備忘録

書きたいことや思ったことの殴り書き。

Couchsurfingを使ってみた!

だいぶ前から使ってみようと思っていたのですが、やっと今月Couchsurfing(カウチサーフィン)を使ってみました。とはいえ、Couchsurfingがなにか知らない人も結構いると思うので、まずはそこから書いていこうと思います。

  • Couchsurfingとは
  • どういった人がステイしたか?
  • セキュリティ面
  • どれくらいもてなす必要があるのか?
  • Couchsurfingの利点とか
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僕の住む国、デンマークについて。

www.tbs.co.jp

先日「世界ふしぎ発見デンマークやってたよー」と何人かから言われたので、見れないかなーと思ったらYoutubeに転がっていたので見てみました。

で、それを踏まえて3ヶ月たった上でのデンマークの印象だったりとかを書いてみたいと思います。なので番組を見た上で、の方が読みやすいかも。

物価

高福祉の国にはありがちですが、物価はかなり高いです。ただ番組内では0.75Lのミネラルウォーターが400円と言っていましたが、まあそういうものもある、ってだけでスーパーに行けば日本のトップバリューとかと同じ位の価格で買えますね。

この国にはセブンイレブンもありますが、デンマークセブンイレブンでは飲み物が500mlペットボトルが400円くらいするので、スーパーが閉まっている時間帯以外はあまりコンビニエンスではないかも。買い物はスーパーでするのがベストです。

食べ物

デンマーク料理といえばスモーブロー(直訳するとバターブレッド)というライ麦パンの上にいろいろな食材を乗せたオープンサンドウィッチが有名です。これ以外にもいくつか有名なものもありますが、有名なものの大体がクリスマス料理だそう。

番組ではスモーブローの有名店を紹介していましたが、街中にあるビュッフェに行けばだいたいスモーブローが食べれます。あと個人的には学食もおすすめ。リーズナブルな価格でいろんなスモーブローが食べれます。

たとえばここの食堂で一応食べれる

ただまあ、そもそもスモーブロー自体好き嫌い別れるので、普段からこれを食べてる日本人はほとんどいない気がします。逆にデンマーク人は昼間いっつもこれを食べてる人も結構います。

 

都市計画の観点からの自転車天国、コペンハーゲン

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デンマークとくにコペンハーゲンは言わずと知れた自転車大国です。CO2削減のため、と番組では紹介していましたが、それだけが理由ではないんですね。

コペンハーゲンというのは、「都市自体に価値を生み出そう」というコンセプトのもと計画された初めての都市だそうです。

どういうことかというと、都市から「購買」だとか「職場」だとか「食事」だとか、そういった類の付加価値を一切取り払った上で、それでも利用したくなるような都市にしよう、と。

そういった都市にするにはどうすればいいか、といった議論になった時に出てきたひとつの結論が、戦後急激に普及した自動車の排除であり、昔のような(*)自転車都市の復活であったそうです。このときコペンハーゲンでは自動車による事故の多発が問題視されていたそうです

*コペンハーゲンは自動車が普及する前はもともと自転車の街と呼ばれていたそうです。

そういった方針のもと、自動車への税金を上げ、路上の駐車場を潰し自転車専用道にし、ストロイエをはじめとした歩行者専用道を増やしたことによって、今のコペンハーゲンという都市ができていると。

kerompa-tokyo.hatenablog.com

 

ちなみに都市自体の利用価値をつけるという点では、だれでも利用していい広場だったりとか、どこのお店もテラス席を持っていることも挙げられます。冬のあいだテラス席需要なくね?って思っていたら、どうやらヒーターを使って毛布が渡されるためさほど寒くはないそう。日本人的には中で食べればええやんって思ってしまいますが、、

