備忘録

書きたいことや思ったことの殴り書き。

ヘルシンボリの愛のトンネルに行ってきた話

愛のトンネル、というとウクライナのリヴネという都市のものが有名です。とても有名です。

その割にはGoogle Mapで「愛のトンネル」とか、「Tunnel of Love」とかで調べてもヒットしなかったりします。なんなら「Tunnel of Love」で調べたらスウェーデンヘルシンボリのものがヒットしてしまう。

 

 

スウェーデンヘルシンボリといえばコペンハーゲンから1時間ほどで行けてしまう都市です。この愛のトンネル、観光地化は全くしていないようでクチコミ7件の評価4.0というすごい微妙な具合だし、そんなに近くにあるならいっそのことどんなもんか確認してみよう、ということで行ってきました。

 

場所はというとヘルシンボリから北に4キロほどいったところにあるので、バスで行くのが得策。3,6,8番線のどれでも行けますが、海岸沿いを走る8番線が個人的にはおすすめ。

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8番には市庁舎の前とか駅から乗れる。

 

ちなみにスウェーデンデンマーク以上にキャッシュレス化が進んでいるのでバスはクレジットカードか交通カードでしか乗れないです。現金下ろしても無駄になることが多いので、基本的には下ろさなくてもいいかも。

Palsjo Krogあたりのバス停で降りてそこから丘を15分ほど登ったところにあります。

ちなみにこのバス停のあたりにはサッカー選手の像があって、もしやとおもったら

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やっぱりそう。スウェーデンの英雄でありヘルシンボリ出身の選手でもあるヘンリック・ラーションの像でした。もうちょっと街中に建ててあげればいいのにって思ったり(笑)

ズラタンの像とかはマルメにはなかったけど、現役引退したら作られるのだろうか。

 

丘を登る途中の道での景色も綺麗。行った時はちょうど日没前だったので、対岸のデンマークに沈む夕日を見ることができました。

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丘を登りきるとそこには確かにトンネルのようなものが。

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トンネルの長さはおよそ100メートルほど。本家より短いけれどもちゃんとトンネル。トンネルを抜けた先には屋敷。葉が落ちていてスッカスカなトンネルだったので夏の方がもっと幻想的なのかなーとも思ったりしました。ただわざわざこれを求めてヘルシンボリに行く価値があるか?というと微妙。ヘルシンボリに行く機会があったら行ったほうがいいと思うくらいかな?といったかんじで4.0という評価には納得。

コペンハーゲン在住の方はヘルシンボリに行く機会もあると思うし是非おすすめしたいといったところです!

 

ちなみにほかのヘルシンボリスポットを紹介すると

こことか。ここら辺一帯が高台になってるので、ヘルシンボリの街越しに海が眺められて気持ちが良いです。

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あとはVäla Centrumというショッピングモールにも行きました。ここはヘルシンボリのスポーツチームのグッズが手に入る以外特段何もなかった気がする。(ヘルシンボリIFは青赤のチームです)

 

めっちゃ大きいというわけではないけど、マルメ同様こじんまりとしてていい町だと思います。一日~半日で十分だけれどおすすめの訪問都市です!

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CULTURE NIGHTとかいう神イベント

コペンハーゲンでは年に一回、10月ごろにCULTURE NIGHTという何とも堅苦しい名前のイベントが行われています。

堅苦しい名前ですが、要するに企業・団体による文化祭です。こういうとがぜん興味がわくことでしょう。というかどこの国でも文化祭は文化祭なんですね。

で、このイベントが結論から言うと非常に良かったので紹介しておこうと思います。まじでコペンハーゲンにおいて一番良いイベントなんじゃないか。

Kulturnatten

プログラム自体は本当にいろいろあります。このプログラムに参加するにはカルチャーパスというのを95クローナ(1800円くらい)を購入する必要があって、これを持っていると

①ほぼ全てのイベントに無料で参加できる

コペンハーゲンとその都市圏の交通機関が17時から翌日5時まで無料で乗れる

というメリットが。

①については、場所によっては予約が必要だったりします。ローゼンボー城のナイトツアーだったりはこの日しかやっていないためかなり人気だそうで。

 

