備忘録

書きたいことや思ったことの殴り書き。

ハンブルク旅行

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こんばんは。ヨーロッパは相変わらず激しい寒波に見舞われています、、
今週末はコペンハーゲンから比較的に簡単に行ける都市の一つであるドイツ・ハンブルクに小旅行
理由はいつもどおりサッカー。ハンブルグにはハンブルガーSV(通称HSV)というチームとザンクトパウリという、サッカーファンにはなじみの深い2チームが存在している。
ハンブルガーSVといえば未だに2部に降格してことのない古豪(とはいえ今年は流石に落ちそう)で、過去には高原、現在は酒井高徳がキャプテンを務めるチーム。
一方のザンクトパウリ宮市亮が所属しているけれど、それよりもなによりも反体制的なチーム、熱狂的なファンを持つチームとして有名。本拠地は名前のと おりザンクトパウリ地区で、ここはレーパーバーンなどを含む繁華街。

本当はザンクトパウリの試合とハンブルガーSVの試合を一緒に見たかったんだけれどもどうやら2チームがどっちもホームゲームの週は存在しないため、どちらかの試合を選ぶ必要がある。今回はよっちの所属するマインツがハンブルガーと試合をするということだったので、そっちを見ることに。ザンクトパウリは次回にお預け。

そんなこんなで3回目のドイツ。3回目だけど、3回とも滞在時間は24時間未満とかいうめちゃくちゃな旅。今回も夜行でハンブルクに入って、夜行でコペンハーゲンに帰るというハードな日程。お金を浮かせたかったのが一つ、課題が忙しそうだったのが一つ。

コペンハーゲンからの行きはDBというドイツ国鉄が運営してるバスで。これが面白くて、途中船にバスごと乗って、その間はバスから降りて船旅を満喫。ドイツについたら再びバスに乗る、といった感じである。んだけれど、正直よる10時に出発するバスで、所要時間6時間弱のあいだにバスの乗り降りを強要されたら寝れたもんじゃない。というわけで寝不足のままハンブルクに到着。
バスターミナルから駅まではすぐ、駅に24時間のマックがあることはリサーチ済みだったのでマックに入って暖を取る。
けれどそもそも外気温がマイナス11度だったので、マックが外より暖かいといえどじわじわと体温を奪われる。しかもWIFIもコンセントもないので仙台戦も見れなさそう、ってことで仮眠をとっ て7時くらいにほかのカフェへ。
ここのカフェは意外と当たりで美味しかった。Wifiがないのが残念だけれど、ハンブルクはどうやらフリーWifiがあまりないらしい。

観光については何も考えてなかったのだけれど、とにかく寒いのでインドア観光したいなー、と思ってミニチュアワールドへ。ここはヨーロッパを中心としたいろんな都市のミニチュアが集まる世界最大級のミニチュアワールド。

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街の設計がどれくらい精密か、はわからないけれどとにかく芸が細かい。めちゃくちゃ細かい。

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ミニチュア人形はいろんなところでストーリー性溢れる寸劇を行ってるし、鉄道や車はコンピューターを使ってコントロールしてるらしい。

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期待値以上に楽しかったし、13ユーロ(学生11ユ ーロ)払って入る価値は普通にあるかなーと。特に男性にはめっちゃおすすめ。きっと惹かれるはず。

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世界遺産にもなってるレンガ地区の一角にあります。

そのあとはザンクトパウリのショップに行きたかったのでレーパーバーンへ。レーパーバーンはドイツ最大級の歓楽街で、歌舞伎町をもう少しストレートにきつくした感じ。風俗の隣にオフィシャルショップを構えるチームなんてザンクトパウリのほかにあるんだろうか笑

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ザンクトパウリのグッズの多くにスカルが描かれているので全然オフィシャル感がないのがすごい。アンダーアーマーのアパレルがありえない安さになっていて激しく惹かれたけど、冷静に同類のジャージたくさん持ってるな、っていうことで「You'll Never Walk Alone」Tシャツ購入。まるでオフィシャル感がない笑

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ザンクトパウリのウルトラスのグラフィティ
そんなこんなで時計の針は12時を回っていたので、評判のそこそこ良いハンバーガー屋さんでハンバーガーを食べてからスタジアムへ。