就業時間

働いているわけではないのであれですが、15時に仕事が終わる、遅くても17時っていうのは全員がそうではないにせよそういう業種が多いのは事実だと思います。

というのも、通勤のラッシュがくるのが15時30分~17時くらいの間。朝だと7時くらいが一番混んでます。

また行政機関等も、17時前に締まるところも結構多いです。なんならコペンハーゲン大学の学生証などを配布している教務課は週2日、それぞれ2時間しか空いていません。

なぜそんなに業務時間が短くても社会が回るのか、というところに関してですが、おそらく日本と同じくらいきっちりやろうとしたらおそらく社会は絶対回ってないです。パンクしています。たとえばレジデンスカード。EU在住であることを証明できる大事なカードですが、いざ届いたら間違いだらけだとか、2週間以内にくるよ、って言われてて1ヶ月半後に届くとか、「その件についてはメールしてください」って言われてメールしても全く返ってこないとか。

また病院についても、医療費無料!!って言われるけどその分診てもらえるのは一部の人で、大したことのない症状の人は安静にしとけって言われるそう。

なのでなぜ社会が回るのか、っていうと日本に比べてだいぶ寛容だからなのかな、って思ってます。

学生の生活費補助

すべての大学生は月10万円ほどの奨学金がもらえます。もちろん貸与ではなく給付型です。というか「日本の奨学金は貸与が多いよ」ってデンマークの子達にいうと「それ奨学金じゃあないじゃん笑」って言われます。そりゃそうだよねー。

高校生も月5万円ほどもらえるそうで。結局これの狙いは「バイトするくらいなら勉強しろ」ってことだそうなのだけれど、この制度は素直に羨ましいです。今は家賃は親に出してもらっていて奨学金ももらっているのでバイトをしなくてもそこそこなら遊べるし、普段は勉強に専念できています。

ただ日本に帰ってきた時にはそうはいかなくて、勉強をしっかりしようとするとバイトの時間が必然的に減ってしまうので、何かしらを犠牲にしないといけない、という。個人的には勉強が嫌いではないのですが、東京の試合に行ったり国際大会に行くお金を作るにはやっぱりバイトをかなりしないといけないので、どうしても両立は厳しいよねぇと。

まあ日本とデンマークだとまず風土が違うのでこの制度はまず無理そうだなって思ったり。

 

こっちの学生は大学入る前だったり大学の後だったりにギャップイヤーを挟む人が結構多くて、羨ましいなーとも思うんだけれど、気軽にギャップイヤーをはさんで世界一周とかできるのも、こういった金銭的なバックグラウンドがあってこそだよなぁと思う。

 

ヒュッゲ

この番組のテーマでしたね。番組では居心地の良さみたいな感じだって言っていましたが、多分そんな感じなんだと思います。デンマーク人によると、説明しづらいしほかの言語だと適切な言い換えの言葉がないらしいのだけれど、要するに冬の寒く日が短い時とかにも、部屋で暖炉をつけて、ロウソクともして(*2)、ホットココアを飲みながら本を読んだりセーターを編んだりすればそれで幸せじゃないか、その幸せみたいなのがヒュッゲなんだ、ということらしい。けど自分は学生寮で一人暮らしなので未だそれを感じず。

まあコタツに入ってみかん食べながら麻雀とか、そんな感じなんじゃないでしょうか。

*2デンマークは世界で一番ロウソクを消費する国らしい。たしかにめっちゃ売ってる。

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デンマークで売ってるものだけで石狩鍋は作れる!これぞJapansk Hygge

雑貨

デザインの街ってだけあってめーちゃくちゃ雑貨屋さんが多いです。Flying Tiger(こっちでは単にTigerと呼ばれています)やSostrene Greneなどの大型資本のほかに、多くの個人営業の雑貨屋さんが街中にあります。そのなかでもTigerとSostrene Greneはなんでも揃うし安いんでデンマークダイソーって勝手に呼ばせてもらっています(笑)

