備忘録

書きたいことや思ったことの殴り書き。

HelsingørからHelsingborgへ

試験は可もなく不可もなくパスしたのですが、そこから数日間遊びっぱなしでなかなか書く時間がありませんでした。ネタもないけれど。

 

今日はHelsingør(ヘルシンゲル・ヘルシンオアとも)というシェラン島北部(すなわちノアシェラン)の町に行ってまいりました。ここにはクロンボー城があります。

クロンボー城デンマーク世界遺産のうちの一つで、シェイクスピアハムレットの舞台になったことで有名。ただシェイクスピアは訪れたことはないらしいです。

コペンハーゲンからHelsingørまでは電車で50分。値段はRejsekortで58DKK。

着いたとたん強風で死にそうなくらい寒かったものの、とりあえず駅から10分ほどあるいてクロンボー城へ。

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クロンボー城は城の中に入れて、入るのには90DKK。ただ入らなくても城の周りとか外観は楽しめるので、今回は入らず回りました。

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砲台とかもあります。どうでもいいんですけどコンデジでも被写体アップして十分絞り効かせれば背景ボケの写真とか撮れるなーって最近感心しております。

で、回り終わったあとにどうしようかってなったのですが、この街、4キロ先に海をはさんでスウェーデンのHersingborg(ヘルシンボリ)という都市があります。4キロってそれなりにある気がしたけれど、ヘルシンゲルから見てみるとビビるくらい近い。上の写真の奥に見えるのがヘルシンボリ

船でも渡れるということだったので、船で渡ってヘルシンボリにも行ってきました。

船を出してる会社は2つ。Scandlinesという大手と、Sundbusserneという小さい会社。値段は同じですが後者は最終便が早い上に本数が少ないので普通に前者のほうがよいかなーと思います。ちなみに値段は往復で65DKK(1200円くらい)ですが、コペンハーゲンに帰るのなら片道だけ買って、ヘルシンボリコペンハーゲンは電車で1本、20ユーロで乗れるのでそっちのほうが楽そうだなって往復チケットをかってから感じました。

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こんな感じのフェリーターミナル、駅と直結です。実はもう一個の方に最初行ってしまったのですがそこは寂れてるのでちょっと怪しさもあったりします。値段は同じ。

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船の中は片道20分とは思えないほど立派な作りで、カフェやおみやげ屋さんも付いていたり。

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デンマークスウェーデンの国境はボーダーコントロールがあります。これはコペンハーゲン→マルメでも一緒だったのでスウェーデンは厳しいのかなーと。アジア系だからか1分くらい無言で待たされるという少し怖い思いをするものの無事入国。逆は特に何もないです。

16時過ぎの便だったので、ヘルシンボリに着くやいなや日没。何するかは全く決めていなかったのですがヘルシンボリにはヘルシンボリIFというチームがあって、あのヘンリク・ラーションの元所属チームでもあります。そのチームがどうやら青赤で、グッズが買えそうなスポーツショップが見つかったのでバスでそこまで向かうことに。

デンマークでバスに乗るには現金が必要なので、現金をまず下ろすところから。といっても意外とATMが見つからず、なんとかフェリーターミナルで見つけたATMで200SEKを下ろしていざバスへ。バスでキャッシュで払おうとすると、「NO、券売機で買って来い」と。現金使えないのかーショックだなー、なんて思いながら、鉄道用の券売機でチケット購入。合ってたのかどうかはしらないけど、行き先にはバス停しかなかったため多分あってたはず、です。

で、バスに乗ったあとにクレジットカード専用の支払いシステムがバスについていることに気づき、ここでそういえばスウェーデンでは現金廃止化がかなり進んでいることを思い出します。

diamond.jp

デンマークでもキャッシュレス化に向かっているものの、スウェーデンに比べれば序の口といった感じで、スウェーデンでは本当に現金を使わないらしい。そんなこんなで下ろした200SEKどうするよって思いつつも、結局スポーツショップでマフラーが150SEKだったのでそれを買ってなんとか消費できました。