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HSVのスタジアムは郊外にあって、最寄り駅から20分くらい歩くかシャトルバスか。多分シャトルバスの方がこの時期はいいかなと。
チケットは直前にオンライン で取るとチケットオフィスで取り置いてくれることは確認済みだったので、チケットをもらいにまずはチケットオフィスへ。
チケットオフィスへいった後に向かうはゲート、だったのだけれど、ゲートに行くと「リュックは大きすぎるからだめ。預かり所にあずけてきて」と言われたので預かり所へ。テロの対策なのかかなりチェックが厳しくて、預け場所へ向かってから再びゲートへ。預けるのは無料です。にしても持ち込めるものの規制も多く、結構不便。

スタジアムはホーム側とアウェイ側は完全隔離。ホーム側は、入るゲートの指定こそあるものの一周することができます。
朝見た予報だと試合が始まる頃は3℃とかだったはずなのに、蓋を開けてみるとマイナス8℃。カイロは持っていたもののマイナス8℃は座って大人しく 見る気温じゃねぇよって思いつつも着席。
席は一番安いところをとった割にはかなり見やすかったです。なんで一番安かったんだろうといった感じ。

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ハンブルクのサポーターグループはメイン寄りコーナー二階に位置取る。タイとか中国みたいにサポーターグループが乱立してるならまだしも、メインのグループでこんな位置にいるのは初めて見たなー。なんでなんだろう。

肝心の試合は、というと、マイナス8℃で見る試合じゃなかったです。まさに17位vs16位、といった内容だなと。高徳もよっちもスタメンで、二人共ほぼフル出場だったのでそれは良かったけれど。HSVはVARでゴールを取り消されたり、PK外したりとか、もうとことん付いてねぇなって感じで、そりゃ17位だわと。マインツマインツで、この中で結果を出さなきゃなよっちは相当大変だなと。前半の決定機は自分で行って欲しかったけど。
試合後によっちに向けて東京の旗を掲げたらしっかり反応してくれました。それだけで来た甲斐あった。
くっそ寒くて腹痛にやられたり、足の感覚なくなるわ腰が痛くなるわで散々ではありましたが、最後のでだいぶ報われた感。
にしても寒かった!ほんとに!来週は長友さんを見に行きますが、ここまで寒くないことを願いたい次第です。
今後のFC東京関係のサッカー観戦予定は
ガラタサライ(長友)
②ヴァイレBK(ウタカ)
③Saint Joseph Tournament(U-18)
④代表orポルティモネンセ(中島翔哉)
⑤イェルヴァガ(中野遼太郎)
といったところを目標に見ていこかなと。時間があるかどうかは不明。

愛着

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こんにちは。2月ももう終わりで明日からは3月。

それなのにコペンハーゲンシベリアからの寒波のせいでめちゃくちゃ寒いです。間違いなくこの冬一番寒い。

今朝の気温は-7℃、体感気温は-24℃、風速は平均10m/s、最大17m/sとかで尋常じゃない寒さ。

友達が来るたびに「コペンハーゲン、思ったより寒くないよねー」って言われてたけど、その人らにこの寒さを体感して欲しいくらい。

手袋も防風のそれなりにいいものを使ってるのでそれで風は防げるけど、-7℃という絶対的な寒さのせいで10分も自転車を漕いでるとかじかむのを通り越して痛くなってくる。

 

そんなコペンハーゲンの冬にやられてはいますが、この寒さを体感して、コペンハーゲンという街に対してなんとなく愛着が沸いてきているなということを逆説的に感じました。

なんか今まで6ヶ月住んでたけれど、なんというかずっと外様のような気がしてたというか、住んではいるけれどもそれ以上でもそれ以下でもないといった感情を持ってて。綺麗な街だし安全だしいいところだとは思うけど、、みたいな。

それが最近何があったかしらんけど、やっと自分の第2の故郷になりつつあって、同時に好きな街になってきたな、と。上で思っていた事とは対照的で、物価が高いとか、営業時間が短いとか、そういうところもひっくるめて心地が良くなってきたなと。

 

これはサッカーでも感じていて、自分の場合FC東京にしても日本代表にしても、自身のアイデンティティだったり自身の愛着のある土地のチームだからこそこれだけのめり込めているわけで。FCコペンハーゲンについても、最近やっとFC東京や日本代表に肩を並べていいかな、位になってきたし。