相席食堂

そんなFlying Tigerの創設者が作ったという相席食堂。これは初めて聞きました。多分知る人ぞ知る、的な感じなんだと思います。

面白そうなんで、今度行ってみようと思います。観光客が行くには少し不便な場所にあるかな、という気はする。

農業大国・デンマーク

デンマークは言わずと知れた農業大国です。また、オーガニック農業に強いこだわりを持った国でもあります。O-labelというOkologiskと書かれた赤いマークが付いているのがオーガニック食品の証らしいですが、ごく普通のスーパーでもめちゃめちゃよく見ます。

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個人的には有機農業だったり有機農法によって作られた作物に対して100%賛成、というわけではないのであまりこのマークを気にせずに商品を買っていますが、オーガニックを気にする人にはいい国かも知れないです。

また番組内では「外で失ったものは内で得ればいい」といった言葉が紹介されていました。これは戦争に負けたあと、広大な土地の大半を失い(*3)、荒廃した国土だけが残り、国民もますます困窮していきそうな状況にて、ハンス・ホルストという作家が発した言葉。ダルガスという軍人がモミを植えていって、試行錯誤しながら少しづつ土地を回復させ、今に至るといった素敵なエピソードがあります。ちなみにこのエピソードはなんと100年前に内村鑑三が日本に伝えているというのだから驚きです。このことについては、番組内でも紹介されていた内村鑑三著『後世への最大遺物 デンマルク国の話』にて詳しく書かれています。自分も読みましたが普通にいい本でした。

幼児教育

幼児教育の例で、森の幼稚園といったものが紹介されていました。森でいろんなことを経験しながら育つため、計算とか文字は分からないけれど、その代わり豊かな心だったり自主性が育つとか。番組ではデンマークのスタンダードだって言っててこれは流石に本当かどうかはわからないですが、デンマーク人の基本的な方針として、「こどもに好きにやらせる」というのはある、ということはこっちでも耳にしました。これに関しても、「ああしなさい、これはしちゃだめ」と頻繁に言われる日本の典型的な教育からすると少し新鮮かも。

ちなみに日本でも「子供が自分の行動に責任をもった上で、外で自由に遊ぶ」といったことをモットーにしたプレーパークといったものが各地に存在します。たまたま自分の家の近くで開催されていたこともあって小学校の頃は毎回遊びに行っていました。今でも手伝ったりしますが、スマホやゲームの普及による子供の外遊び率の減少とは対照的な子供たちの楽しんでる姿が見られてとても気持ちが良いです。

もちろん世田谷以外にもあります。

また、こういったデンマーク式の教育の結果探究心や好奇心が醸成されると思うのですが、そう思うと世界で最も人気であろう玩具、LEGOデンマーク発なのも頷けます。

またこういった基本的な方針からフォルケホイスコーレ(職業学校)のことにも話を持っていくことは出来ると思うのですが、横道にそれるのでそれはまた今度書こう。

キャッシュレス化

スウェーデンほどドラスティックではないですが、デンマークもキャッシュレス化に向かって徐々に動き始めています。

実際にデンマーク人はほとんどキャッシュを使っていないと思われます。そもそも使う必要がないので。

自分自身もほとんどキャッシュを使っていないのですが、唯一デンマーク発行のカードしか使えない商店と、MobilePayというオンライン決済のアプリしか使えない商店では仕方なくキャッシュを使っています。こういったお店は移民系のやっているスーパーだったり自転車屋が多いです(カレーを作る自分にとっては死活問題!)

まあつまり、裏を返せばですね、デンマーク発行のカード(Dankort)とMobilePayを持っていればキャッシュを持ち歩く必要はまずないです。MobilePayのアカウント開設にはデンマークの銀行口座が必要なので、まとめると、デンマークの銀行口座とクレジットカードがあれば基本的にはキャッシュレスが実現できます。あとはDBAというメルカリみたいなサービスがたまにキャッシュオンリーだったりするくらい。多分DBAがメルカリみたいな決済システムになったら本格的にキャッシュレスになるな、と。

 

