備忘録

書きたいことや思ったことの殴り書き。

スイス

kerompa-tokyo.hatenablog.com

前回。

 

チューリッヒ空港には無事定刻に着いた。

友達の寮の最寄り駅までトラムで行って落ち合う予定だったので、とりあえずチケットを購入することに。

1回4.4CHF(500円くらい)とバカみたいに高いが、だいたいそういうところは一日券はそんなに高くない。8.8CHFで1日券が買える。はずがなかなか券売機でその項目が見当たらず、13.3CHFで別の1日乗車券を買うことにした。1日券といっても24時間有効なので、24時間強滞在する自分にとっては都合がよい。

 

トラムに揺られて街をぼんやり見てると、郊外のほうは5階建て程度の綺麗なビルが整然と並んでいる。スイスの街のイメージ通りだった。

空港から市街地に向かうにつれてヨーロッパ感が増していく。友達との待ち合わせていた駅で降りるやいなやマリファナの臭いが充満していてヨーロッパに来たことを改めて実感。

無事落ち合った後、もうすでに夕暮れ時ではあったけれど旧市街を案内してもらった。

 

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ほとんど閉まっているので閑散としている。

 

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途中歩いているといくつか広場を通ったけれど、どこもこんな感じでチープな椅子が雑然と並んでいるだけだった。天気のいい日はこういったところに学生がビールとかを持ち寄ってだらだらするらしい。固定の椅子を置かずにこういう椅子を置くことで、クリスマスマーケットの時とかはすぐに椅子を片付けて準備に取り掛かることが出来るし、あまり見たことはないけれど合理的なやり方。もっとも椅子が盗まれないなどの前提が整っているからこそではあるのだけれども。

 

物価が高いので(とはいってもデンマークと同じくらいだったのでそこまで驚かなかった)、当然外食なんてものはせず、スーパーで食材を適当に買い調理することに。ドイツ資本のLidlはここスイスでも安定の安さだった。

食に関してはあまりケチりたくないけれど、予算の都合上削るべきは食費なので仕方ない。

 

ご飯を食べて翌日のプランを考えることに。翌日は1日フリーで、23時の夜行バスでフランクフルトに向かうことになっていた。

最初はリヒテンシュタインに行くつもりだった。チューリッヒからリヒテンシュタインまでは2時間ほどで行けてしまう。ほとんどの人が見向きもしないめちゃくちゃ小さい国に果たして何があるのか?気になったが、それにしても調べた感じ本当にやることがなさそう。あと、片道二時間ほど、といっても新幹線を使って日帰り大阪観光するようなもの。ちょっとしんどい気がする。

友達にはベルンを推されていたが、ベルンもそれなりに距離があるので、同じ時間がかかるのであればリヒテンシュタインかな、とも思っていた。

代替の行き先をGoogle mapで探しているとルツェルンという町がよさそうだということになった。片道1時間だし、値段も往復で4000円ほどで、前日に予約しているにしては悪くない。ということで、ルツェルンという、チューリッヒ南西の町に行くことにした。

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ルツェルン

ルツェルンまではチューリッヒから1時間、割引運賃だと12.5フラン(1400円ほど)で行ける。

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ここルツェルンは水の都ともいわれていて、湖から川になっている部分に面する町で、降りた瞬間に湖が目に飛び込む。

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また、世界一急こう配の登山鉄道であるピラトゥス鉄道の玄関口ということもあり、バックグラウンドにはアルプス山脈が広がっていたりしてとにかく「これぞスイス!」といっても過言ではないような景色が広がっていた。

 

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町からちょっと北側に登ったところには城壁があり、この塔に登れる…ということが他の人のブログに書いてあったんだけど全部閉まってた。街を一望できるかなぁと期待していただけに残念。

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川の部分では1800年代後半から水力発電がおこなわれていたが、90年ほど稼働した後に欠陥が露呈してきて、廃業になったらしい。今も歴史的建造物として跡はそのまま残っている。

 

どこか見晴らしのいい場所はないかなと思った時に、目に飛び込んだのが丘の上にあるホテル。近づいてみるとエレベーターのようなもので上がれることがわかり、しかもそれがバスと同じように公共交通機関として機能していたので、とりあえず登ってみることに。

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Château Gütschという名前の場所で、城壁の塔に登れない間はここが一番見晴らしが良い場所になるんじゃないかなーと。上るとホテルのほかに野外美術館のようなものもあり、片道2.5フラン払う価値もある。