回った場所を例として挙げてみたいと思います。

オペラハウス

オペラハウスはニューハウンの向かい側にある建物で、全面ガラス張りなのが特徴。コンセプトは内と外の融和だそうで。そういう建物がコペンハーゲンには多い。

カルチャーナイトの日に何ができるかというと、オペラの特別公演の鑑賞が無料で出来たり、特別に内部見学ツアーに参加できたりします。今回は後者の内部見学を行いました。

小道具をしまっている部屋や、実際の舞台と同じスケールのリハーサル室など、普段見れない場所を見れて満足。

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小道具を置いたりしてる倉庫

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コペンハーゲン動物園

夜の動物園って響きだけですごいテンション上がります。ただホームページ上にも一切の詳細の記載がなかったので、何やってるのかわからないまま動物園へ。

オペラハウスから動物園へは、水上バスでニューハウンまで出てそこから地下鉄、バスと乗り継いで行くことができます。コペンハーゲンにしては珍しく乗り換えが多い。

普段は180クローナもかかる入場料がこの日は無料。

入ってみると、ごくごく普通に真っ暗な中展示されていました。真っ暗な中で動き回る夜行性の動物や影だけ見えるトラやライオン、ホッキョクグマなどはかなり見ごたえありました。そのほかにも熱帯園やキリン、カバなどとにかく盛り沢山。

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トラ。

昼行性の動物は寝てるし、夜行性の動物は活発に動いてるし、ということで普段は見れない動物の姿が見れてとても面白かったです。これは大当たり。

カールスバーグ工場

デンマーク一のビール会社ことカールスバーグは、コペンハーゲン南部に強大な帝国のような感じで工場とかを集めています。駅の名前もカールスバーグ

それはさておきカールスバーグの工場へと行ってみたものの、ショップが夜遅くなのにも関わらずやっている以外はそこまで何もなかったです。目玉であるフリービールは一瞬でなくなったそうで。ただビール博物館は動物園同様に入場無料でした。ありがたい。

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世界中のいろんな銘柄が飾ってあるビール博物館

ブラックダイヤモンド

動物園に2時間以上いたため、なんだかんだカールスバーグを見終えたあたりですでに23時半。ほとんどのイベントは24時に終わるので、なにか見ようということで、急いでライトアップを見にブラックダイヤモンドへ。

ミラーボールが回ってるだけでこんなに綺麗なのかーってびっくりしました。正しくブラックダイヤモンドと言いたくなるような感じ。

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24時以降

24時以降、イベントはほとんど終わると言いましたが、カルチャーパスの有効期限は5時まで。しかもありがたいことにコペンハーゲン交通機関は24時間運行です。

せっかくだし、ということで行けるところまで行ってみようじゃないかということになりました。完全に正しい使い方ではないものの、問題はないです。

copenhagen area zone map

このマップ上のエリアまでは行ける、といった感じです。空港側だとそんなに先まで行けないので、折角なら西側の全く聞いたことないところに行ってみよう、ということで目指したのはBorup。完全に語感の良さで選んでます。

午前1時にコペンハーゲンを出て2時頃にBorupへ。しかしここで、乗り継ぎのバスが1分後or2時間後という衝撃の事実に気づいた我々は、2時間も絶対やることないだろ、ということでバスにかけ乗り1分でBorupをあとにしたのでした、、

バスが向かう先はOlbyという海沿いの都市。ここまでたどり着ければあとはS-togがコペンハーゲンまで運んでいってくれます。

Olbyももちろん何一つ店がやっていなかったので、突発的な腹痛に耐えながら椅子に座って待つのみでした。結局BorupでもOlbyでも何一つ成果は得られなかったです。そういうこともありますね。

まあ普通に考えてこの国で深夜に田舎に行くのは得策じゃあないです。寒いだけですね。

 

とはいえカルチャーナイト自体はこれ以外にもめちゃくちゃいっぱいイベントがあるので、この時期にコペンハーゲンにいる人は是非参加してみてください!