キャッシュレス化、インドや中国も同様だけど、旅行者が使えないお店がでてくるという点では致命的だと思うんだけれど、まあ10年もあれば解決されるのかな。

まとめ

自分の住んでる国がこうやって特集されるってのは結構新鮮だな、と改めて思いました。

3ヶ月ちょい住んでて思うのは、物価は高いし天気はあれだけど治安はとてもいいし街も綺麗だし、すごい良い国です。で、こうやって海の外に出てみると日本は果たして本当に先進国なんだろうかってくらい職業やらLGBTやらへの考え方が違うなって思ったりもします。まあ上を重んじる文化が数百年かけて出来てしまっていて、60近い人たちが未だにトップに立っていてそういった人たちは自分たちが高度成長を支えてきたっていう自負がある以上、昔の考え方のもとに成り立っている社会をいきなり変えるのは難しいのかなーと思ったりもしますが。少しずつ日本も皆が暮らしやすいような世界に変わっていけばいいなと。

ただ、やっぱり外に出ることで日本の良いところもいっぱい見えてきたな、というのもまた事実でして。個人的には極東の地図の一番端にあるような島国に対して興味を持ってくれる外国人がこんなにいるってのがビックリしたし、日本といったら「寿司!侍!アニメ!」といろいろでてくるってのは冷静に考えてすごいことなんじゃないかと。実際日本を離れると日本のあの何気ない風景だったり、何気ない夕焼けがすごい恋しくなったりします。

3ヶ月たって、「留学した人がかえって日本に興味を持つようになった」っていう現象がなんとなくわかるような気がしました。年内ものこりわずかですが、まだまだいろいろと吸収していこうと思います。

30カ国まであと少し。

はてなブログには1年前こんな記事を書いたよーってお知らせをしてくれるのですが、1年前にはこんな記事を書いてました。

kerompa-tokyo.hatenablog.com

ここではこんなことを言ってたっぽいですが、

ドーハでイエメン料理を食う→イエメン料理屋、なくなってた
フランスの友達に会いに行く→無事再会できた
ついでにモロッコに行く→行けた
クロアチアの失恋博物館に行く→行けず
アウシュビッツに行く→行けた
できるだけホテルは使わない→めっちゃ使った
お値段→ギリギリ予算範囲内

てな感じでして、今年の3月に20日強で13カ国ほど回りました。

そんで現在訪れた国は日本を入れて28カ国で、あと少しで30カ国。ちょうど今年も来年1月の旅行プランを立てていたのですが、どうやら1月で30カ国に到達しそうな気運。

今まで足を踏み入れたのは

アジア

韓国・中国・台湾・香港・タイ・(日本)・カタールアラブ首長国連邦

ヨーロッパ

デンマーク・フランス・スペイン・イタリア・バチカン市国・トルコ・スロベニアチェコ・ウィーン・ラトビア・ドイツ・ポーランド・ベルギー・オランダ・アイスランド

北アメリカ

アメリカ・カナダ

南アメリカ

ブラジル

オセアニア

オーストラリア

アフリカ

ロッコ

 

といった感じ。

ちなみにこれまで行った中で一番印象に残っているのはカタールとブラジルです。間違いなく。んで、「皆が選ぶ行きたい国ランキング」的なのがあればおそらく28カ国訪れた中で最下位に位置するであろうカタールが一番印象に残っている、ってのが旅の面白いところだよなーと常々思う。もちろん「ここが綺麗だった」「この美術館がすごい」とかってのは共有できることなんだけれど、結局自分がその目で見た強烈な体験ってのはその場にいないとわからないし、むしろ景色とかそういった共有できうるものよりもなにか強烈な体験の方が強く印象に残り、自分の心だったりを突き動かすんだと思う。

これはサッカーにおいても同じだと思うし、だから現地組が偉いとかはないにしても、現地での感じ方とテレビの前での感じ方に違いが出るのは当たり前だと思ったり。

 

カタールで見た恐ろしい格差社会反日感情があるかと思いきや親切だった中韓、心の豊かさを感じたブラジルなどなど、行く前に思っていた予想と実情が大きく異なることほど強烈な経験はないなと。だからこそ行けるうちにいろんな知らない文化や土地を訪れたいし、ネットの情報じゃなくて自分でいろいろなものを見て感じたいな、と思う。