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川を挟んで左側が旧市街、右側が新市街、といった風に分類される。

 

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町を歩くと、とにかく中国語の看板をよく見かける。公用語であるドイツ語、観光客向けである英語があるのもわかるけれど、その次がフランス語やイタリア語ではなく中国語なのにはびっくりした。まあスイスに住んでいるイタリア語圏のひとやフランス語圏の人も基本的にはドイツ語英語を理解できる、っていう背景はあるのかもしれないけれど、それにしても、だ。

そういった看板からも中国人観光客が普段はとても多いのだろうということは想像に難くないけれど、コロナウイルスの影響でほとんど見かけなかった。

ちなみにスイスのドメインはswとかではなくchで、なんでだろう?っておもったしなんなら中国と紛らわしいな、って気がしたけど、ラテン語でスイス人、を意味する単語の頭文字をとっているらしい。

 

ヨーロッパ旅行で昼食といえばケバブ。物価の高い国でもケバブだけは期待を裏切らない。ここルツェルンケバブ屋さんもそうで、10フランで飲み物と直径20センチちかい特大のピタケバブを食べれる。大勢の学生や労働者が列をなしていた。

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町自体は大きくもないので、3-4時間歩き倒してもう十分、と思ったので3時ごろにチューリッヒに戻り、そのあとはFIFAフットボールミュージアムに行ったりして(個人的にはとてもよかったんだけど文章にするのも難しいので割愛)時間をつぶした。

 

友達の家でシャワーを浴び、夕食をとって夜行バスに乗り込む。留学中に幾度となく利用したFlixbusでフランクフルトまで。

フランクフルトは以前一度行っているのだけれど、ハンガリーイスラエルを訪れた自分史上1,2を争うタフな旅の後に訪れたのでいかんせん記憶が薄れている、というかハンブルクの記憶とところどころ混ざっているけど、以前訪れたところにもう一度行けばだいぶ記憶もよみがえるかな?と期待。

 

Flixbusでは思いのほか熟睡でき、東横インの隣にあるバス停で下車。ここまでは記憶通り。というわけでこれからフランクフルトの街を歩いて来ようと思います。

Travel always starts suddenly.

FCコペンハーゲンヨーロッパリーグのラウンド16に進んだら、3/12に開催されるラウンド16の第1戦をを観に行こう、というのはぼんやり決めていた。

結果としてFCコペンハーゲンセルティックに素晴らしい勝利を収め、ラウンド16に進出。その日に行われた抽選で相手はイスタンブールBKというトルコの新興クラブに決まり、3/12の試合はイスタンブールで行われることが決まった。これが2/28の話。

 


せっかく旅行するのにイスタンブールに試合だけ見に行くのは勿体ないという気持ちと、時期が時期なのでいつ国境が封鎖されるかわからないという気持ちが相まって、一番早く出れる日程=3/2に出国することにした。

トルコにしてもヨーロッパにしても今更観光しようって気持ちはあまりないので、ヨーロッパに住んでる知り合いに思いつき次第連絡して会うことに。「1年間住んでたコペンハーゲンに寄ろう」とか、「半年後から住む都市の下見に行こう」とかいろんなやることを増やしていったら、結局いつもの如くかなり詰まったな旅程になっていた。

 


通学用に使ってるリュックに最低限の服とパソコン、デジカメ、本をつめて成田に向かった。渡航3日前にプロモ料金の航空券が取れたので薄々察してはいたものの、その日の成田空港は異様なくらい静かだった。飛行機に乗ってもビジネスマンをほとんど見かけなかったので、きっと出張などが軒並みキャンセルされた影響だろう。旅行客のほとんどは大学生の団体だった。卒業旅行なんだろうなぁ、と思うと少し羨ましいけど、同時に自分の旅程とかを鑑みると誘える友達なんて誰もいなかった。

 


まずはドーハまで。ドーハは2016年のU23アジア選手権で1ヶ月弱滞在した場所でたくさん思い出があるので観光したかったのだけれど、今回はコロナの影響で、入国の際に熱があった場合2週間強制入院という情報があり、万一熱を出していた時のことが怖かったので、トランジット観光はしないことに。

トランスファーのカウンターに向かい、乗り継ぎの航空券を確認されることすらなく手続きを済ませて次の飛行機の搭乗ゲートへ。

 


ドーハから向かったのはイスタンブール。試合がイスタンブールであるので、ドーハ乗り継ぎのイスタンブール行きのチケットを買ったため、ヨーロッパに行くためにイスタンブールで再び乗り継ぐ必要があった。