 

ショッピングモールをひとしきり回ったあとはもう夜だったのでヘルシンボリのレストランで夕飯。こっちで夕飯を外で食べる、となるとまあ4~5000円くらい腹を括って払う必要があるので学生には結構辛いですね。物価に慣れてないと特に。とはいえ美味しかったのでオッケーです。こっちに来て始めてちゃんとしたレストランで外食をしたかも。

帰りはまた乗ってきた船で帰ってヘルシンゲルからコペンハーゲンへ。

ヘルシンボリにお前は何をしに行ったんだと思われそうだけれど、実際コペンハーゲンを出たのが13時とかで日没16時前なんで、まあ仕方ないかなーと。午前中から行けばきっとヘルシンボリも楽しめるはずです。コペンハーゲンからのエクスカーションとしては結構良いモデルコースかも。まあ今回は青赤ボーダーマフラーを買えたのでよし!

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一番上のやつが今回かったもの。ちなみに真ん中のはこっちで作りました。こっちの方が1つから作れるオーダーメイドマフラーのお店がたくさんあるので良い。1つ4000円程で作れて1週間以内に届いたのでかなり満足。多分探せばもっと安いのあるはずだと思います。

いざ決戦―FC東京U-18

有名なゲン担ぎとして、試合に「かつ」ということでカツを試合前に食べたりする、ってのはよくある話ですね。さてさて今週末はFC東京U-18の大一番。

とんかつはべつに食べたくなかったけれど、チキンカツはなんか無性に食べたかったのでチキンカツを作りました。まず胸肉を柔らかくするために酒と塩・砂糖を揉み込んで放置します。

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その間にキャベツの千切りをこしらえようと思ったものの、絶対生で食べるの美味しくないなって途中で思ったので、とりあえず薄切りにした上で塩コショウで炒めます。

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これはこれでうまい。

溶き卵と小麦粉混ぜたやつに漬けます。

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パン粉をつけて油で揚げまして、、

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はい、完成。

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本当は生のトマトをサイドに付けるつもりだったのだけれどここの生トマトはあまり美味しくないので中華スープに。主食がパン以外ないことに気づいたので主食はパンです。なんというバラバラ具合。

そして盛ってから「多くない…?」って気づきました。めちゃめちゃ多かったです。味は美味しかったです。チキンカツ、良い。

cookpad.com

クックパッドは信用度に振れ幅があると思うのであまり使わないのですが、これは美味しかったです。

 

さてさて、サッカーの話です。FC東京U-18について少し。

今シーズンも数試合しか見れてない僕が言うまでもなく、もはや周知の事実ではありますが、今シーズンのFC東京U-18は強くて魅力的なチームだと思います。

チームとして結果を出していることだとか、みんなが上手いのとかはまあもちろんなんですが、それよりもなによりも、個人的にはクラブユース選手権の湘南戦で、背番号9の吹野くんがゴールを決めたあとのみんなで喜ぶ姿がとにかく印象的で。本当に良いチームだなって思いました。

こういった青春っぽい部分を直で感じられるのも高校世代のサッカーのいいところ。

まあでもそんな青春の1ページも、とりあえず明日の試合で一区切りなわけで。年代別のサッカーというのはどうしても年齢制限がある以上、ある日突然そのチームが終わってしまいます。もちろん選手個人個人の成長だったりは見れるものの、チームとしてはそこで一区切り。2017年度のFC東京U-18は泣いても笑っても明日の試合が最後。だからこそ、行ける人はこのチームとしての最後の試合をみて、記憶の中に留めてほしいなーと。たかだか1試合かもしれないけれど、その1試合の記憶がきっと今後のサッカーライフを豊かにするはず。