ただまあ強烈な体験って期待していくもんじゃなくて偶発的要素が強いから、あまりそれをもとに旅行先は選べないけれど。それでも、同じ値段でイタリアか東欧、って言われたら迷わず後者を選ぶかな(笑) 今回も飛行機が安すぎるがゆえにいろんな旅程が浮かんだのですが、結局は知らない場所を無意識に選んでました。

 

最後に今まで行った場所の写真をちらほら。

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ロッコアトラス山脈に位置する集落。

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なんか無気力になってた時期に、数日前に飛行機を取って行った西安の屋台街。イスラムの文化が混ざっているため、食文化は中国のそれとはだいぶ違う。けどとても美味しかった。

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アマゾン川の日の出。アマゾン川も、宿泊施設も、ガイドも、行ったメンバーも、全てがエクストリームだった。一生忘れないだろうなぁ。デング熱と下痢に襲われたことも含めて。

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高校の進学祝いとして連れて行ってもらった2012年の北京。これも未だに鮮明に記憶に残ってる。そしてあの頃はいろいろ未熟だったというか生意気だったな(笑)

3ヶ月が経ったらしいです

8月中旬から来て早いものでもう3ヶ月です。


というわけですが、すでに11月は下旬を迎えようとしていて、コペンハーゲンにも本格的な冬が訪れてきました。

2ヶ月目から生活が変わったかというとテストでは一番上の成績を収めて、次の授業が明日からはじまる、という感じです。もうTaastrupとかいう訳わからない土地に行く必要もないので、ここからは少し生活も楽になるのかな。

あとはCouchsurfingが徐々にリクエストが増えてきました。今もちょうどクロアチア人が泊まっていて、これはこれでいい経験になるな、と思います。もちろん多少気は使うので月に1人くらいかな。まあこれに関しては今度暇なときにでも書こう。

 

寒さに関しては防風のものを使えばそこまで寒くない(ないと死んじゃう)んですが、それよりもなによりも日が短いです。そしてそもそもの高さが低いので、12時になってもまるで西日のような眩しさです。

というわけで、晴れている日であろうとなんであろうとなかなか「晴れた日の昼!」みたいなあの瞬間がまあ訪れないんですね。そして恐れていた事が起きました。そう、ビタミンD不足です。

北欧など高緯度地域では冬に日光を十分に浴びることができないため、ビタミンD不足になりがちだそうです。特に日本人などは経験したことのない日照時間だったり、冬場のビタミンD不足だったりが災いして冬の鬱になりやすいとか。

なんかここ最近非常にため息をつく回数が多くなっていて、でも特に原因がわからない、という日々が続いています。

もちろん新しい授業がはじまる不安、次のセメスターで取る予定の授業がかなり重たそうだという懸念(3月上旬から中旬までの2週間ケニアはオタヤという、ナイロビから100Km北の地に籠ります)だったり、慣れてない初対面の人と暮らしたり、英語がなかなか読み進められなかったり、と小さなことはあるんだけれど、それでも今までは何かしらで切り替えられていたのがなかなかそうもいかず、ちょっと苦しんでいます。

栄養学を学んでいる友達に魚を食えと言われたので、ニシンの酢漬けとビールといういかにもデンマークな組み合わせでひとりぼちぼちやっているのだけれどますます鬱になるんじゃないかこれ。

とりあえずサッカーがないというのは辛い。いや、サッカーはコペンハーゲンでやってるんだけれども、俺が見たいのはFC東京のサッカーであって味の素スタジアムに行きたいんだということを最近実感し始めています。やっぱり今まであったものがなくなるってのはつらいね。

 

