中国という国は情報規制の非常に激しい国で、普通にしてるとTwitter、Facebook、Instagram、LINE等のSNSなどが使えません。
ほんとに面倒な国です。が、色々工夫をすれば無料でもなんてことなく繋がります。というわけで中国旅行に行く方の参考になれば。
ちなみに、根気さえあれば日本で設定しそびれてもなんとでもなります。根気さえあれば…
日本でする準備編
中国で主要SNSに接続するには…
中国入ってから準備するのでもなんとかなるのですが、それはかなりめんどくさいので、日本でできる限りのことは準備していきましょう。
まず、VPNというものの接続環境の整備をしていく必要があります。「VPNってなんぞや」って僕も3日前までにはなってましたが、まあとりあえず中国でSNS等に繋ぐための抜け道だと思っておいてください。抜け道とて合法です。ご安心を。
で、このVPN、有料と無料のものがあるのですが、有料→安定、無料→不安定てな感じです。が、旅行程度なら無料で十分。
VPN GATEでのVPNの登録方法
①VPN Gateというサイトに接続します。
②サーバ一覧更新 の横にチェックボックスがあるので、L2TPのとこだけにチェックを入れて、"サーバ一覧更新"をクリック
③出てきた一覧の中から、日本の国旗がついてるリストのIPアドレスをコピーする。
IPアドレスは、数字とピリオドが順々に並んでるアレです。
↑こんなやつ
⑤もとのタイプがIKEv2になってると思うので、これをL2TPに切り替える。
⑦その他の項目はいじらず、完了を押す。
⑧登録したVPNに☑︎がついてることを確認した上で、「状況」のところを接続に切り替える。
⑨接続中になり、左上にVPNとか表示されたら成功。準備完了です。
⑩一つの回線だけだと不安なのでいくつか追加しておくといいかも??あと、日本以外の国のVPNでもなんとかなるかもしれないですが、素人&試してないのでここはなんとも言えないです。
その他日本でやったほうがいいこと
VPN GATEというのはボランティアのサーバ提供によって成り立ってるので、使えない時間帯も結構あります。日本人の睡眠をとってるであろう時間帯は使えないイメージ。で、中国からVPN GATEには繋げないことになっています。厳密には繋げるんですけど。
というわけで、繋げなくなった時の対処法をいくつか準備しておきましょう。
で、このミラーサイトのURLは頻繁に変わるのですが、それを随時お伝えしてくれるメルマガがあるので、以下のURLから登録しておくと良いです。
ただ、ミラーサイトも全然繋がらなかったりするので、まあ最後の手段かなあくらいです。
中国についた後編
【最終手段】日本で設定したVPNが使えなかった場合
で、これで無理だった場合ですよ。問題は。
中国からVPN GATEは繋がらないというのが一般的な言説ですが、100回くらいリロードすれば一回くらい繋がります。マジで。
というわけで、100回に一回繋がったら、次の段階へ進むのに繋がるまで100回ほどリロード、また次の段階に…とやってれば気合いで使えるようになります。
果てしない作業のように感じますが、弾かれる時は一瞬で弾かれるので全行程に30分もかかりません。
ただこの時、「サーバ一覧の更新」ボタンを100回押すのは相当めんどい&あまり得策ではないので、L2TPではなくOpen VPNを使う方が良いと思います。
Open VPNを使う方法は、App Storeから「OpenVPN Connect」というアプリをダウンロードした上で、VPN GATEから指示に沿ってOpen VPNのファイルにアクセスし、上記アプリで開くだけです。
この操作を根気強くやれば、一応ゼロからのスタートでもVPN構成がきちんとなされます。ヤッタネ!
【結論】
【番外編】VPN経由せずともTwitterにつなぐ方法
結局のところ、中国のネットワーク回線を通すからSNSが使えないわけで、それを回避するために日本のIPアドレス(インターネット上の住所みたいなやつ)を経由するわけですね。と、いうことは、中国からも使用可能なサービス(メールとか)を経由すればVPN経由せずともSNSにつながるのではないか、と。
FacebookとかInstagramはそういったサービス探してないので今回はTwitterで。
yabminというメールを介したTwitterサービスを使います。こちらもTwitterのアプリ認証を行うので事前に日本で登録しておきましょう。
yabmin - メール完結型Twitterクライアント(ヤブミン)
これを使えば、Twitter上で行えるほぼすべての操作を遂行できます。ガラケー時代の遺産ですね。ありがたい。ただし、Gmailで登録するとそもそもGmailが向こうで使えないのでこのサービスも使えなくなってしまいます。というわけでそこだけ注意
なんにせよ、メールを介してしまえば何でも行けそうなので、Facebookの投稿も可能ではあると思います。こんな感じでまあ何とかなるでしょう!