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春学期の始まり。

気づいたら新学期。

なんやかんやいいつつ始まってみると次々と押し寄せてくる課題に辟易するものである。

 

ケニアに行く授業を取るつもりだったのだけれど、春学期後半に取ろうと思っていた授業がキャンセルになってしまったことや、その他いろいろな懸念事項があったために断念しました。

春学期の前半にとっている授業は二つ。East Africaっていう授業とAcademic Englishという授業。

East Africaというのは文字通り東アフリカと呼ばれる地域についての授業。生物学の授業なのだけれど、7週間、週9時間で東アフリカの考古学から生態系、民族・政治・宗教・考え方などあらゆる分野について勉強するという授業。終盤にやるべきことがとても多そうで辛そうだけれど、東アフリカについては小学生の頃から憧れを抱いていて、今でもアフリカ、とくにこの地域への興味は薄れていない自分にとっては良い授業。

アフリカ相手の開発案件ではしばしばお互いの意思疎通が取れない(宗教などが絡んでくる思想の違い)とも聞くので、そういった面でも役に立ちそうかなと思う。

 

もう一個のAcademic Englishも自分にとってはいい授業かなと思う。Speaking力はまあ足りないんで適度にディスカッションの機会を設けてくれるのはありがたい。でもやっぱりWritingの部分が一番期待大。ライティングに関しては一番自分ではどうしようもないというか、文法が正しい正しくないというよりも、どういった英語が学術的なのかが分かっていないので、それをレクチャーやエクササイズ交えて教われるのは良い。

 

IELTSとかのWritingのセクションのコツみたいなのを本で見てみると、「簡単な単語ではなく難しい単語なども使ってみましょう」みたいなことが書いてあったりするんだけれども、実際にAcademic Word Listなるものがあることをこの授業を通して初めて知った。

www.oxfordlearnersdictionaries.com

たとえばこれとか。

Academic Phrasebank

こんなのもあるらしくて、これはツイッターで回ってきてた。

意識的にこういった中から単語やフレーズを使っていけば段々とライティングのスキルも上がるのかなぁと思ったりしている。

 

あとはこんなテストもやったり。

www.surveymonkey.com

日本語版はなかったので英語版。ハニーさんとマンフォードさんが考案したアンケートで、80問に答えると自分の学習スタイルがわかるというもの。Yes/Noのアンケートなので答えやすいとは思う。たまにどっちとも言えない質問あって困るけれど。

結果は現実主義者にやや強い嗜好、次に活動家、といった感じでまあなんとなくあたってはいるかなーという感じだった。たしかにいろんなことに手を出してみるけどわりと飽きっぽい、という点では活動家にピッタリ。現実主義者なのかどうかはわからないけれども、実現性(Feasibility)を問うことは多いかなと思うし、実際の用途とかがわかっている方が興味が沸くな、とも。

これの結果を元に自分の強み弱みみたいなのが可視化されるので、もし興味があったらやってみるといいかもしれません。

 

授業はまだまだ苦痛を伴うなと思うけれど、それでも知らないことを知れるというのは楽しいし、それが自分の興味のあることであればなおさら。今学期もやっぱり勉強メインで頑張ってみようかなって思いました。

Ærø(エーア)島旅行

kerompa-tokyo.hatenablog.com

こんなことを書きましたが、結局いろいろ予定が立て込んで来たりで、確保できたのは1日だけだったので、その1日でフュン島の南部に位置するスヴェンボーという都市からさらに船で1時間いったところにあるエーア島という島へ日帰り旅行してきました。

目的という目的はないんですが、この島のÆrøskøbingという村がデンマークのなかでも特に美しい小さな村といわれていたので、せっかくなら訪れてみようと。

この島へ行くにはスヴェンボーというフュン島南部の都市まで電車orバスで行ったあと、さらにそこから1時間に1本の船に乗る必要があります。

ということでまずはスヴェンボーという都市まで。行きは安い電車がなかったのでフリックスバスでここまで。都心部で降ろされると思ったら高速の脇で降ろされるトラップ。まあそんなに遠くなかったのでよかったですが。