最近は、というか本当に本当に最近ですが英語に慣れるために、というか息抜きを英語でしようということでYoutubeBuzzfeedとかを見てたりします。受験の時に、勉強の息抜きに数学の問題を解くとかいう常人には理解されなさそうな方法がなんやかんや功を奏していたので、この方法もうまくいくといいなーと。というわけでおすすめの英語チャンネルとかあったら誰か教えてください。

パリでいったところまとめ。

さっきまでまあまあ書いてたのが一気に全て消えてしまったので、回ったところをかいつまんで色々書いていこうと

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EU在住カードはパリでめっちゃ便利

EU在住カードとかいう何も役に立たないカード、とか思っていましたが、パリではめーちゃくちゃ有益でした(ただし18-25歳に限る)

とにかくかなりの施設が18‐25歳のEU圏在住者は無料、という措置を取っていて、

今回だと

ノートルダム聖堂の上に上がる料金:10ユーロ

軍事博物館・アンヴァリッド:12ユーロ

ルーブル美術館:15ユーロ

オルセー美術館:12ユーロ

オランジュリー美術館:9ユーロ

パンテオン:7ユーロ

ということで65ユーロ分得してました。ということなのでパリに行く際はレジデンスカードを忘れないようにしましょう。

ベルギー戦、とその後

当然のことながらブルージュで行われたベルギー戦も見てきました。

前日に移動とかいろいろなパターンを考えたんですが、結局試合当日の朝のバスでリールを経由してブルージュへ。

移動にはOUIBUSという名前からしておそらくフランスの会社を利用。一区間5ユーロな割に、Polskibusのようなボロいバスとかではなくかなり綺麗で、Wifi電源もありと十分すぎる内容。フランス国外に出てもWifiが使えるのはポイント高い。

ブルージュに着いたらとりあえず旧市街へ向かう。リオ五輪で知り合ってから定期的にスタジアムで会ったりしている知り合いの分のチケットをとっていたので、それの受け渡しがてら旧市街でご飯。立地からしていかにも観光客向けのところで食べたけど、値段と味を考えると全然アリ。ヨーロッパに来てから外食で20ユーロくらい行くことに関して抵抗がなくなってきたというか、それはそれって割り切れるようになってきた気がする。

ごはんを食べたあとは旧市街をぶらつくことに。どこに行っても写真映えするような町並みなので、特に用がなくても十分楽しめます。曇りだったのは少し残念だけれど、この時期のヨーロッパは仕方ない。

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で、ぶらぶらしていた時に、バッグ類の全面的な持ち込み禁止の報が。経験則だと小さいバッグくらいなら持ち込めるなって思ったのだけれど、今回はスタジアムからすぐに出ないといけないし、もめた場合のリスクを考えるとあずけたほうがいいなということでコインロッカーに預けてスタジアムへ。

スタジアムに着くと結構な数の銃を持った警察が。ビニール袋を持っていたのだけれど、「それもダメだ」と言われて、「あ、今回は本当に持ち込めないやつだな」って思ってコインロッカーに預ける判断をしてよかったな、と。

知り合いと「まあこのご時世何が起きるかわからないし、面倒くさいけどしかたないか~」なんて話しながらいざ入場。ちなみに開門も1時間遅れ。

スタジアム自体はいいスタジアムなんだけれど、常設の柵とネットのせいでまぁ見にくい。これもアウェイの洗礼。

試合は0-1で負け。評価は様々だと思うけれど個人的には希望が持てるんじゃないかなと思った。というかこの2試合で個人的な酒井宏樹の株がめっちゃ上がりました。いつの間にあんなに頼もしくなったんだろう。

で、この試合が終わったあとにこんな記事が出たわけで、そりゃあもうびっくりですよ。

結果として何事も起きなくてよかったけれど、改めてどこにでも起きうるテロという危険性を実感。そりゃあ手荷物持ち込みを禁止にするし、開門も遅れるなと、全てに合点がいった。しかしながら、それでいて身体検査はすごい簡単に済ませていて、本当にそれでよかったのか?といった感じ。ベルギー側は違ったのかもしれないけれども。

