前編に続き、後編です。
おもにイスタンブールですが、イスタンブールにつく前の話から。
この日も前日同様にバルーンを眺めてから空港へ。
空港まではまたもやシャトルバスで。帰りはネヴシェヒル空港からの便だったので、こちらまで40分ほどかけて移動。
ネヴシェヒル空港は実質カッパドキアの観光のためだけの空港なので、一日の就航便は3便とかでした。
チェックインは済ませてあったので飛行機をロビーで待ってると2時間の遅延の報が。これは1日観光者にとってはつらいなー、と思いつつも、代替の飛行機があるわけでもないのでしかたなく2時間待機。これが大きな空港だったら商品券的なのもらえるんだろうけれど、空港が空港だけにもらえたのは水、ジュース、お菓子のみ。まあもらえただけよしとしよう
2時間は睡眠不足の解消なり課題の消化なりをしていたら案外あっという間で、ほどなくしてボーディング。そして1時間後の13時半にイスタンブールのアタテュルク国際空港着。
アタテュルクから市街地まではだいたい1時間ほど。今回はSIMカードもWifiもないので、ひたすら車窓を眺めていたけれど、とても不思議な町だなーと。
全体の砂っぽさは中東感があるんだけど、ビルやカラフルな家々からは西欧の都市、集合住宅からは中国、ふとした緑からは日本と、さまざまな情景を切り取って見てみると、いろんなところに似ている。逆に言うと、都市全体を見たときに、「あーここもこんなかんじだったよね」っていう例が思いつかなかった。アジアとヨーロッパが交差する街、という言葉は土地的な意味合い以上のパワーを持っているなと実感した市街地までの1時間でした。
ホテルは新市街にとっていたので、とっとと荷物を置いて観光へ。なにせこの時点で3時、サッカーの試合が7時からだったので時間がないのです。
とりあえず新市街→ガラタ橋→旧市街→スルタンアフメト、といった流れで観光することに。要するに徒歩です。
新市街のメインストリートに出た瞬間におもったことは、「人が多い!」なんというか、渋谷センター街だったり、大阪の道頓堀付近だったり、上海の人民広場だったり、アジア的な人の多さ。正直こういった景色が久しぶり過ぎて人の多さにむしろ感動していました。
市街地が丘の上にあるのはベオグラードとかを思い出す
ガラタ橋ではみんな釣りをしていて、釣れ具合は人によってまちまちですがそれなりに釣れるそう。橋もとにかく人が多い。
そしてバザールを抜けてスルタンアフメトへ。この間も人がとにかく多かったです。
旧市街は新市街よりかは中東の空気が強いかな、といった印象。観光客受けはこっちのほうがしそうだなーと。近代的なバザールなどもあっていい雰囲気。
こんなカラフルなところも。
そして歩くこと約1時間、やっとスルタンアフメト広場につきました。左にはアヤソフィア、右にはブルーモスク。
ブルーモスク
本当だったらここに2年前に最初の国としてきてたはずなんだけれど、2年後に、30カ国くらい回った上で来ることになるとは。ここでテロが起きたのはえぐいなーって思いつつも、イスタンブールがテロの標的になるのは致し方ないのかな、と思ったりもしました。こんだけ人がいるもんね。
ブルーモスクに行った時はちょうどお祈りの時間。でも今現在ブルーモスクの中のメインのお祈りの場所は改修中らしく、ムスリムですら入れないそうで。
反対側のアヤソフィアにいったら、こっちもなんでか閉まってました。
変な時間にばっかごはんを食べていたため、同行者含め17時の時点で空腹で死にそう、ということでスルタンアフメトをあとにし、スレイマンモスクの方面へ歩きつつケバブを食する事に。
適当に入った店の適当に頼んだケバブでしたが、想像以上にうまい。というか一旦これを食べると、コペンハーゲンのケバブは一体何なんだ?ってなってしまう。
ケバブを食べたあとは、友達はベリーダンスへと向かったので、僕はガラタサライの試合へと向かいました。
ちなみに僕はホテルの横がスタジアムだと思ってたんですがどうやらそれはクラブハウスらしい、ということはホテルの最寄りで誰ひとり降りないどころかガラタサライサポーターが乗ってくることで気付くという、、
そんなこんなで意外とスタジアムは遠くにあり、19時の5分前ほどにスタジアムに到着。