個人的にはこの代の選手たちを見たのは記憶が正しければ2013年の末の足利ユナイテッド戦@龍ケ崎が最初で、その時「原大智の応援歌、これでいいんじゃないですかね~」なんて提案したり、小林幹のすげープレーにど肝を抜かれたりと、なにかと印象深かった試合。そこから4年が経ち、大智はプロ昇格が決まり、幹は10番としてチームに君臨しているわけでなかなかに感慨深いですね。

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話の持って行き方がスムーズではないですが、チームの中心選手であり、来季のトップチーム昇格が決まっている愛斗の記事。

web.gekisaka.jp

>「個人としては中学生の頃からFC東京でタイトルを獲り続けてきているので、その勝負強さというのを最後も見せることができたらいいなと思います」

ってなんて素敵なんでしょうね。こんな力強いコメントを残せる選手が来年からFC東京のトップチームに加入するなんて。こういう選手に将来的にはチームを引っ張っていってほしいと思うし、必然的にそうなるんじゃないかなっていう気がしています。

 

まあでもそれはまだ先の話。とにかくまずは明日の大一番。しっかり勝って、有終の美を飾って欲しいなと思います。記憶にも、そして記録にも残る2017年のFC東京U-18であってほしいなと。Vamos Ganhar!!

4ヶ月目。

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コペンハーゲンは雪でした。

早いもんで4ヶ月が立ちました。さすがにそろそろ何ヶ月目とか気にしなくなってきた(あ、もう4ヶ月か、みたいな)

 

最近何やっているかというともっぱら試験勉強とかです。

今とっている授業が環境保全学の授業とデンマークの文化の授業だってのは以前書

いた気もしますが、前者が試験+エッセイ+プレゼンテーションで評価、後者がエッセイ8枚つうことでかなり忙しくなっている。

予定だったんですが、これに加えて学外のデンマーク語のテストもあることを考慮すると、後者のエッセイをはやめに片付けないとやばいぞってことに気づいたおかげで、12月の1週目にはすでに終わらせられて、意外と余裕はできています。とはいえ忙しいことには変わりは無いんですけども。

エッセイの内容はデンマークの教育と日本の教育の比較でした。歴史とか政治も面白かったんだけど、日本の歴史や政治についての知識が浅かったので、自身が受けてきた教育が一番書きやすいかなーと思って書いてみたり。周りが15枚36000字のレポートを2つとか書いている中で8枚21000字はそんなでもないですが、まあ自分にしては頑張ったことにしておきましょう。

もう一個の授業は論文の要約エッセイ、グループプレゼンテーションをまずやって、それをもとに口頭試験といった感じ。なんか今週無気力な状態が結構続いて、エッセイが思ったより進まなかったり体調が悪かったりでピンチだったんだけど、今日やっとエッセイをひとまず書き終えたからなんとかなりそうかな。あとは普段の授業の課題もやって(*1)、試験勉強を少しすれば大丈夫かな?といった感じ。

*1:本来は1月試験のものを留学生特例で12月に早めてもらってる

デンマーク語の試験は明日です。とは言ってもやってることは大して難しくないので、さすがになんとかなるはず。まだ勉強を全然やってないけど。こちらも口頭試験です。自己紹介とか、簡単な説明ができれば大丈夫なのかなーといった感じで、パスすれば多分

 

 

んで、最近は結構落ち込む、というかやる気が本当に出ない日がたまーにきます。最近気付いたんですが、そういう日は寝るに尽きますね。

結局やろうと思ったって全然進まないんだから寝たほうが幾分マシだということに気づくのに4ヶ月かかりました。遅い。

まあでも、やる気が出ない日でもブログだとか英語の勉強はある程度はかどるんで、そっちに時間割くこともありますが、基本寝るのが一番有意義だなーと感じます。

先月かったビタミンD剤ですが、週1くらいでLethargicになったら飲むようにしていたんですけど、ある日飲んだあとになんか体が震えだして(すぐ止まったけど)これまずくない?って思ってから飲んでないです。どうやら体内のビタミンD半減期は20日らしいので、週1で飲んでたら確実に過剰摂取への第1歩(計算はめんどくさいのでしない)