 

いつも試合前にはこのアンセムが流れるんだけど、このアンセムを聞くと気持ちが高揚するし、ゴールが決まったら周りの知らない男たちと抱き合うし、そういう熱狂、もとい日常がこの街でも味わえるのは素直に嬉しいです。

 

どうでもいいけどこういう感じのビデオ、東京も作ればいいのになーって思う。City bred two coloursは昔はそういうスタイルのビデオだった気がするけれど。熱狂とかがダイレクトに伝わるビデオって日本だと少ない気がする。

 

しかし愛着を感じてきたと思えば残りは4ヶ月。きっと一瞬で終わってしまうのだろうと思うと時間の無さ具合に焦燥感を感じる感じる。残りの4ヶ月でこの街をもっと感じ取ることはできるのだろうか。。

英語関連のこと

わりとただの備忘録、というか日記

出発時の英語力のスペック

IELTS6.0(R7.0W6.0L6.0S5.0)

一応受験戦争をくぐり抜けて来たのでまあまあはやっているが、「英語は伸びねえなー」って思ったので他の人に比べたら絶対半分もやってない。

大学入ってからも英語系の授業は軒並み楽そうなの選んでは誤魔化してたので英語力なんてほんとないに等しい、そんな感じ。

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ヘルシンボリの愛のトンネルに行ってきた話

愛のトンネル、というとウクライナのリヴネという都市のものが有名です。とても有名です。

その割にはGoogle Mapで「愛のトンネル」とか、「Tunnel of Love」とかで調べてもヒットしなかったりします。なんなら「Tunnel of Love」で調べたらスウェーデンヘルシンボリのものがヒットしてしまう。

 

 

スウェーデンヘルシンボリといえばコペンハーゲンから1時間ほどで行けてしまう都市です。この愛のトンネル、観光地化は全くしていないようでクチコミ7件の評価4.0というすごい微妙な具合だし、そんなに近くにあるならいっそのことどんなもんか確認してみよう、ということで行ってきました。

 

場所はというとヘルシンボリから北に4キロほどいったところにあるので、バスで行くのが得策。3,6,8番線のどれでも行けますが、海岸沿いを走る8番線が個人的にはおすすめ。

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8番には市庁舎の前とか駅から乗れる。

 

ちなみにスウェーデンデンマーク以上にキャッシュレス化が進んでいるのでバスはクレジットカードか交通カードでしか乗れないです。現金下ろしても無駄になることが多いので、基本的には下ろさなくてもいいかも。

Palsjo Krogあたりのバス停で降りてそこから丘を15分ほど登ったところにあります。

ちなみにこのバス停のあたりにはサッカー選手の像があって、もしやとおもったら

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やっぱりそう。スウェーデンの英雄でありヘルシンボリ出身の選手でもあるヘンリック・ラーションの像でした。もうちょっと街中に建ててあげればいいのにって思ったり(笑)

ズラタンの像とかはマルメにはなかったけど、現役引退したら作られるのだろうか。

 

丘を登る途中の道での景色も綺麗。行った時はちょうど日没前だったので、対岸のデンマークに沈む夕日を見ることができました。

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丘を登りきるとそこには確かにトンネルのようなものが。

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トンネルの長さはおよそ100メートルほど。本家より短いけれどもちゃんとトンネル。トンネルを抜けた先には屋敷。葉が落ちていてスッカスカなトンネルだったので夏の方がもっと幻想的なのかなーとも思ったりしました。ただわざわざこれを求めてヘルシンボリに行く価値があるか?というと微妙。ヘルシンボリに行く機会があったら行ったほうがいいと思うくらいかな?といったかんじで4.0という評価には納得。

コペンハーゲン在住の方はヘルシンボリに行く機会もあると思うし是非おすすめしたいといったところです!

 

ちなみにほかのヘルシンボリスポットを紹介すると

こことか。ここら辺一帯が高台になってるので、ヘルシンボリの街越しに海が眺められて気持ちが良いです。

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あとはVäla Centrumというショッピングモールにも行きました。ここはヘルシンボリのスポーツチームのグッズが手に入る以外特段何もなかった気がする。(ヘルシンボリIFは青赤のチームです)

 

めっちゃ大きいというわけではないけど、マルメ同様こじんまりとしてていい町だと思います。一日~半日で十分だけれどおすすめの訪問都市です!