 


乗った時点でほぼ満席だったが隣の2席は空席で、「身体横にできるかな?」などと考えていると、遅れて2人のムスリムの女性が乗ってきて、自分を見るや否や怪訝な顔をしてCAを呼び、「席を別の場所にしたい」と言い放った。

 


この時期に行く時点で多少なりとも差別が表面化するリスクは理解していたつもりだけど、行きの飛行機はタイミングとして早すぎないか?とも思ったけどどうやら違ったらしい。女性たちは「隣が男の人は嫌だ」と言っていた。ムスリムの戒律はあまりちゃんと理解していないけど、男性がムスリムの女性に話しかけてはいけないとか、そういう話は聞いたことがあったので納得できた。その上でCAの人が「離陸まではどの席が空いているかわからないのでそういう要求に今は応えられません」と毅然とした態度を取ってくれたので救われた気がした。

イスラム圏の航空会社だとこういう事案って頻発しそうだけれど、普段はチェックインの時点でなんとかしてて、今回はミスだったのかな?とかいろいろ考えたり。何度も利用している空港から何度も利用している航空会社に乗っても新しい発見はあるもんですね。

 


飛行機は離陸すると、最短距離を向かうのではなくまずイランの方面に飛びたった。サウジアラビアカタールが断交していて領空を飛行できない事情がそういえばあったっけなーなんて考えていたら寝落ちて、秒でイスタンブール

 


イスタンブールからの飛行機は別で取っているので一度入国する必要がある。

というわけで入国して手短に航空券を発券した後すぐにまた出国するという面倒くさい手続きを踏む必要があった。

イスタンブールの空港は以前使用されていたアタテュルク国際空港から新空港に移転して、これからさらに拡大し、世界最大の空港になる予定らしい。着陸の際に見えた広大な荒地を見るに、その話もあながち嘘ではなさそう。

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天井の影がムスリム、トルコの象徴の三日月になってて「おお」ってなったり

 


ターキッシュエアラインズに乗って4時間ほどしてチューリッヒに着いた。成田を出てから乗り継ぎ二回、27時間。意識はしていなかったけど結構な長旅である。

チューリッヒに来たのは大学の友達に会うため。スイス自体訪れたことがなかったし、良い機会。スイスといえば、デンマークにいた時のスイス人の友達の「デンマークは物価が安いからいいよね」と言う言葉が印象に残っている。限られた予算で旅行している身としては、あまりここで体力は削られたくないところ。

明日からは徐々に北上して週末コペンハーゲンを目指していきます。今回は人に会うことが目的なので特にトラブルなく旅を終えたいところ。。

ACLアウェイ遠征あれこれ

初心者向け、のつもりです。

用意する物

当たり前だけどパスポートはマストですよ!

あまり海外に行かない人は、有効期限切れてたとか、あり得ると思うので今一度チェックを。

ちなみに韓国は有効期限から3ヶ月以上、中国とオーストラリアは6ヶ月以上残ってることが望ましいそう。

 

ぶっちゃけパスポートさえあれば出国はできるので、ネットとかそこらへんはまた後の方で。

 

ちなみにホテルとかはbooking.com、飛行機はSkyscannerで調べてます。

 

蔚山

蔚山は個人的に行けないので書くモチベーションはあんまり高くないですが、、

蔚山は釜山の隣の都市なので、ソウルからよりも釜山から行った方が楽な気はします。

参考までに高速鉄道KTXの時間と値段

ソウル-蔚山 片道2時間、5000円

釜山-蔚山 片道20分、900円

 

で、飛行機はというと、釜山までは成田から直行便が、ソウルまでは羽田と成田から直行便が出てます。

ちなみに試合がナイターの場合、僕が調べた限り次の日の早朝に日本にいる、というのはかなり難しそうです。翌日午前休は必要かも。

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LCCだと17000円。ただし手荷物を預けるのには追加で手数料必要です。

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機内食とかエンタメとか預け入れがある大韓航空でも2万円。慣れてない人はこっちの方がいいかもしれません。

 

宿とかはとりあえず蔚山駅前で調べると、1人なら2500円くらいから。2人で泊まれば同じくらいの値段で選択の幅が広がります。

食事を1食800円とすると、

チケット代込みで諸々4万円くらいでしょうか?切り詰めていけばもう少し安くなるかも。

 

ちなみに、携帯がSIMフリーなら、AmazonSIMカードを買っておいた方が楽かつ安いです。買ったSIMを韓国到着後ブッ挿せばネットが使えるので。

 