 

そんなこんなで気づいたら12月。2017年も終わりだし、なんといっても秋学期の授業が終わってしまえば前半戦終了のようなもん。後半戦も早速面白くなりそうな気配はプンプンしているとはいえ、少し焦りを感じていたりもします。

あとホームシックとかはなんやかんやないけれど、ふとわが街を思い出したりするとしみじみしてしまって、なんとなーく窓の外を眺めたりします。んで小沢健二の名曲「ぼくらが旅に出る理由」なんかが脳裏をよぎったり。この曲、「ぼくらが旅に出る理由」という曲名ながらその理由は明かしてなくて、そこが逆にいいよなーって思います。結局自分が旅に出た本当の理由はなんだったんだろう?なんて思うものの、やっぱり未だにつかめず。まあそれはそれでいいのかなーいつか見つかるかなー。こういうのって後付けの理由でもいいのかなーとも思ったり。

 

まあとりあえずあと1週間で授業が終わりなのでとりあえずそれまでは勉強頑張ります。そのあとはクリスマス。アドベントブログ楽しそうだよね。東京サポーターでやったら面白そうだよなーって思いつつも自分が立ち上げる勇気はない笑

 

1年の振り返り的なのは試験とクリスマスを終えて、多分年末も年末でかなりギリギリに何らかのテーマを持って書きたいなーって思っているので、何かいい案思いついたら書きます。

サッカー見納め―ヨーロッパリーグ第6節

今年は例年よりサッカー観戦数が少なかったですね。まあ仕方ないっちゃ仕方ないわけですが、

FC東京 16試合(味スタ、等々力、大宮、日本平ヤマハユアスタ、札幌D、新潟)

FC東京U-18 4試合(小平、富士見、下増田、西が丘)

日本代表関連 4試合(埼スタ、天安、リール、ブルージュ)

FCコペンハーゲン 5試合(パルケン)

その他 4試合(吹田、セビージャ、エルプラット、オリンピコ)

というわけで計33試合、21会場に足を運んだようです。去年は72試合38会場に足を運んでたので大体半分。これに加えてそういえば年始のキャンプを見に宮崎・鹿児島に行ってたんで、まあ留学の年としては十分かな。というかキャンプが今年だったとは思えないくらい昔に感じる、、

リーグ戦の日本平とか、U-20のイタリア戦@天安はかなり印象深いし、チームという意味では間違いなくFC東京U-18。ピッチ内外関わらず全員で戦っているというのが目に見える本当に強い・良いチームだなという印象を受けました。

kerompa-tokyo.hatenablog.com

そんなチームは最終節で青森山田と対戦。勝った上で他会場の結果待ちだけれど、今年の集大成。去年のリベンジを果たしてほしいなと。

 

 

そんで今日がその締めくくりとなる年内最後のサッカー観戦でした。

ヨーロッパリーグ予選第6節、FCコペンハーゲンvsFCシェリフ。FCシェリフはモルドバのチームらしいです。

EL、強豪どころだとミランとかアーセナルが出ててかなり有名なチームも多く、アトランタ・リヨン・エバートンなんかがひしめき合うグループもあるなかでFCコペンハーゲンの入ったグループFはロコモティフモスクワ、FCコペンハーゲン、FCシェリフ、ズリン(チェコ)というくっそ地味なグループで、正直これ絶対いけるやろって思っていたんですが第5節終了時ではシェリフが1位、2位がモスクワ、3位がコペンハーゲンでした。

幸い最後が直接対決だったので、勝てば無条件で突破、引き分け以下で無条件で敗退というこれ以上ないくらいわかりやすい状況。

ここのところ、というかシーズン前の大幅なメンバーの入れ替わりもあって今シーズンとおしてコペンハーゲンはあまり芳しくなく、サポーターのフラストレーションも溜まっており、先日の首位との一戦で完敗したことを機にサポーターがブチギレ横断幕を出す始末。