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CULTURE NIGHTとかいう神イベント

コペンハーゲンでは年に一回、10月ごろにCULTURE NIGHTという何とも堅苦しい名前のイベントが行われています。

堅苦しい名前ですが、要するに企業・団体による文化祭です。こういうとがぜん興味がわくことでしょう。というかどこの国でも文化祭は文化祭なんですね。

で、このイベントが結論から言うと非常に良かったので紹介しておこうと思います。まじでコペンハーゲンにおいて一番良いイベントなんじゃないか。

Kulturnatten

プログラム自体は本当にいろいろあります。このプログラムに参加するにはカルチャーパスというのを95クローナ(1800円くらい)を購入する必要があって、これを持っていると

①ほぼ全てのイベントに無料で参加できる

コペンハーゲンとその都市圏の交通機関が17時から翌日5時まで無料で乗れる

というメリットが。

①については、場所によっては予約が必要だったりします。ローゼンボー城のナイトツアーだったりはこの日しかやっていないためかなり人気だそうで。

 

回った場所を例として挙げてみたいと思います。

オペラハウス

オペラハウスはニューハウンの向かい側にある建物で、全面ガラス張りなのが特徴。コンセプトは内と外の融和だそうで。そういう建物がコペンハーゲンには多い。

カルチャーナイトの日に何ができるかというと、オペラの特別公演の鑑賞が無料で出来たり、特別に内部見学ツアーに参加できたりします。今回は後者の内部見学を行いました。

小道具をしまっている部屋や、実際の舞台と同じスケールのリハーサル室など、普段見れない場所を見れて満足。

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小道具を置いたりしてる倉庫

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コペンハーゲン動物園

夜の動物園って響きだけですごいテンション上がります。ただホームページ上にも一切の詳細の記載がなかったので、何やってるのかわからないまま動物園へ。

オペラハウスから動物園へは、水上バスでニューハウンまで出てそこから地下鉄、バスと乗り継いで行くことができます。コペンハーゲンにしては珍しく乗り換えが多い。

普段は180クローナもかかる入場料がこの日は無料。

入ってみると、ごくごく普通に真っ暗な中展示されていました。真っ暗な中で動き回る夜行性の動物や影だけ見えるトラやライオン、ホッキョクグマなどはかなり見ごたえありました。そのほかにも熱帯園やキリン、カバなどとにかく盛り沢山。

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トラ。

昼行性の動物は寝てるし、夜行性の動物は活発に動いてるし、ということで普段は見れない動物の姿が見れてとても面白かったです。これは大当たり。

カールスバーグ工場

デンマーク一のビール会社ことカールスバーグは、コペンハーゲン南部に強大な帝国のような感じで工場とかを集めています。駅の名前もカールスバーグ

それはさておきカールスバーグの工場へと行ってみたものの、ショップが夜遅くなのにも関わらずやっている以外はそこまで何もなかったです。目玉であるフリービールは一瞬でなくなったそうで。ただビール博物館は動物園同様に入場無料でした。ありがたい。

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世界中のいろんな銘柄が飾ってあるビール博物館

ブラックダイヤモンド

動物園に2時間以上いたため、なんだかんだカールスバーグを見終えたあたりですでに23時半。ほとんどのイベントは24時に終わるので、なにか見ようということで、急いでライトアップを見にブラックダイヤモンドへ。

ミラーボールが回ってるだけでこんなに綺麗なのかーってびっくりしました。正しくブラックダイヤモンドと言いたくなるような感じ。

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24時以降

24時以降、イベントはほとんど終わると言いましたが、カルチャーパスの有効期限は5時まで。しかもありがたいことにコペンハーゲン交通機関は24時間運行です。

せっかくだし、ということで行けるところまで行ってみようじゃないかということになりました。完全に正しい使い方ではないものの、問題はないです。

copenhagen area zone map

このマップ上のエリアまでは行ける、といった感じです。空港側だとそんなに先まで行けないので、折角なら西側の全く聞いたことないところに行ってみよう、ということで目指したのはBorup。完全に語感の良さで選んでます。