上海

上海は4年前にもACLで行っているのでなじみの深い場所ではありますが今回は上海申花

 

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現時点ではピーチのこれが最安で3万円。

往路:2万円

復路:1万円

と言った具合。LCCは頻繁にセールをするはずなのでもう少し待てば安くなるかな?というのが個人的所見。

ですが、復路のこの値段は割と安いと思うのと、深夜便なので次の日の朝から仕事や学校に間に合う便です。今までは深夜便はANAしかなかったのでこれはありがたいですね。羽田着だし。

一つ懸念としてはチェックインの時間に間に合うか。中国勢は20時キックオフが多いので試合が終わるのが22時。空港までの終電はこの時点でないのでタクシーで行くことになります。

北京や南京のように、試合後も相手観客が捌けるまで待ってから専用バスで移動、のパターンだとそこでだいぶ時間を食うので、渋滞とかを加味するとこの便は若干リスキーに。

過去の情報を調べたところ、2年前の鹿島の試合の時はそのようなことは無かったようなのでおそらく大丈夫だとは思います。

 

ホテルはそれなりに安いです。ゲストハウスなら1000円切るところもあったり。ただ、ある程度口コミは気にしたほうがいいです。ブッキングドットコムなら7以上は最低でもほしいところ(評価8以上なら安心です)

ちなみに、中国には外国人が泊まれないホテルが存在します。

そういうホテルは基本的には予約サイトに載っていないのですが、たまに載っていてしかも普通に予約できるからたちが悪い。前回の南京では宿難民になったひとを何人か見かけました。

対策としては、それなりに名の知れたホテルを取るか、外国人が口コミを書いているかどうか、を見ること。

 

ネットワークに関しても注意が必要で、主要なSNSやコミュニケーションツールは軒並み使えません。

地図に関しては百度地図とか、メッセージ系ならWeChatを入れて事前にサポーター同士で共有しておくのが良いです。

一応VPNという、ネットワーク上の位置を中国でなく日本に変えるやつを使うことでTwitterやLINEも使えますが、VPNを経由していてもすぐ使えなくなったりとか、いろいろ不安定だったりします。

ぼくはVPN GateというサイトのVPNを利用していました。

 

かかる費用総額は飛行機代によりますが、過去ログを遡ると、前回南京に行った時が45000円くらいだったみたいなので多分それくらい。

 

パース

パースの場合はゴールデンウィークなのでモタモタしてると手が届かない金額になることが予想されます。

現在だとざっと調べて最安で65000円ほど。ただ試合翌日から2日間休む必要があるので、時間のある学生向けかもしれません。

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次の日1日休みで行けるのとしては、シンガポール航空やマレーシア航空が7-8万円で出してます。ここら辺は往路の日時によって最安や値段が変動しますが、上記2つなら翌日夕方には日本に帰れますね。

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ちなみにANAの直行便は現時点で往復11万円ほど。ちょっと前まで10万円だったのでまたチマチマ上がっていきそう。

 

ホテルはドミトリーなら1000円台からあったので、そんなに困らなさそうですね。

外食が高いのでキッチンついてる宿を探して自炊するのが金銭面的には吉かも。

超どんぶり勘定だけど、Virgin Australiaを使う仮定だと諸々込みで9万円くらいでしょうか。

 

オーストラリアに入国する際は、アメリカのESTA的な奴が必要です。オンラインで簡単に申請できるみたいなのでそれを申請するのを忘れずに。

 

以上3試合分のざっとな概観でした。

海外大学院に進学したい【その ②】

http://kerompa-tokyo.hatenablog.com/entry/2019/02/12/234902

こんな記事を書いたわけですが、その続きです。今回は時系列で書いていきます。

4月:行きたい大学院を本格的に調べ始める

4月からは授業がなくなって研究室のみになり、比較的時間に余裕ができてきたので大学院を本格的に探すことに。自分が絞っていった条件としては

①学びたいことを学べるか

②出願条件等を見て行けそうか

③ランキング的に納得が行くか

というところが大きかったです。学びたいことは比較的具体的に決めていたので、それに合いそうなワードでググったりして直接コースを探すこともあれば、Google Scholarで気になる論文を見つけては著者の所属をみて、そこから逆引きしたり。出願条件はまあ基本的には満たしているのですがコースによってはドイツ語とかフランス語でやるよ、ってところもありそういったコースはさすがに断念せざるを得ず。あとはGREの勉強をあきらめたのでそれに伴ってアメリカ、カナダ、オーストラリアあたりのGRE必須の大学はあきらめました。まあ仕方ない。ヨーロッパの大学で、農業系ってなると大体GREは必要ないです。