2人って書いてたんだけどキーパーのオルセンはハーフだし、多分文字情報ならスウェーデン人にも伝わるなって後から思ったので実質4人くらいはなんとなくわかるんだろうか。

まあ実際どんな試合をしているかというとひどいもんで、戦術なんてものはあまりなく、とにかく個で粉砕する試合が多い。だから行ける日はガッツリ勝つけど、負ける日は何もできずに負ける。んで守備もキーパーだのみな部分が結構多い。

 

今日も前半は結構押され気味だったものの、本日から復帰したパラグアイ代表サンタンデールなどを中心に徐々にペースを握り始め、

キプロス代表のピエロス、チェコ代表のルフナーがコーナーキックからヘディングを決めて2-0で勝利、見事EL決勝トーナメントへの出場権を獲得。

って書くと危なげなく勝ったように見えますが、向こうが一人退場してからもPK取られたり(外した)、なんかどフリーのヘディングを打たれたりと、かなりヒヤヒヤものでした。2-0は怖いね。

 

しかし最初来た時は、FCコペンハーゲンって25年でタイトル20個ちかくとってるデンマークの超強豪だし、一番最初に見た試合もあんまり良くはなかったけど、ディフェンディングチャンピオンらしく順位上のチームに対して個でねじ伏せたり、「さすが名門や!」ってなってたんだけど、案外ポカ多いし、なんだかちぐはぐがずっと続いていて、強豪なんて応援し慣れてないから逆に親近感が湧くというか(笑)

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Sejrは勝利、って意味で今日のスローガンでした。わかりやすい。

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応援はこんな感じで、重要な試合だと発炎筒を炊いたりコレオグラフィーをやったり、とビジュアルは結構綺麗。応援はテンションの落差が激しいというか、チームがいい感じの時の声量はすごいけど、そうじゃないときは本当に真ん中の一部しか歌ってない、みたいな(笑)

まあこれもスタイルかなーと思ったり。アウェーだともう少し違うのかな。

あと応援歌はほとんどすべてデンマーク語なので覚えるの大変!ブラジルとかとは比べ物にならないくらい、というか何言ってるか全くわからない(笑)

歌ってる内容は多種多様だけど、結構首都を誇ってるんだなーって思ったり。まあ徐々に覚えつつあるし帰る頃には歌えるようになってるかな。

そんなこんなでデンマークのリーグ戦はウィンターブレークに入るので、一旦サッカーは見納め。次はいつになるのだろうか。アテネで見れればいいけどどうでしょう。

再会。

こっちに来て3ヶ月、初めて国内旅行をしてきました。

今回はVejleという都市とHerningという都市へ。多分ほぼ100%の日本人は一生耳にすることのないような都市ですが、何故行ったのかというと、日本で知り合った2人と再会するため。

たまたま在日本デンマーク大使館でビザの申請の待ち時間が一緒で、そのすぐ後に3人でごはんを食べて、「またデンマークで会えるといいねー」と言っていたので、いつか会いたいなと思いながらもなかなか会えずじまいだったので、このタイミングで会えてよかった。

1回会っただけでよくそんなデンマークで会うほどの仲になったねとも言われるけど、実際ビザを申請した当時は「デンマークに同じ時期に行く人なんてそうそういないから知り合っておかないと!」っていう気持ちが強かったと思う笑 自分は大学生、方やフォルケホイスコーレ、方やなんと高校生、ということで違うバックグラウンドを持っているってのもあるかな。

で、3人で会うことになったのは日曜日だったのだけれど、土曜日にフォルケホイスコーレでJapanese Night的なのをやるよ、ということでお邪魔して、日曜日にHerningで3人で会う、といった感じのスケジュールでユトランド半島へ。