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スヴェンボーという町は聞いたことはなかったものの、ここら辺の街の中では結構大きいようで、土曜日ということでショッピングを楽しむ地元の人でにぎわっていました。よさげなお店も多かったのですが、船の時刻が差し迫っているということで急いでフェリーターミナルへ。フェリーターミナルにはチケット売り場のようなものはなく、かといって乗客専用の乗り場も見つからなかった*1ので途方に暮れてると、車のところから入っていいよと(笑)

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そんなこんなで何とか船に乗り込む。車が載るサイズなので比較的船は大きく、この船にも一応食堂がついていました。味はイマイチ。

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小さい会社だとこんなもん。Scandlinesとかだとかなり豪華。

スヴェンボーからエーアスコビングまでは往復で80クローナ。船の中で往復チケットを買うことになります。

 

船に揺られて70分、やっとエーアスコビングへ到着。ついた時点ではそれなりの雪。雪の粒自体は小さいんだけれど、あられのような粒で、しかも強風なんで痛い。

エーアスコビングに着くや否や、目に入るのはカラフルな家々。ほとんどが普通の住居だというのだからすごい。逆に言うと、ほとんどが普通の住居なのでショッピングとかご飯とかはあまり期待しないほうがいいかもなと思いました。でも歩いてるだけで意匠を凝らした様々な家が次々と現れるのでとても楽しい。

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1時間ほどエーアスコビングの街を散策した後は、これまたカラフルな家々が立ち並ぶVesterstrandというところへ。ここは砂嘴のような出っ張った部分にカラフルな家々が等間隔で立ち並んでいる不思議な場所。夏はビーチになるようなので、たぶん家は夏限定で個人で使われている、という感じなんでしょう。

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遠景

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近づくと

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曇ってても十分絵になる。

ここに行くには海岸沿いを歩いていくしかないのですが、湿地になっているので歩道があるとはいえ結構つらい。

とはいえ苦労してでも行く価値あるくらいにはきれいでした。天気よかったら、ここから見る日没は最高なんだろうなーって思ったりも。

ただ雪がどんどん強くなってきていたので、ささっと見たら退散。しかも船の時間もいがいとギリギリだということでスヴェンボーへ戻ることに。

滞在時間はおよそ2時間くらいでしたが、町を見て回るだけならこれくらいで十分かなーと。夏だと1日いても十分楽しめそう。

そんなこんなでスヴェンボーへそそくさと戻ってみると、昼のにぎやかさが嘘のようにしーんとしている。まさかと思うと、どうやらスヴェンボーの店は日曜は15時とかで閉まるようで、、

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スヴェンボーについたのが16時、電車の時間が18時ということでどこかでめちゃめちゃ時間が余ってしまったので街をあるくものの本当にやってない。まあ土曜日なんてみんな働きたくないし、首都みたいな経済規模の大きさじゃないから仕方ないか。

 

くそアニメを見ようとするもののVPNが止まってしまい断念。結局駅舎でネットサーフィンをして18時まで時間をつぶし、そこからコペンハーゲンまではずーっと爆睡してました。

 

エーアスコビングまでは片道4時間、2500円ほど。行きやすいかというとそういうわけでもないけれど、もしこじんまりとしたきれいな村に行きたい、とかだったらかなりおすすめできる村でした!

