基本的には何処かに行って何かを感じてブログを書いたりしてるので、コロナ禍においてはなかなか書くこともなかったわけですが、今日から2年間修士号を取りにオランダに住むので、勉強のこととか感じたこととかボチボチ書いていこうかなと。
室屋さんの挨拶
出発前日の名古屋戦はもともと行く予定がなかったのだけど、その前に行った鳥栖戦があまりにもな出来で不完全燃焼だったり、スタジアムで会いたかった人に会えてなかったりしてたので、結局行くことに。
試合の前日に室屋成のハノーファーへの移籍が決まり、「俺のラストゲームが濁るな」と冗談半分に思ったわけですが、結果的に過去一しっかりと試合後の移籍挨拶を聞いた気がします。
移籍金がどうとか、シーズン途中の移籍がどうとか、まあ色々ありますけど、海外に出て全く知らない土地でやっていく大変さを知っている以上、海外移籍を選んだFC東京出身の選手は応援したいと思ってるし、FC東京を選んで海外から来てくれた選手にしてもそう。
室屋さんはほとんど同じタイミングで、似たような土地に行くと言う意味で、彼が試合後にした挨拶を自分に投影して考えた気がする。
「自分のサッカー人生を考えた時に、自分の夢であったり、見たことない景色を見るために海外移籍を選んだ」という発言は本当にうんうん、って頷きました。自分も留学を選ぶ上で少なからず迷惑というか、心配をかけたりするわけで、少なからずそういうことも考えたけど、それを考慮した上でもなお、自分のやりたいことを突き詰めてみたい、夢へ近づきたいと思ってこの道を選んだわけで。
室屋さんのタイトルをもたらせない、ってだいぶテンプレ回答感はあるけれど、それでも室屋さんにとってそれなりの覚悟はある上での移籍だろうなあと想像してしまいます。
室屋選手、カタールでもリオでも応援してる割にはぶっちゃけあまり思い入れはなかったけれど、今回の移籍でちょっと肩入れしちゃおうかな、という不思議なパターン。中島翔哉の時はそうならなかったのになんででしょう(別に中島翔哉が嫌いなわけではない、むしろ好きなほうなんだけれども)。とにもかくにも、コロナが落ち着いたらハノーファーに応援しにいこうと思ったのでした。
自分の話
学部時代のデンマーク留学は交換留学で、どれだけ遊んで単位を落としても帰るところがある、いわばレンタル移籍。その割にはかなりしっかり勉強したとは思うものの、それでも1年後に帰る場所が決まってるという意味で気楽なのは間違いない。
今回は、もう所属そのものがオランダの大学に移るので、いわば完全移籍。前回の留学とはかかるプレッシャーも違ってくる。
自分がこれまで学んできたことに自信がないわけでもないけれど、仮にも農業分野で世界一の称号をとってるような大学なので、自分のレベルがどのくらい通用するかは全くわからない。そういう意味ではすごい不安。
とはいえ、自分で情報を集めて、国内外の大学院を吟味した結果「ここしかないな」と思って選んだ大学でもあるので、そういう意味ではめちゃくちゃワクワクしているのも事実。
ワクワクと不安がごちゃ混ぜになりながら出国をしたものの、飛行機の窓から見えた、オランダの農業大国っぷりを表すかのような一面の畑はワクワクを確実に増長させたし、なんだか頑張れそうな気はしてきました。
まあとりあえず、こんな時期だしまずは健康第一で。しっかり食べて、パワーつけて、その上で勉強に真摯に取り組みたいなーなんて思ってます!