フォルケホイスコーレって成り立ちが成り立ちなだけあって田舎にある学校が多いのだけれど、今回もめっちゃ田舎(失礼)で、Vejleから2時間に1本のバスに乗って暗闇で下ろされて、そこから徒歩だと20分くらい、みたいな感じで、結局行きはバス停まで迎えに来てもらいました。

バスに乗る時に残高が足りなくて、現金も持ってないしチャージなんてシステムもそこにはないので、こりゃやばいなって思ったら運転手が「ま、いいよ」って言って乗せてくれたおかげでなんとかホイスコーレへ。田舎優しい。

 

フォルケホイスコーレ内で普通に夕飯をいただいて、そこからはそこのフォルケホイスコーレにいる日本人と数人のデンマーク人でJapanese Nightの準備。日本でよくやるようなレクリエーションをやったあとにカラオケナイト、といった流れだったんだけれど、思った以上に盛り上がってよかったなって思いました。

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カラオケ、デンマーク人が歌ってるのはほとんど洋楽(≠デンマークの音楽)で、しかもみんな知ってる、みたいな感じなのはすごいなって思ったと同時に、これってデンマークの音楽があまりはやってないことの裏返しなのかな、とも思ったり。あとデンマークでカラオケ屋チェーン店やったら儲かるんじゃないの?って思ったんだけどどうなんだろう。権利関係とか大変なのかな。

まあそんなこんなで楽しんで、次の日の朝がはやかったのでほどほどにして就寝。

 

次の日はまずバスでVejleまで出て、そこから電車でHerning、という予定だったんだけれど待てど待てどバスが来ず。日曜日だしまさかの臨時運休もあり得るし、「これバス来ないんじゃないですか?待っても仕方ないしヒッチハイクしてみますか」っていって、人生初のヒッチハイクを敢行したら二台目であっさり成功笑

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運転手曰く、こないときは来ないらしい。田舎の適当さ具合に呆れると同時に、それでもヒッチハイクとかで社会が回ってるんだからまあなんとかなるもんだなって(笑)

 

で、Herningまで移動して7か月ぶりに3人で会えました。といっても会ったのなんて7か月前のたった1回だったのに、全くそんな感じがしない不思議な感じ。カフェに入って、ショッピングしに行って、ご飯食べて、いろいろ喋って気づいたら夕方前。次の日学校もあるので15時に解散。3人とも年齢から置かれてる環境まで全然違うからもっと話したかったな、と思ったり。高校生で留学チャレンジするのは素直にすごいなって思うし、この歳で日本を客観的な視線で見れていたり、「やりたいことはまだわからないけど、この留学中に見つかるんだろうなって気がしてます!」って言ってたのがすごく印象的でした。

帰りは論文を読まなきゃだったので、バスではなく電車帰り。バスだと20ユーロでこれたところを電車だと60ユーロちかく取られるの、高すぎでしょう。

んでコペンハーゲンに帰ってきたら、パリから帰ってきた時と同じような脱力感に襲われ。その時に初めて気づいたんだけど、結局日本での思い出がある人とこっちで会うと、どうしてもその人との思い出にプラスされて日本を思い出してしまうから、一時的なホームシックになるんだろうなって。だから12月の終わりに友達がたくさん来てくれるのは楽しみでもあり、かつみんな帰ったあとが不安でもあり(笑)

 

とりあえず友達が来るまでに授業二つをやっつけなきゃなので、ブログなんて書いてる暇はないんですが、とはいえ息抜きは大切だよね、と自分に言い聞かせるなど。

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スーパームーンデンマークからでもきっちり見えました。

2017年シーズン。

一つの時代が終わった。

 

試合後に直感的にそう思った。やっぱり長期間チームに在籍した選手がチームを去るのは悲しいし、今まで見てきた中で最も輝いていたサッカー選手が現役生活にピリオドを打つというのも寂しい。