*1:早めに波止場につくと乗客専用のところから乗れるらしい

ノーレポルト駅の謎

コペンハーゲン市内の看板が、日本人界隈の中でちょっと話題に。

なんと地下鉄の表示に日本語・中国語が追加されたのである。

そんなに多くもないだろう日本人のために、こんな標識を作ってくれるだなんてなんて親切なデンマーク人。

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しかし、である。その親切心があだとなってしまっているのである。

なんですか「ノーレポルト」って。日本語は発音が少ないがため、どうしてもカタカナ表記にするといろんな表記が生じてしまうのは仕方ないにしても、Nørreportを日本語に直すならば「ノアポート」である。øは「お」にも「う」にも聞こえるような音なのでここで意見が割れるならまだしも。

参考までに「ノアポート」「ヌアポート」そして「ノーレポルト」の検索結果

①ノアポート

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ノアポート、と打つと予測まで出てくる。どうやら佐賀にNorreportという名前の北欧雑貨屋があるようだけれど、これを差し引いても依然ノアポートが優勢なのには変わりはない。

②ヌアポート

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検索結果、2件。

③ノーレポルト

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ノーレポルトに一致する結果は見つかりませんでした

そりゃそうよ聞いたことないものノーレポルトなんて。これ、かりに大使館に聞いたんだとしたら大使館ポンコツすぎるでしょ、あなたたち何年デンマークに住んでるのってことになるしさすがに違うだろうし、、

ということで少し検証してみた

①グーグル翻訳を試してみる

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発音ボタンおしたらノエールポートって言ってました。

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Nørreport Stationで調べるとノレポートに。字面的にはノーレポルトに少し近い。けどそんなでもない。

②アを分解すると「ー」と「レ」になってしまう説。

シとツの間違い的なやつなのか、と思ったものの、だとするとノーレポルトポルトはどうしたって感じなので違う。

ということでおそらくメトロの職員が独断と偏見で作ったんでしょう。でもフレゼレクスベアとコンゲンス・ニュートー広場が正しく書かれているのはGoogle Mapのおかげなんだろうか。

にしても、なぜデンマークのメトロはノアポートという少し調べればデンマーク人でも調べられそうなカタカナ表記におけるマジョリティに一石を投じて「ノーレポルト」とかいう発音的にも全く近くない奇抜な表記にしてしまったんだろうか。

 

日本語しか読めない人、っていうのは旅行者でも案外いるしこういうのを作るのはとてもいいと思うんだけど、日本語しか読めない人が「ノーレポルト」ってみたらむしろ混乱すると思うんですよ。だって日本語のガイドとかには「ノアポート」って書いてあるし。

まあなんか「ケルン」と「Cologne」、「ベニス」と「ベネチア」みたいな地名の差異もこんな感じで生まれたんかなーと思ったり。100年後にはノーレポルトになってたりして。

まあとにかく、ノーレポルト=ノアポートです。

 

池原綾香選手の応援をしてきたの巻

グータラしてたらもう1月も終盤、、

デンマークの旅もなんとなくの構想はあるものの結局まだなんの手配もしておりません。まずいまずい。

 

さて、今日はハンドボールを見にNæstvedという小都市に行ってきました。本当はデンマーク旅行と組み合わせるつもりでしたが結局そうも行かず、単独の小旅行に。

目的はデンマーク・女子ハンドボールリーグのチャンピオンチーム、Nykøbing Falster(ニューコビン・ファルスター)で活躍する日本人選手、池原綾香選手の応援です。

こっちに来るまではサッカーしか眼中になかったので、「日本人選手応援しに行くならドイツとか行くしかないなー」って思っていたところ、「デンマークハンドボールリーグでプレーする日本人がいるよ」と知り合いの方が教えて下さって、調べてみたらなるほど凄そうだと。

 

sportiva.shueisha.co.jp

思えばデンマークではサッカーも盛んですがハンドボールも人気。当然リーグのレベルも高いそうで、その中で日本人選手が頑張ってる、これは応援しに行くしかないなと。

 

チケットはオンラインで購入しました。チケットは120-220kr。120krのは立ち見で座席はないですが、十分近いしなんならゴール裏よりも見やすい。一番前の席とかを取るとめちゃくちゃ近いです。

 

まずは最寄駅からNæstvedへ。デンマークの鉄道会社であるDSBのチケットは結構値段が張りますがOrange Ticketという割引チケットを買うと結構安く行けます。日にちが近くなるにつれ高くなってくるので、あらかじめ取っておくとかなり安く乗れます。今回は前日夜に予約したので片道30krの割引。