そんな感じで10校ほどに絞りました。たぶん調べるときに入試の手順とか、必要書類とか、いつ応募が始まるかとか、そういったことをリストにしておくと後々楽で、しておかなかった僕は何度も調べなおす羽目に。

7・8月:国内の院試、奨学金準備

一気に飛びます。まあこの間にいろいろ調べたり、関係者とかにコンタクトをとったりはしていたもののそこまで何かに取り組むということはなく。7月は国内の通っている大学の院試があったのでそれの準備をしておりました。まあ内部なのでそんなにつらいというわけでもないし、海外の大学院に行けなかったら行く、程度の優先度ではあったけれど落ちるのも嫌なので1か月ほどは勉強。結果として無事受かったんでよかったです。

で、海外大学院に進学するにおいて重要なのが奨学金。2年間とてそれなりにお金がかかる留学において奨学金がもらえるかもらえないかで大きな違い。しかも額面がかなり大きいのでもらっておくに越したことはありません。

奨学金は国限定のものから海外の財団のもの、などとにかくたくさんあるので、JASSOの奨学金検索エンジンを使いました。超便利。

奨学金ですが日本の財団は結構締め切りが早くて、8月中旬に締め切るようなところが結構あります。授業料全額払ってくれるような財団は大体この時期に締め切りです。早め早めに動くほうが良い。

僕が申し込んだのは8月下旬締め切りのが1つ、10月締め切りのが3つといった感じです。8月締め切りのはあと3つほどあったのですが院試後に準備を始めたら準備期間が足りず申し込めませんでした。

提出書類はまちまちだけれどとにかく研究計画とかを詳細に書かないといけないのでここでだいぶまた苦労しました。が、そのおかげでその後の志望動機書とかを書くのがだいぶ楽に。あとは提出するときに志望大学を聞かれることが大体の場合であるので、第二志望以降もしっかり考えておいたほうが良いです。

9月:CVの作成・いよいよアプライ

アメリカの大学院を受ける人とかの準備スケジュールを見ているとすごく大変そうだなと思うのですが、ヨーロッパの大学院の大半は1年目がコースワークで2年目にそれを踏まえて研究室だったりプロジェクトに配属って感じなので別に研究室を訪問する必要とかは特にないみたいです。調べた大学のすべてがそうでした(※農学系がそうなだけかもなので一応調べておいたほうが吉)。実際に教授にコンタクトをとってみたときも「ヨーロッパに住んでて時間があるなら研究室に訪問するのは歓迎だよ」くらいのテンションでした。なので言語要件とか成績要件を満たしさえしていればあんまりやることはないです。

募集が始まるのが早いところで9月ごろ、遅くとも年内には始まるところが多い印象。締め切りはまちまちだけど授業が始まる直前まで募集しているところもあったり。ちなみにイギリスだけ例外で、空きがあればそこにどんどん要件を満たした応募者を入れていくって感じなので僕が見た大学は4月から応募を開始していました。

奨学金の提出書類を書いているのにまだ大学院の応募が1か月も先なのがなんかそわそわしたので、受けようかどうか4月の時点で迷っていたイギリスの大学院がすでに募集していたので応募することに。

それに伴ってCVを作ることに。CV、正直学会発表とか論文投稿とかも全くないし自分の場合インターンも行ってなかったのでそんなに書く内容もなく、、学歴と興味、あとは在学中にいった研修などを書くだけだったので1日丸々つかって仕上げました。ひな形はネットにたくさんありますが形もまちまちなので、何が必要なのかを見極めていくといいかと思います。あとは周りにCVを持ってる学生がいたらその人に見せてもらうとか、添削してもらうといいかもしれないです。

志望動機書は大学院が「こういうことを書いてくれ」って明記していたので、それに沿いつつ、何を書けばいいか、の一般論をネットで調べてそれらにそぐう感じで自分の文章で仕上げました。基本的な文法ミスはGrammalyというソフトを使って校正して、より文章を自然なものにしたかったので内容を完成させた後にFreelancersというサイトで軽微な校正を依頼しました。ネットでしらべるとこのサイトを使っている人がたくさんいますが、とにかく早いし正確だし、そんなに値段も高くないし(1000ワードで20ドルくらい)、たぶんまた使うと思います。

 

