備忘録

書きたいことや思ったことの殴り書き。

アフリカと自分

ABEMAで配信されている『世界の果てに、ひろゆきをおいてきた』、なんとなく気になっていたので見始めたのだけれど、意外と面白い。

旅へのこだわりが強いからか、旅系の番組だったりYouTubeはハマらないのが多いのだけれど(水曜どうでしょうだけは何度も繰り返し見てしまうのだからすごい)、アフリカに行ったことがある人にしか分からないような絶妙なあるあるからリアルさを感じ取れるのがよい。ひろゆきの行動に「ん?」と思うことはありつつも、意外にも見れる。

アフリカ系の旅の動画はアフリカに対して穿った見方だったり見下した感じを醸し出しているものが結構あって、そういうのは見るに堪えないけど、ひろゆきはそういう感じではないのが良いなと思う。

そして、自分が一年前にアフリカを路線バスメインで旅していたこともあって、追体験をしているような感じになる。多分それがなんとなく見たくなる理由な気がする。

 

アフリカ旅行後、色々な幸運が重なってアフリカ関係のことが出来る仕事に就くことが出来た。仕事はとても楽しいしアフリカとも自分の思っているような関わり方が比較的出来ているので、これもまた非常にありがたいなと感じている。

その一方で、こういう旅番組を見ると、もっともっと自由にアフリカと接していたいと思ったりもする。アフリカに興味を持って、アフリカのことを勉強し始めて、アフリカ関連の仕事に就きたいならその前にアフリカをもっと知っておくべきだろうと思って、アフリカを旅したり、アフリカでインターンをしたりした。なのでその時点では、「アフリカを旅した経験が仕事に還元できるはず」というような見方をしていた。で、今は、仕事でアフリカに貢献したいという想いはありつつも、もっとアフリカを肌で感じていたい、という気持ちが大きいことに気付かされる。

 

アフリカは好きだし、アフリカのためになることはしたい。その気持ちは間違いなくある。けれど、自分がアフリカに拘る理由みたいなものは、何かそう単純に言い表せるものなんかではない気がしていて、それを探すには仕事など全く関係のないところでアフリカに身を置かないといけない気もしている。クリスチャンの家に生まれたから前世とかは考えないのだけれど、それでも前世はアフリカに関係していたんじゃないかと思ってしまうくらい、不思議なこだわりと引力を感じる。

 

ニジェールガボンでクーデターが起きて、特に興味のある中央・西アフリカの治安は正直だいぶ終わっているけれど、それでもそういう場所に行きたい、という気持ちはかなりある。翻って他の地域の紛争地域に行きたいかと言われるとそんなことは全然ないので、やっぱりこの大陸には何かがある気がしてならない。

 

まあ「じゃあ仕事辞めます」なんて言うわけではなく、仕事の目線はそれはそれで、外国人としてのアフリカとのかかわり方、みたいな視点では大事な気がするから、何か成し遂げるまでは続けたいと思う。ので、単なる備忘録と旅番組をみて旅をしたくなった、というお話。