コペンハーゲンじゃあプロパガンダにならないだろうからテロは起きないだろうなーって勝手に思ってたけれど、ブルージュで起きる可能性があるならコペンハーゲンで起きる可能性もゼロではないよな、と。まあ、今回は何もなくて本当に良かったです。

 

kerompa-tokyo.hatenablog.com

前に書いたんですけど、試合が22時45分に終わってそこから150キロ以上離れた場所に5時には着いていたいというむちゃくちゃなスケジュールだったんで、試合が終わったらすぐスタジアムから出てブルージュ駅へ。すぐ出たおかげで、同じく終電に乗らなければならないベルギー在住の一団に合流させてもらえて、難なくブルージュ駅へ。

そこから1時間ほどしてブリュッセル南駅へ。ブリュッセル南駅周辺はブリュッセルの中でも危ないと聞いていたので、いろいろ情報を調べてもさすがに夜を明かした人は日本人情報だと出てこなくて、お得意の出たとこ勝負だなって思いつつ、もしもの為にカード類などは財布以外の場所にしまうなどの防犯対策をしていざ下車。

こんな感じのことをつぶやいたけど結果的にこれは誤りで、同じように夜を明かすんだろうなって思っていた周りの人は電車に乗っていったので、自分の最初にいた場所はホームレスと自分だけに。お世辞にもいい環境とは言えないので、構内を歩き回ることに。遭遇した駅員に聞いてみると、「1時半には駅舎を締めるよ」と言われたので、それまでにはどうにかして安全な環境を手に入れたいなと思う夜12時45分。

そうしてぶらぶらしていると、どうやら同じような境遇にありそうな3人組と遭遇。聞いてみたらまさにビンゴで、うち2人はフランクフルト行きのバス待ち、1人は同じく3時半のバスを待っているメキシコ人の同い年。一人だとやることないし心細いけれど4人いればなんとかなるやろ、となって、結局締め出されたあとも2時間外で待機。

まあ周りにはホームレスも浮浪者もたくさんいて、こっちに向かって叫んでくるちょっとおかしな人もいるのでお世辞にも雰囲気がいいとは言えないけれど、駅周辺はそこまで身の危険は感じず。話によると駅から少し歩いた通りはかなり危ないらしい。どちらかというと寒さで低体温症寸前まで行ってたかな、といった感じ。みんな震えが止まらなくなってた笑

というわけで眠気と寒さと疲労で死にそうになりながら、なんとかシャルルロワ空港に到着。パリのボーヴェ空港と同じ感じだと思ってたらもう少し立派だった。

飛行機の時間一緒くらいだからもう少しいろいろ喋れるねーって言ってゲートを通ろうとしたらどうやらターミナルが二人別。向こうはすでにゲートを通ってしまっていたので引き返すこともできず、簡単な挨拶でお別れに。Facebookなどで簡単に繋がれるこのご時世とはいえ、本名がわからないとどうにもこうにも。お互い共通点もないので、会おうとしなければ一生会えないだろうから、本名聞いておけばよかったなーと別れてから後悔。まあ逆に、こういう時代だからこそ、こういう人との出会いと別れっていうのもたまにはいいのかもしれないなとも思う。というかそういうことにしておこう。

 

そんなこんなで倒れこむように帰宅。パリで1週間滞在していたのが、中学1年のころから一緒にサッカーを見ていた人の自宅だったので、ほんと家族のような安心感があったせいか、帰ってきた瞬間にパリロス。今日は一日何もしたくないイヤイヤ期が訪れていましたが、そんな今日でコペンハーゲンに来て3ヶ月目。3/11が過ぎて果たして自分の思い描いていた留学生活は送れているだろうか、と自問自答。思い描いていたものかどうかはおいておいても、留学の意義、残り8ヶ月の目標(というか信念)てきなのは徐々に見えてきたかな、と思ったりします。明日から授業再開。そして明日から来週にかけてCouchsurfingで2人が泊まりに来ます。いろいろバタバタしているけれど楽しもう。