午前1時にコペンハーゲンを出て2時頃にBorupへ。しかしここで、乗り継ぎのバスが1分後or2時間後という衝撃の事実に気づいた我々は、2時間も絶対やることないだろ、ということでバスにかけ乗り1分でBorupをあとにしたのでした、、

バスが向かう先はOlbyという海沿いの都市。ここまでたどり着ければあとはS-togがコペンハーゲンまで運んでいってくれます。

Olbyももちろん何一つ店がやっていなかったので、突発的な腹痛に耐えながら椅子に座って待つのみでした。結局BorupでもOlbyでも何一つ成果は得られなかったです。そういうこともありますね。

まあ普通に考えてこの国で深夜に田舎に行くのは得策じゃあないです。寒いだけですね。

 

とはいえカルチャーナイト自体はこれ以外にもめちゃくちゃいっぱいイベントがあるので、この時期にコペンハーゲンにいる人は是非参加してみてください!

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春学期の始まり。

気づいたら新学期。

なんやかんやいいつつ始まってみると次々と押し寄せてくる課題に辟易するものである。

 

ケニアに行く授業を取るつもりだったのだけれど、春学期後半に取ろうと思っていた授業がキャンセルになってしまったことや、その他いろいろな懸念事項があったために断念しました。

春学期の前半にとっている授業は二つ。East Africaっていう授業とAcademic Englishという授業。

East Africaというのは文字通り東アフリカと呼ばれる地域についての授業。生物学の授業なのだけれど、7週間、週9時間で東アフリカの考古学から生態系、民族・政治・宗教・考え方などあらゆる分野について勉強するという授業。終盤にやるべきことがとても多そうで辛そうだけれど、東アフリカについては小学生の頃から憧れを抱いていて、今でもアフリカ、とくにこの地域への興味は薄れていない自分にとっては良い授業。

アフリカ相手の開発案件ではしばしばお互いの意思疎通が取れない(宗教などが絡んでくる思想の違い)とも聞くので、そういった面でも役に立ちそうかなと思う。

 

もう一個のAcademic Englishも自分にとってはいい授業かなと思う。Speaking力はまあ足りないんで適度にディスカッションの機会を設けてくれるのはありがたい。でもやっぱりWritingの部分が一番期待大。ライティングに関しては一番自分ではどうしようもないというか、文法が正しい正しくないというよりも、どういった英語が学術的なのかが分かっていないので、それをレクチャーやエクササイズ交えて教われるのは良い。

 

IELTSとかのWritingのセクションのコツみたいなのを本で見てみると、「簡単な単語ではなく難しい単語なども使ってみましょう」みたいなことが書いてあったりするんだけれども、実際にAcademic Word Listなるものがあることをこの授業を通して初めて知った。

www.oxfordlearnersdictionaries.com

たとえばこれとか。

Academic Phrasebank

こんなのもあるらしくて、これはツイッターで回ってきてた。

意識的にこういった中から単語やフレーズを使っていけば段々とライティングのスキルも上がるのかなぁと思ったりしている。

 

あとはこんなテストもやったり。

www.surveymonkey.com

日本語版はなかったので英語版。ハニーさんとマンフォードさんが考案したアンケートで、80問に答えると自分の学習スタイルがわかるというもの。Yes/Noのアンケートなので答えやすいとは思う。たまにどっちとも言えない質問あって困るけれど。

結果は現実主義者にやや強い嗜好、次に活動家、といった感じでまあなんとなくあたってはいるかなーという感じだった。たしかにいろんなことに手を出してみるけどわりと飽きっぽい、という点では活動家にピッタリ。現実主義者なのかどうかはわからないけれども、実現性(Feasibility)を問うことは多いかなと思うし、実際の用途とかがわかっている方が興味が沸くな、とも。

これの結果を元に自分の強み弱みみたいなのが可視化されるので、もし興味があったらやってみるといいかもしれません。

 

授業はまだまだ苦痛を伴うなと思うけれど、それでも知らないことを知れるというのは楽しいし、それが自分の興味のあることであればなおさら。今学期もやっぱり勉強メインで頑張ってみようかなって思いました。

