備忘録

書きたいことや思ったことの殴り書き。

イスタンブール空港からサビハギョクチェン空港まではどれくらいかかるのか?の検証

イスタンブール空港からサビハギョクチェン空港までの実質最短と思われる時間を体感して来たので記しておこうと思います。

※なお、お金で時間を買っていますので、あくまでも最後の手段としてお考えください。

 


主にサビハギョクチェン空港からの飛行機に乗る予定なのに間違えてイスタンブール空港に行っちゃったうっかりさんに向けた記事です。要するに僕ですね。

 


ボスポラス海峡を挟んでヨーロッパ側にあるのがイスタンブール空港、アジア側にあるのがサビハギョクチェン空港。サビハギョクチェン空港はトルコの悪名高いLCCであるペガサス航空が主に利用していますが、今回利用したカタール航空など、まれにFCCも利用しています。空港間の距離は約80キロ。

この空港間を、高速をすっ飛ばして行くと果たしてどのくらいで着くのか?を検証せざるを得ない展開になってしまったので検証しました。

 


ことの発端

おそらく先日の「サビハギョクチェン空港からは入国できない」ってのが相当頭に残っていたのでしょう、航空券をチェックすらせずに旅行最終日の僕はイスタンブール空港に向かっていました。バカですね。

 

 

 

17:40 イスタンブール空港に到着

すでにイスタンブールでやる事がなかった事、渋滞すると空港までの所要時間が延びることをなどを考えて16時過ぎのバスに乗り、17:40にイスタンブール空港に到着。飛行機が20:15だったので、自分としてはかなり早い方(普段は90分前に行けばいいや、くらいの感じで動いてる)。

着くや否やチェックインカウンターを空港中央のディスプレイで探します。しかし20:15のドーハ行きなんてない。かわりに19:45のドーハ行きならあったので、「自分の勘違いかな?」と思い予約確認書を見てみると

「やっぱ20:15じゃん…ってサビハ!?!?」

 


血の気がひきました。マジで。恐怖体験でしかありません。今から取り直すとなれば16日からのバイトやらをドタキャンしないといけないだけでなく、そもそも取り直すことに膨大な費用が発生します。ギリギリの予算で来ている上にパリからのフライトの再予約で2万円の臨時予算を追加しているのでもうこれ以上払える余裕は残ってないので、本当に泣きそうになりました。しかも1人。

 


とりあえずカタール航空のカウンターに行ってダメ元で飛行機を変更できないか(出来るわけないのは承知で)聞きに行くことに。そこそこ人が並んでいたので、ビジネスのレーンのカウンターの人に聞くと

カウンター「それは不可能です」

自分「ちなみにフライト20:15なんだけど、間に合う?」

カウンター「20:15!? 間に合わないかも。てか多分間に合わない」

 


めちゃくちゃ落胆したし泣きたい気持ちが強まりましたが、この時点でデッドラインの19:15まで1時間以上はあるので、まだ何とかなるはず。そう信じて、サビハギョクチェン空港への移動を開始しました。確かバスがあるはず、と思いバスを探すことに。

 


17:50 サビハギョクチェン空港への移動を開始

とりあえずバスを探すべく到着フロアに全力ダッシュ。すると、バスを見つけるより先にタクシーが目に入りました。

その瞬間どういう思考経路だったかは覚えていませんが、というかおそらく直感的に「タクシーだ」となったのでしょう。タクシーで移動する方針に切り替えます。

一分一秒を争っているこの状況では「迅速かつ適切な状況判断」が求められるわけですが、パリでの搭乗拒否しかりこういうところで旅の経験値が出るなと我ながら思います。まあその経験を活かす前にまずはeチケットくらいしっかり確認しろよって話なんですけどね。まるで簡単なシュートは決められないのに難しいシュートをしっかり決めるフォワードのよう。

タクシー乗り場を仕切ってると思われるおっちゃんに「サビハに行きたいんだけど」と聞くと「オッケー」と言われたので、

「どれくらいで着く?いくら?」と聞くと「普段なら50分ちょっとだと思う。値段は300リラ。でも最短で行きたいなら50リラ追加で払ってくれたらもっと早く行けるよ」と言われたので、350リラ払うので即決。350リラに交渉の余地があったのかは分かりませんが、交渉で安くなるのなんてせいぜい1000円だし、1000円程度で1分1秒は無駄にしたくない。そして50分で行ってくれれば18 :45くらいには着くはず。それなら間に合いそう。

ということで車に乗り込み、高速に入るや否や150キロで爆走。「もっと早く行ける」=スピードを上げる、という単純な方法だった。

 


18:35 サビハギョクチェン空港に到着

料金所など以外はしっかり150キロ出してくれたおかげで引くほど早く着きました。ボスポラス海峡を越えてアジア側に渡るまで20分ほど。早すぎでしょ。

ということで、イスタンブール空港でタクシーに乗ってから45分で着いて、結果的にはそれなりに余裕を持ってサビハギョクチェン空港に到着することができました。

350リラじゃなくて400リラ請求されましたが、メーターが280リラほど、高速代がおそらく70リラくらいだったので、400リラくらい余裕で払います。彼の頑張りのおかげで飛行機に乗れていますので。

本当に今飛行機の中に入れてよかったし、思い出すだけで血の気がひきますね。。くわばらくわばら。