そんなこんなで必要な書類を2週間くらいで作り上げて提出しました。レディング大学というところで、農業系だとイギリス随一の大学です。提出から1週間後に条件付き合格の通知が来ていました。イギリスはこの時期に出せば本当に早く返事が返ってくるそうです。条件についてもすでに満たしている成績条件と、学士号をとることだったので実質無条件。

ひとまず1校受かったので10校ほど調べていたうちの5校ほどは受けなくてよくなりました。

10月:第一志望の大学院に出願

第一志望であるワーヘニンゲン大学というオランダの大学院に出願しました。その他にもスウェーデン農業科学大学とか、エラスムスのダブルディグリープログラムとかも10月から始まっていたのですが第一志望に受かれば受ける必要もないのでいったん保留することに。

オランダのワーヘニンゲン大学は、日本では全く知名度はないですが一応農学系ではかなり有名な大学で、世に出る大学ランキングとかを作っているQSのランキングでは、農業系だとUCデイビスやコーネルなどを抑えて堂々の1位に輝いているような大学。

まさに学びたいことがこの大学にある、ということでモチベーションレターも気合を入れて書いて、何人かに添削を頼んだうえで仕上げました。

10月15日から出願がスタートだったので、真っ先に出願。あれだけ頑張ったTOEFL iBTの点数が、スピーキングの要件に1点足りなくてまさかの使用できないという事態に陥り、留学からの帰国後対策なしで受けたIELTSを使うことに。TOEFLは点数が1点刻み/120点分なのに対して、IELTSは0.5点刻み/9点満点なので、要件のハードルにバラつきがあります。なので、基本的にはどっちも受けることを個人的にはおすすめしたいです。

公式には1か月ほどかかると書いてありましたが、実際には2週間後くらいに合格通知が来ました。

無事第一志望に合格したので、これで無事受験は終了。試験がない分あっさりはしていますが、TOEFLの勉強とか志望動機書の作成とかを考えるとそれなりに長かったなぁと。

この後やるべきことの大半は日本の大学を卒業しないとできないことばかりなので、とりあえずは放置することに。

11月:奨学金の二次面接

奨学金の書類を出した後は大体の団体が面接だったり、Webテストだったりを課してきます。

8月に申し込んだ財団から書類選考の合格をもらったので面接に行ってきました。面接では将来の研究計画とか学術的なことなどいろいろと聞かれました。聞かれた質問に対してはすべてそれなりに答えられたかな、と思っていたら、合格通知が。

授業料が日本の大学院に比べて高額で、留学すると思った以上にお金がかかるということは交換留学をしたときに分かっていたのでほっとしました。

申し込んだほかの奨学金は書類で落ちたので、何が基準で受かったのかは明確にはわからないけれど、将来に対するビジョンだったり、研究に関することだったりを具体的に自分の口で説明できるようにしておくといいのかなと思います。面接時に第一志望の大学院から合格をもらっていたのも有利に働いたかな?と思ったり。

あとはとにかく応募する数を増やしたほうがいいです。あたりまえだけど。8月に締め切りがあるのは早いけれど、頑張って志望動機書とか書き上げて応募するに越したことはないです。

まとめ

英語がまともにできなかった自分が海外大学院の正規留学を決めるまでのことを時系列で書くと

大学2年秋:交換留学を決意。IELTS受けて6.0(スピーキング5.0)

大学3年秋~1年間:デンマークに交換留学

大学3年夏:帰国。IELTS再受験して6.5(スピーキング6.0)

大学3年秋~冬:大学のプログラムを利用してTOEFL対策。GPAの向上

11月:89点

1月:99点

2月:104点(目標達成)

大学4年春:志望大学院の見定め

大学4年夏:国内院試、奨学金準備

大学4年秋:大学院出願

といった感じでした。あくまでヨーロッパの大学院受験なので北米系だとまた勝手が違うかな、とは思いますが、基本的には大学3年生くらいから準備すれば間に合うと思います。もちろん成績がある程度まともなことは前提条件。GPA3あればとりあえず出願はできるはずです。就活と同じ感じでやることやっておけば大丈夫だとは思いますが、いかんせんいつ何をやるべきかの情報が少ないので書いてみました。

2019年シーズン

シーズンを終えて。悔しいのかどうか正直分からない。清々しさのような虚無感のような、いろんな感情が混ざり合っている。

 