Ærø(エーア)島旅行

kerompa-tokyo.hatenablog.com

こんなことを書きましたが、結局いろいろ予定が立て込んで来たりで、確保できたのは1日だけだったので、その1日でフュン島の南部に位置するスヴェンボーという都市からさらに船で1時間いったところにあるエーア島という島へ日帰り旅行してきました。

目的という目的はないんですが、この島のÆrøskøbingという村がデンマークのなかでも特に美しい小さな村といわれていたので、せっかくなら訪れてみようと。

この島へ行くにはスヴェンボーというフュン島南部の都市まで電車orバスで行ったあと、さらにそこから1時間に1本の船に乗る必要があります。

ということでまずはスヴェンボーという都市まで。行きは安い電車がなかったのでフリックスバスでここまで。都心部で降ろされると思ったら高速の脇で降ろされるトラップ。まあそんなに遠くなかったのでよかったですが。

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スヴェンボーという町は聞いたことはなかったものの、ここら辺の街の中では結構大きいようで、土曜日ということでショッピングを楽しむ地元の人でにぎわっていました。よさげなお店も多かったのですが、船の時刻が差し迫っているということで急いでフェリーターミナルへ。フェリーターミナルにはチケット売り場のようなものはなく、かといって乗客専用の乗り場も見つからなかった*1ので途方に暮れてると、車のところから入っていいよと(笑)

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そんなこんなで何とか船に乗り込む。車が載るサイズなので比較的船は大きく、この船にも一応食堂がついていました。味はイマイチ。

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小さい会社だとこんなもん。Scandlinesとかだとかなり豪華。

スヴェンボーからエーアスコビングまでは往復で80クローナ。船の中で往復チケットを買うことになります。

 

船に揺られて70分、やっとエーアスコビングへ到着。ついた時点ではそれなりの雪。雪の粒自体は小さいんだけれど、あられのような粒で、しかも強風なんで痛い。

エーアスコビングに着くや否や、目に入るのはカラフルな家々。ほとんどが普通の住居だというのだからすごい。逆に言うと、ほとんどが普通の住居なのでショッピングとかご飯とかはあまり期待しないほうがいいかもなと思いました。でも歩いてるだけで意匠を凝らした様々な家が次々と現れるのでとても楽しい。

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1時間ほどエーアスコビングの街を散策した後は、これまたカラフルな家々が立ち並ぶVesterstrandというところへ。ここは砂嘴のような出っ張った部分にカラフルな家々が等間隔で立ち並んでいる不思議な場所。夏はビーチになるようなので、たぶん家は夏限定で個人で使われている、という感じなんでしょう。

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遠景

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近づくと

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曇ってても十分絵になる。

ここに行くには海岸沿いを歩いていくしかないのですが、湿地になっているので歩道があるとはいえ結構つらい。

とはいえ苦労してでも行く価値あるくらいにはきれいでした。天気よかったら、ここから見る日没は最高なんだろうなーって思ったりも。

ただ雪がどんどん強くなってきていたので、ささっと見たら退散。しかも船の時間もいがいとギリギリだということでスヴェンボーへ戻ることに。

滞在時間はおよそ2時間くらいでしたが、町を見て回るだけならこれくらいで十分かなーと。夏だと1日いても十分楽しめそう。

そんなこんなでスヴェンボーへそそくさと戻ってみると、昼のにぎやかさが嘘のようにしーんとしている。まさかと思うと、どうやらスヴェンボーの店は日曜は15時とかで閉まるようで、、

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スヴェンボーについたのが16時、電車の時間が18時ということでどこかでめちゃめちゃ時間が余ってしまったので街をあるくものの本当にやってない。まあ土曜日なんてみんな働きたくないし、首都みたいな経済規模の大きさじゃないから仕方ないか。

 

くそアニメを見ようとするもののVPNが止まってしまい断念。結局駅舎でネットサーフィンをして18時まで時間をつぶし、そこからコペンハーゲンまではずーっと爆睡してました。

 

エーアスコビングまでは片道4時間、2500円ほど。行きやすいかというとそういうわけでもないけれど、もしこじんまりとしたきれいな村に行きたい、とかだったらかなりおすすめできる村でした!

*1:早めに波止場につくと乗客専用のところから乗れるらしい