備忘録

書きたいことや思ったことの殴り書き。

諦めないことの大切さ

さてさて、コペンハーゲンにきて早くも2か月目に突入しようというところですが、早くもあきらめないことの大切さだったり、試行錯誤することの重要性をひしひしと実感しております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラーメン作りを通して

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ラーメンを食べたい

デンマークコペンハーゲンに引っ越してきて早1か月半。さすがに日本食が恋しくなってきます。なかでも食べたいのはラーメン。とはいってもここコペンハーゲンは物価も高いですし、ラーメン屋さんも1杯100Kr(2000円)以上します。そもそも、僕が食べたいラーメンはムタヒロとかそういった類の「めちゃめちゃ上手いラーメン」だったので、海外のラーメン屋でそれが食べれるかというと微妙な線だぞ…?と思い、グーグル先生に教えを乞うことにしました。ちなみにコペンハーゲン市内のラーメン屋は今後行くつもりです。

まずグーグル先生に聞いたのは麺のこと。アジアンマーケットに行けば乾麺は手に入るのだけれど、手打ちとかできるならそっちのほうがよくない?ということで。ちなみにうどんの麺を手打ちで作ろうとした際は誤ってライ麦粉を買ってしまったため大失敗しています。南無南無

※そばにすらなりませんでした。

で、まあ調べた結果なんですけど一般人が小麦から作るには製麺機がないと厳しい、と。ただそんな中で「パスタを茹でるときに重曹をぶちこむと中華めんになるらしい」という怪しげな情報を手に入れたので、ひとまず試してみることに。この時点で、麺は中華麺with重曹か、巷で売っている中華麺の二択です。

@nifty:デイリーポータルZ:重曹でスパゲティがラーメンになる

チャーシュー

比較的普段の料理で豚ブロックを煮込んでる身としては、チャーシューは比較的簡単に作れそうだぞ?ということで、とりあえずチャーシューの作り方を調べました

www.hotpepper.jp

んなわけでこれを参考にしました。

豚肉 合わせて650g ←余裕すぎて3Kg購入した
長ねぎの青い部分 あったら適量 (なかったら不要)←どこにでも売ってる
水 400cc ←さすがにある
しょうゆ 100cc ←貴重品だけどある。
めんつゆ 100cc ←ないので醤油+だしで代用
日本酒 100cc ←ないので白ワインで代用
砂糖 80g ←ある

というわけで大体材料はそろいました。

醤油はこっちで買うと少し高いので数百ccを使うのは惜しかったですが、おいしいチャーシューのためなら仕方ありません。ちなみにキッコーマンの醤油が普通のスーパーでも買えるのでこの国の醤油事情はまだ恵まれているほうです(海外製の醤油はマジで美味しくない。)

 

まずは豚を焼いていきます。が、さすがに3kgの豚肉は一気に焼けなかったので、半分こして同じ寮の日本人と半々で調理しました。

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クソでかい。3kgで2000円弱です。

煮る液を沸騰させて、そこに豚を突っ込んで2時間ほど弱火で煮込んだら完成。

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これだけで食ってもかなりおいしかったです。煮汁は煮汁で豚の出汁が出ているので、こっちは瓶に入れて冷蔵保存。明らかにダメそうになるまで大事に使っていきます。

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豚のコラーゲンのおかげなのかなんなのか知りませんが、ゼリー状になります。 

 

野菜・その他具材

野菜ですが、玉ねぎは手に入るので、八王子ラーメン的なものはできます。あとはホウレンソウとか、青ネギとかがラーメンに入ってそうな野菜で手に入るかな、といった感じ。

煮卵は自分でゆで卵作って、豚の煮汁or普通に漬け汁を作って、それにつけておけばできる。ただ、半熟ってこっちで食って大丈夫なのか…?という一抹の不安はあったりなかったり(結構ある)

メンマ、なるとはあきらめました(早い)

ただアジアンマーケットに行けばそういった類のものも手に入るんじゃないかと思います。

 

