったなあなんて思います。

ちなみに勉強の甲斐もあって3年後期の授業の成績はほぼオールAでした。そのおかげでGPAもなんとか3.3くらいにはもって行けました(計算が合っていれば)

 

今後の予定

まあまだまだやることは山積みなわけですが、とりあえず今はGREというアメリカの院に進むのに必須な試験に向けて勉強をしています。今回も強制力を持たせるためにMagooshというコンテンツに課金しようか迷い中。アメリカの大学生向けのテストなので、とにかくた単語がえげつなく難しいです。こんなの無理だろって感じで吐きそうではあるものの、その②が書けるようしっかり対策していこうと思います。