そしてこの2人が自分の見てきたFC東京というチームの中で放っていた存在感の大きさを改めて実感した次第。

けどひとつの時代が終わったと感じるのはそのふたりがさることだけが原因なのだろうか。自分が見始めた時から在籍している選手はまだいる。

自分がFC東京の試合に本格的に足を運び始めるようになったのが2007年。理由はよく覚えてない。けれど直感的なものだったんだろうなーと。結果的には非常にパッとしないシーズンだったけれども、小学5年生には、勢いに乗った時のスタジアムの熱い雰囲気や選手たちが魅力的に思えたんだろうなっていう気がする。

きっとそのちゃんと見始めた時期からの数年の印象が強くて、FC東京らしさって何?って聞かれるとサッカーのスタイルとかそういった所より何よりもまず、勢いに乗った時の誰にもとめられないあの感じを思い浮かべるから。残り時間が何分だろうと、最後まで戦い抜く、俺の東京はそういうイメージ。

で、自分の中でそういった誰も止められないスタイルを最も体現している選手が石川直宏という偉大な選手だったんだろうな、と思ったりもする。少なくとも自分が見てきた中では。

 

 

もちろん2人が去ったあとにいる選手もサッカーは上手いと思うんだけど、なんか飄々とプレーしすぎてる気がするんですよね。それはそれクールなのかもしれないけれど。勝っても負けても試合のテンションが一定というか。果たしてそれが今いる選手構成によるものなのか、戦術的なものなのか、ほかの原因があるのかは分からないけれど。

 

number.bunshun.jp

時代が終わった、と感じたり、「虚無」を感じずにはいられないこのシーズンオフ。ただ、この上のインタビューをよんで、このふたりが東京にいる限りは、そういった自分の思う東京らしい選手は出てくると確信したし、もうひょっとしたら今のチームの中に未来のそういった選手がいるのかもしれない。

 

いろんなことを考えつつも、来シーズンも東京を応援することには変わりはないと思う。そう思いたい。今年だってなんだかんだ試合日には早起きして試合を見てたんだから、いわんや来年をやって感じだ。来シーズンはFC東京の20周年であり、自分からすれば人生の半分をFC東京に費やしていることになる、そんな節目のシーズン。そんななかで、この留学を機に今までぼんやりとしていた夢への道のりも徐々に明確になりつつあるし、それを実現するにはどうしてもスタジアムへ通う頻度も少なくなってしまうかもしれないわけで。ないと信じたいけれど、そんななかで徐々にサッカー、FC東京への興味が薄れてしまうということが頭をよぎって非常に怖かったりもする。ちょっと前までは「チームがなくならない限りだいじょうぶだよ」って思っていたけれど、留学して、今シーズンを遠く離れた地から見て、そうとも限らないのかもな、と初めて感じてしまった。

『うまくいかないこともあるけどここに来れば大丈夫』というスタジアムで流れている曲の歌詞にもあるとおり、なにか嫌なこと、辛いことがあるたびにFC東京であり、その周りの仲間に助けられてきたわけで、その拠り所を失ったらどうなってしまうのか、と考えると非常に怖い。最後の拠り所みたいなもんで、言い方は極端だけれど、宗教みたいなものである。

そういう意味でも、FC東京には自分が東京にハマったときのような熱いサッカーをして欲しいなって思うし、自分は自分で、FC東京が仮にACLだったりCWCに出たときに、何を犠牲にしてでも現地に行こうって思えるような情熱を持っていたいと思う。

 

そして石川直宏選手の引退に際して。自分がもはや言うまでもないけれど、2009年は本当にすごかった。間違いなく自分が見てきた中でダントツ一番輝いていた選手。そんななかでの怪我。再起しては怪我。絶対悔しかっただろう中でも平常心を保って常にチームを鼓舞し続ける、そして帰ってきた時には「きっと何かやってくれるんじゃないか」と感じさせてくれる絶対的なオーラ。何から何をとっても自分の、そして我が家のヒーローでした。いや、多分これからもずっとヒーローだと思う。プロ生活お疲れ様でした。