自家製ラーメンVer1.0

さてさてそんなこんなをしてたら最初のラーメンができました。最初のラーメンのスープはこちらを参考にしながら寮の日本人数人で作りました。

混ぜるだけ!簡単本格醤油ラーメンスープ by anrilela 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが276万品

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スープ自体は結構おいしいし、チャーシューもうまいんだけど、Nettoというスーパーで買った麺は今一歩、というか日式ラーメンの麺じゃなくて拉麺の麺だな、といった感じ(伝われ)

自家製ラーメンVer1.1

さてさて、Ver1.1以降は自宅で、自分のためだけに作ります。上記のレシピは鶏ガラスープだったりオイスターソースだったりを使っていますが、僕の部屋にそんなものはなく、さすがに毎回日本人の友達の家に借りに行くのもないなぁ、と思ったため、1.1以降は自宅にあったもののみを使っています。

とりあえず出汁があったほうがうまいだろう、ということで豚の煮汁は使うことに。ただし、これ、レシピを見ると分かる通り結構砂糖を使ってるんですね。だから煮汁ベースにするとどうしても甘くなってしまう。まあただ今回は案が浮かばなかったので、これを逆手にとってソーキソバとラーメンの中間を行くようなものにしてしまおう、と。ということで、煮汁ベースに醤油を少し入れて、それをお湯でといた中にスーパーで売っていた乾麺、ホウレンソウ、ネギ、チャーシューをのせて完成。

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味の感想として、うまいっちゃあうまいんだけど、やっぱりスープの甘みが強い。スープ単体だと豚のうまみ的なのを感じるのでおいしいんだけれど、ラーメンとしてみると「違うんだよ、俺の食べたいのはこれじゃない…!」感が強い。チャーシューが美味いので満足感はあるけれど、、、

自家製ラーメンVer1.2

煮汁をふんだんに使うと甘くなってしまうのであれば、単純にこれの量を減らすのが良さそう(全く入れないのではなく、少し入れることでスープのまろやかさ的なのでるんじゃね?的発想から)

さてそうなったときに何でその分を補うか。とりあえず醤油は少し多めに入れます。で、そのほか。単純に出汁の素をいれればいいじゃないか、という発想に至りました。むしろなぜここに至らなかったのでしょうか。つまり今までお湯で説いていたところを、出汁スープを入れる、といった感じです。しかも出汁といえば、親から餞別に持たされた茅乃舎の出汁があるじゃないですか。親に圧倒的感謝。

www.k-shop.co.jp

というわけでスープの方針はこんな感じ。

で、麺はというと、今まで使った麺がいまいち振るわなかったので、ここで秘密兵器重曹パスタの投入。

たしかに重曹ぶちこんでパスタをゆでてみると、ゆでている途中から何となく普段とは違う感じを覚えます。

で、出来上がったのがこちら

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食べてみた感想。スープうまい!これなら割と満足できるなって感じのスープが出来上がりました。重曹パスタは、パスタ感はぬぐえないものの、ラーメンっぽいスープに入れてラーメンの麺だろ、って言われれば「確かになぁ」って思うくらいには中華麺。重曹は結構入れたほうがそれっぽくはなるかなーという感じでした。これがちゃんとした中華麺だったらもっとうまかっただろうなーと思ったり。というか縮れ麺で食いたい。

まとめ

結論として、まあもちろんまだまだ発展途上ではありますが、おいしいラーメンを自分で作ることはできるということでいいんじゃないでしょうか。一杯あたりの値段はきちんと計算はしてないですけど、多分400円かそれに達しないくらいかと思います。

僕はこんな感じに適当にいろいろ試しただけで満足していますが、同じくコペンハーゲンに留学している日本人の中にはめちゃくちゃ研究している人もいます。研究のレベルが違うので海外でラーメンを食べたい人もそうでない人も一読の価値があるとおもいます

denmark-ramen.hatenablog.jp

ただのプロのブログ

とりあえずやってみる。やってみようにも方法が思い浮かばないときは調べる、人に聞いてアイデアを見つける、やってみて違うってなったら「これじゃあどうだろうか」って試行錯誤してみるって大事なことなんだなって再認識しました。勉強じゃなくてラーメンを通して感じたっていうのがなんともアレなわけですが