トルコリーグのチケットのオフィシャルの取り方は本当にくっそめんどくさくて、Passoというカードを発行した上でそれにお金をいれてオンラインで買う必要があるという。しかもそのシステム、外国人には優しくないというか、チケット購入段階でのSMSが送られてこなかったりとかして、携帯番号を連打してたら携帯番号がブロックされて一生PassoからSMSがおくられて来なくなってしまったので、チケットを当日手に入れるしかないのでした。スタジアムでPassoのカードを受け取れるって言われてたんですが、
ぼく「ここでカードを受け取れるって聞いたんだけど」
スタッフ「なんか無理だわー、なんでかしらないけど。試合見たいなら300TL(9000円)はらってね」
ぼく「いやカード上にすでに175TL課金してるんですがそれはどうなるの」
スタッフ「しらんがな、はい次の人ー」
みたいな感じで、さすがに糞すぎて久しぶりにブチギレた気がする。そしたらスタッフもマジギレしてきてちょっとやべぇなって思ったので一旦そこで買うのは諦めて、ほかのブースへ。そこでもカードの受け取りはなんでかしらないけどできない、って言われたけどまだ親切だったのでよかった。帰ることも考えたけど、冷静に300TL払えば長友が見れるのかー。ここまできて見ないのもなぁ、って思ったので見ることに。バイバイ貯金。
こんだけ高いカネ払ったんだから当然メインだろうっておもったらそんなこともなくてなんかVIPとかが使う用の接待席でした。なのでゴール裏。まじかよーこれに300TLかよーと思いましたが、、
後半30分頃の同点弾、長友アシストからの決勝弾をベストポジションから見れたので結果めっちゃ満足!!
ちなみにガラタサライの応援はほぼどの席もオールスタンディング。メインですらです。サッカーの応援で鳥肌が立ったのは多分ブラジル対デンマーク@サルヴァドール以来。それくらいすごかった。
後半終了間際、長友アシストからの同点!思わず声出たしこれだけでアホみたいに高い金払った価値あった。 pic.twitter.com/ImzB7m9VCo
— けん (@kerompa_tokyo) 2018年3月11日
トルコ人の反応をみるに、「300TLは払い過ぎ!ダフ屋つかえばもっと安く買えるよ」とのことだったので、やっぱりちょっと悔しいけど、300TL分くらいの試合はしてくれたかな、と。
試合は結局後半の二点で逆転勝利。かなりいい試合でした。
試合後スタジアムを出ると、ナガトモ、ナガトモと声をかけられます。そこまで想定した上でのFC東京のジャージでスタジアムに行っていたので、「長友はうちのチーム出身なんだよー」って会話を広げたりしつつルンルンで地下鉄駅へ。地下鉄駅でもとにかくめちゃくちゃ声をかけられるので、これなら行ける、と思い意を決して長友のFC東京時代の応援歌を歌ってみんなついてこようとしてくれるものの、意外とみんな音程が合わない
長友佑都チャント流行らせようとした結果、長友佑都新応援歌が爆誕しました #fctokyo #galatasaray #長友佑都 @galatasaraySK @SBLTIRNOVA pic.twitter.com/CuMhRTdrGK
— けん (@kerompa_tokyo) 2018年3月11日
新しいチャントが生まれました。完。
そんなこんなで鬼のようなホスピタリティを周りから受けながらホテルへ帰還。同じくベリーダンスから帰還した友達と再合流してシーシャを吸いに再びホテルを出発。ヨーロッパとは違って、夜11時すぎでも街はうるさいしなんならすぐちかくのカフェがやってたのでそこでシーシャ、ターキッシュコーヒーをいただくことに。結局2時間くらい二人で吸いつつ、たまに店員との雑談をはさんで楽しいひと時を過ごしました。1時とかでも一通りはそれなりにあるし、久々の眠らない街を経験。ヨーロッパは深夜になると地上は静かだからなあ。アジアノスタルジーを半端なく感じました。
イスタンブール、というかトルコは間違いなく好きな国の一つになりました。今回は明らかに時間が足りなかったのでまた来たいなぁと。
結論としては、週末トルコは確かに可能。ただ時間は結構キツめになるので体に若干負荷がかかる。以上です!