怒涛の北欧の冬の到来。

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12月です。いよいよ冬到来ですね。

そして恐れていた北欧の冬が到来しています。といっても気温は10月くらいからそんなに変わってないし、だいたい最低1度最高7度みたいなひが続いています。なんで日本と気温はそんなに変わらないかも。

ただ風がとにかくめちゃめちゃ強い。無風の日がほとんどない。多分海沿いだったり、遮るものがないってのが原因なんでしょうけど。というわけで基本的には風は来た時からずっと強いです。

天気についてですが、雲一つない晴天ってのはかなり珍しいです。たまーに貼れるけど基本的には曇りだったり雨がかなり多いので、地面とかは常に濡れてます。この感じはたしかに冬鬱の原因の一つかなーと。

日照時間はどうでしょう。本日12月1日のの日照時間は7時間27分。日の出が8時15分、日の入りが15時42分です。なんで4時にはもうかなり暗くて自転車のライトは必須です。といった感じなのですが、めっちゃ早くに日が沈むことにかんしては正直そんなにダメージを受けてないです。夜になるのが早すぎて時間の感覚がなくなるくらいかな。

じゃあ日本人から見て、北欧の冬のどこがやばいかというと、太陽の高さ。高緯度地域では必然的に南中高度が低くなります。

rikanojugyou.com

南中高度が低くなるとどうなるか、ってことなんですが、一番太陽が高い時でも西陽を浴びているような(西ではないけれど)感じに襲われるので、日本人の思っている昼が永遠に訪れないんですね。極夜にならなければ大丈夫だろうって思っていたけれど、これが正直つらい。

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12時でこの影の長さ

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14時過ぎでもう夕暮れ

というわけでついにこいつを買ってしまいました。

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そうです、ビタミンD剤です。

ビタミンDを人間の体内で生成するには太陽の光を浴びないといけないわけで、外から摂取しようとすると以下のような食材を食べればいいことになります。

ビタミンDを多く含む食品 - 公益財団法人 骨粗鬆症財団

魚、特に鮭だとか、あとはきのこなどからも若干のビタミンDを摂取できるそう。日本だと冬は結構晴れるし、魚も結構食べるので基本的にビタミンD欠乏にはならないのだけれど、こっちはそもそも晴天率が低いし魚が肉の2倍はするので、結構きついものがあります。

そんななかでビタミンD剤は1錠で30μgという十分すぎるビタミンDを摂取できるし、食事に関してもあまり考えすぎなくて良くなるし、100粒入って21krだし、と思って意を決して購入してしまいました。

 

さて12月に入っていよいよセメスターの授業が終わりに差し掛かっているんですが、とりあえずやばいです。怒涛の20日間が始まります。というのも、今とっている授業は二つ。9月から始まってるデンマークの文化について学ぶ授業と、先週から始まった環境保全学の授業。

環境保全学の授業は本来は1月終わりに試験がある授業だったのだけれど、留学生の特例で12月終わりに受けさせてもらえることになって。休みが1週間から1ヶ月以上になってとてもありがたいんだけれど、そのかわりかなりきついことに。前回の雑草管理の授業に比べると授業時間は少なくなったし実験もないし精神的には楽になったんだけど、今回は読む課題の量が多い。4日間で論文7個よんで1個要約、とかそんなのの繰り返しが通常で、それに加えて1月分の授業内容を12月中にやらねばならず、、試験も3週間後なんでかなり急ぎ足になりそうです。

もうひとつの方は、昨日最終レポートが出されたんだけど、「デンマークの文化はヨーロッパ諸国と比べて個性があると思いますか」っていうテーマで、いやヨーロッパ諸国しらんがなって思って先生に「自分の国と比較してもいい?」って聞いたら「おーそれめっちゃいいじゃん!もちろんいいよ!」って言われて若干救われたんですが、じゃあヨーロッパ諸国って書くなよって少し思ったりも笑

ただ分量が多いことには変わりなく、A4を8枚以上なんで日本語でも厳しい分量です。がんばります。