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コペンハーゲンからNæstvedまでは1時間強。

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駅前。最近この規模でさえ驚かなくなってきた、というか「お、栄えてる」って思うくらいにはデンマークに慣れてきました。多分今東京に帰ってきたら腰抜かしますね。

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小都市かつ日曜日ということで人は少ないですが、綺麗な街。何があるってわけでもないけれどね。

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会場のArena Næstvedまでは歩いて15分ほど。本当にこんなところで試合やるの?くらい周りは人がいなかったですが付近にはそれなりに人がいました。

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入り口には池原選手の等身大のポスターが。

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チャンピオンズリーグということで、隣町でやってるにもかかわらずかなり人が入ってました。

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変なマスコットと応援団。サッカーみたいな応援ではないけれど、これだけ立派な応援団があるあたりやっぱりかなり人気なんだなーと。

 

せっかくなので日本国旗を持って行って掲げたんですけど、ファンの方がすごい歓迎してくれました笑

たぶんNaestvedまで見に来るような日本人がそんなにいないのかな、と思います。池原選手が気づいてるかどうかはわからないけれど、、

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池原選手はフル出場。ヨーロッパってなると女子選手もみんなクッソでかいんですが、体格差を物ともせずプレーしてるのはすごいなと。

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試合は25-29で敗北。相手にリードを常に奪われているような展開の中、ギリギリまで食らいついていたんですが最後に離されてしまいました。

思った以上に楽しかったので、次の試合も授業の様子を見つつではありますが見に行こうかなーと思います!

デンマークの電車の切符を安く買う方法

デンマークの主な移動手段といえばDSBことデンマーク国鉄

しかしこのデンマーク国鉄、採算が取れていないのか、だいたいどの路線も30分に1本とか1時間に1本とかなのに、定価で乗るとかなり高いのです。

コペンハーゲンからオーデンセまで行くのに片道270クローナ(約5000円)。ユトランド半島まで行ってしまえばだいたい360クローナとかするので、まあ高いです。

幸いにもFlixbusが結構な範囲をカバーしていてこっちのほうが安いのですが、とはいえやっぱり本数も少ないし場所も限られてくる。

しかしDSBも条件さえ合えば割引、なんと最大60%以上も割り引かれるので、うまく利用すればコペンハーゲンからオーデンセまで70クローナとかで行けてしまいます。

安く乗る方法

格安で乗る方法、それはOrange Ticketなるものを購入することです。

これはDSBの割引チケットで、乗る列車が決まっている代わりに*1値段が安くなる、というもの。

これを買うにはいくつか方法があって①アプリで買う②ホームページで買うが主です。おそらく券売機では売ってない。

アプリで買うほうは、クレジットカードのセキュリティ認証以降の動作がうまくいかず買えなかったので、ここではウェブでの買い方を書いておこうと思います。

買い方

非常に簡単で、DSBの公式サイトにアクセスして、検索する際に「Show me cheap DSB orange tickets」をクリックして検索します。

そうするとどの便がどれくらいの値段で買えるか、の一覧が表示されます。

あとはそのまま購入画面へ行くだけ。日本のクレジットカードで難なく支払えます。Selv IDが云々、を聞かれますが、要するにケータイの画面でチケットを係員に見せる際の本人確認だそうで、クレジットカードやRejsekortなどを選択することができます。選択したものは乗車時に見せる必要があるので、忘れないようにしましょう。

ちなみに、Orangeチケットは需要が少ない便ほど割引率が高くなり、直前になるとさほど割引率がよくない、といった感じになってしまいます。

例えば先日行ったNaestvedという都市。

コペンハーゲンからNaestvedまで、通常料金が124クローナ。2週間先の列車を選択すると32クローナで買うことができる一方、翌日の列車は90クローナとなっていました。依然として割り引かれていることには変わりはありませんが、行く、と決めているのであれば早めにとるに越したことはなさそうです。

デンマーク旅行ではDSBを如何に格安で使いこなすか、が旅費を抑えるカギになりそうです。

*1:DSBは基本的にどの電車に乗ろうが自由