今シーズン、自分なりにやれることはやったと思う。だからこそのこの感情なのかな、とも。

マリノスは思った以上に強かった。試合後の妙な納得感は確実にそこから来てる。優勝するためにはこれを超えなきゃならないのか、と思うと、FC東京として強化しないといけないことは死ぬほどあるんじゃないか?という気もするけれど自分には信じて応援すること、やれることを粛々とやるしかできないし、フロントへの提言的なのは個人的にあまり気が進まない。特に今は。

 

思い返せばクソ長いシーズンだった。去年の年末は昨日のことのようなのに。

それもそのはず。自分としてもいろんな幸運などが重なり、アウェイ広島戦と大学院入試関連の用事で行けなかったアウェイセレッソ戦を除いて、日本にいるときはすべての公式戦に行ったらしい。

こんなにほとんどの試合にいったのもかなり久々。それでいてアウェイ八連戦とか、優勝争いとか、いろんな事象が重なったので濃いシーズンだったのは間違いない。

小平で久保建英太田宏介をふっとばしてるのをみて「こりゃ今年は面白くなるな」と思ったシーズン前。

破竹の勢いで連勝をし、コパアメリカを見にブラジルへ向かう飛行機で久保建英の遺跡を知り、ジャエルの力をかりて最高の思い出を作ったポルトアレグレでの試合。

ジャエルがサポーターをブロックしているとか、チーム内で不満があるとかを聞いて不安になったブラジルから帰国直後。タイムリーに勝手に恩を感じていたので、練習非公開の日に小平に突撃して、必死の思いでジャエルに「信じてるし、ほとんどのサポーターはあなたをサポートしているから」と英語交じりのポルトガル語で伝えたり。

一生に一度しかないなと思ってアウェイ8連戦皆勤したり。来年もう一回あるの?2回目はもうつまらないから勘弁してください。

 

もやもやした湘南戦の後、サポーターの仲間とご飯を食べた後に「自分が今なにかできることはないか?」を考えて、すべての選手がわかるように4か国語で横断幕を作って小平に持って行った。選手に練習場で「ありがとうございます」「がんばります」のようなジェスチャーをされたのもそうだし、矢島輝一のSNSに写真が上がっているのを見て、「俺の気持ちってちゃんと伝わってるんだな」というのがわかってすごい嬉しかった。

 

とにかく個人的にやれることはやったシーズンだったと思う。だって本気で優勝したかったから。

優勝を分かち合いたかった大切な仲間が去年を最後にスタジアムから離れてしまったから、優勝できるときにしないといけないと本当に、強く感じた。

そして何より、自分自身来年からはまた海外だ。スタジアムから離れた生活が始まってしまう。

そう書いている間になんだか悔しい気がしてきた。それくらいいろんな感情がぐるぐるしている。

ただ、離れざるをえなくなってしまった仲間もいれば、新たに出来る仲間もいるし、この人と一緒に優勝を分かち合いたい、という出会いが沢山あったのも事実。

 

まあこんなことを書いたり出来るのも34節まで優勝の可能性が残っていたからだと思う。最後まで自分に夢を見させてくれた選手には感謝しかないし胸を張ってもらいたいと思います。誰が何と言おうと自分にとっての誇りなのだから。

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マニラ・ニノイアキノ空港

備忘録。

目的地はフィリピン南部の小さな島、カミギン島。

ここへの飛行機は1日3便。セブから2便(フィリピン航空、セブゴー)と、今年5月に就航したマニラからの1便。セブからの2便はほぼ同時刻の出発なので実質1日2便しかない。いずれも日中の便。

で、東京からフィリピン行きの便で早朝に着けるのは羽田→マニラのJALANAのみってことで、今回は時間も節約したかったし有効期限が切れそうなキャセイのアジアマイルがあったのでそれを使って行くことにした。

おそらく日本からカミギン島に行こうとした時の最短経路であろう今回の旅程は、

1:30 HND→5:30 MNL (JL77)

10:00 MNL→11:20 CGM

 

5:30にマニラに着いてからカフェとかで時間を潰す予定だったものの、セブ同様そういう施設に乏しく、24時間やってるジョリビーも空港の施設外。

結局必要なお金を下ろしてSIMカードを買ったあとは7時の無料シャトルバスまで待ってそれでターミナル4へ。

ATMは空港の建物の外に出てしまうとないので中で下ろさないといけない。

SIMカードはGlobeとSmartがあったけど、5日間しかいないので、7日間4GB350ペソのプランに。店頭にプラン表示がなくても言えば出してくれる。前来た時もSmartにした気がするけど、SIMカードはどっかやったので再度購入。どうせカード自体は無料だし。

 

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外観はこんな感じ。至って普通の国内線ターミナルといった感じ。

 

中にあったクリスピークリームドーナツで朝食を済ませ、チェックインまでベンチで一眠りしてチェックイン後すぐに搭乗口へ。

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搭乗口のところはとても広いしお店もそれなりにあるので特段用がなければとっととこっちに移動してしまう方が良さげ。

 

個人的には空港における衝撃度でボスニアのトゥズラ(改装前)を超えるものはなかなか出てこないんじゃないかと思ってるので、マニラの空港は全然及第点与えられるなーと思いました。

 

 

マリノス戦のチケット販売について思うこととか

31節を終えてFC東京が単独首位。この言葉の響きだけでソワソワしてきちゃうわけですけど、最終戦が2位の横浜ということで昨日発売のチケットは全席種即完売。

マリノス戦で7万人のキャパを誇る日産で即完売なんて、ということで色んな憶測がささやかれているわけですがおもうこともいろいろあるので書きます。

 

まず個人的に、ダイナミックプライシングという制度が100%悪だとは思っていなくて、実際応援してるコペンハーゲンもダイナミックプライシング制度は適用しているし、制度の理論としては納得できる部分も多いわけで。

ただJリーグで導入されたのが今年ということでいろんな混乱を生んでいるのも事実だし、キャパが小さい瑞穂や日本平、三ツ沢とかでアウェイチームの席に対してもそれをやっちゃうのは個人的には疑問。

で、それは置いておいて、今回の東京対横浜は、発売時点でこれほどダイナミックプライシングを適用すべき試合は他にないんじゃないかって感じのカード。どれだけ値段が上がっていくんだろう?って思っていたら発売開始から2時間ほどでビジター側の席種はすべて完売。今までに日産でのマリノス戦でそんなこと起きたことなかったので、「ダイナミックプライシングを行うために販売数を敢えて抑えた結果の完売なんだろう」という話は出てきたし僕もそうだと思っていました。

そして何としてでも見たい試合、ホーム側の席を抑えるFC東京サポーターも出てきました。

んで、そんななかで目立ったのが「FC東京サポーターの方はマリノス側の席を買わないでください!マリノスのサポーターも試合を見たいんです」的な論調。これには断固反対。というかそりゃあ場所がどこであろうとスタジアムで見たいんだからホーム側だろうとなんだろうと見れるならどの席種でも買うだろ、と。応援したい人がいるんです!てきなお気持ち的な問題じゃなくてユニフォーム着たりとかがっつり応援したら普通にトラブルに発展する可能性はあるので、そこら辺のモラルは問われるべきだしそこら辺をわきまえてない人は買うべきではないと思いますけど。

ただそこら辺をわきまえたうえであれば、心の中でどっちを応援しようが自由だろって思います。

 

で、ダイナミックプライシングを運用するために販売数を抑えているのであればそれをしっかり明記しないマリノスの運営にも問題があると思っています。サポーター心理的には「今買えばホーム側なら安いし、今後出回るであろうアウェイ側の値段は高いだろうからホーム側を買おう」ではなくて、「今後アウェイ側はもう出回らないかもしれないし、だったら席種はどこでもいいからチケット確保しておこう」だと思うんですよね。値段が上がるとしても再販があることがわかっていれば待つと思うんですよ。

もし本当にマリノス側が無用なトラブルを避けたいのであれば、今回は特に状況が状況だからこそ、ダイナミックプライシングを含めたチケットの販売制度をブラックボックス化すべきではない、少なくとも再販があるならある、ないならない、ではっきり情報を開示してほしいな、と思います。

 

あと蛇足だけれどチケット制度についていえば、ヨーロッパみたいにアウェイ側の席はアウェイクラブが管理できるようにしてほしい、もしくはSOCIOが優先的に買える、とか。誰かが言ってましたけどJリーグチケットとSOCIOが紐づけられたんだから理論上は十分可能ですよね。てか鹿島とか数チームが数年前に、アウェイの試合の販売管理を独自でやってなかったっけ?

 

僕はFC東京のファンなので一人でも多くのFC東京のファンがスタジアムで試合を見れるに越したことはないと思っているし、そういう意味でもやっぱり2連勝して味スタで優勝決めるのがベストかな、って改めて思いました。

ちなみにぴあの支払期限が明日12日の23時半。なので、おそらく13日の10時ごろから再販されると踏んでいるのでチケット難民の方はねらい目です。