備忘録

書きたいことや思ったことの殴り書き。

春の訪れ。

四月ももう半ばで、気づいたらあと2ヶ月で授業が終わり、3ヶ月後には日本である。とおもうとなかなかやばいなぁと感じるわけですが。

 

ここ最近何してたかというと、まずイースター休暇に出かけていました。これがここ最近で一番大きなトピック。

サッカー見に行こうかなー、どうしようかなーとかいろいろ考えたんですが、結局「なんか面白そうなところ」を探して、スロベニアクロアチアボスニア・ヘルツェゴビナの3カ国(正確にはスウェーデンオーストリアも通ったけど)の自然を満喫する旅を敢行してきました。

おもな訪問場所は

ザルツブルクブレッド湖、シュコツィアン洞窟群、プリトヴィツェ湖群国立公園スプリトモスタル、といった感じでした。

それに加えてリュブリャナ、ヴルフニカ、ザグレブ、ラストケ、マカルスカ、サラエボも宿泊やらちょっと見る程度に観光したり。

行った場所ととった行動がことごとくプラスに働いて、マイナスに働いた瞬間がほぼなかったのでめちゃくちゃ楽しかったですね。あとはそれなりにハードな行程ながら、基本的に見て回ったのが自然系で、ところどころで寝転がって休めたのもよかったかも。

 

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あとは3月ずっと風邪ひいてました。まあそれなりに忙しくて休む暇がそんなになかった結果、トルコ帰りに風邪ひいたのが4月入ってようやく治ったといった感じでした。周りみんな風邪ひいていたので多分そういう時期なんだろうなーと。

ちなみに風邪ひいても病院には門前払いされるので、市販の薬飲んで家でゆっくり休むしかありません。だからみんな風邪ひいて長引いてるんだろなーって思ったり。

一人暮らしでの病気は熱が出ないとは言えそれなりにきついです(二回目)。ご飯作らないとだし、いろいろなタスクは溜まっていくし。

休みに対する寛容さはデンマークの方が上なんだけど、個人的な授業にFollowできるか、という問題を踏まえるとデンマークのが休みづらいという皮肉。

まあそんなこんなで結構大変でした。

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乾燥してたのでひたすら加湿してた三月。

 

 

授業はというと、2-5月までのアカデミックイングリッシュの授業はプレゼンが3月中旬にありました。それなりにしっかり準備をしたプレゼンの評価は上々で、トップバッターでありながら11人中3人が一番印象に残ったプレゼンとして挙げてくれたのでそれなりに満足。なんにせよ、練習すりゃ英語でもプレゼンは出来るっていう自信を付けられたのでよかったなと。忙しかったこの授業もだいぶ残りの課題が減ってきて、あとはライティングの課題が3つほどあるくらい。

 

もうひとつの授業はつい一昨日試験が終了しました。今回も今回とて口頭試験。3月にレポート、プレゼンがあったもののそれは試験を受けるための条件ということで評価は試験が100%。

東アフリカの授業で、生物多様性など生物学系の学問を中心としつつ、政治や健康問題、宗教までもカバーするというインターディシプリンな授業。アフリカという土地に昔から興味があったのでどの授業も楽しく受けられました。

試験形式は学んだ16の学問分野から3つランダムに選び、それについて質問をされるといった形式。ただし、植物の多様性について聞かれたら植物について答えればいいというわけではなく、植物に関連する分野を紐付けて話すことが評価につながるよ、といった面白い試験。

たとえば植物の保全を考えるとき、どの場所を保護するべきなのか、を考えるには多様性を考える必要が有る。どういった場所が高い多様性を持っているのかを紐解くためには地質学的アプローチも重要になってくる。また保護する上でも、どういった植物を保護すべきなのか、現地の人にとっては保護がどういった意味を持つのか、、など。

そういったことを意識しつつテスト勉強してたので、テストの成績は一番上でした。まあ留学生かつ口頭試験って点数出やすいとは思うんだけど、それでも嬉しいものは嬉しいですね。

口頭試問だと即座に質問に答える必要があり、考える時間はあまりもらえないかわりに、質問の意図を汲み取れなかったら軌道修正してもらえるのでやりやすい。今回は試験勉強をすべて英語でこなしていたのが大きかったかなーと。頭でわかってても英語が出てこない、といった状況は全くなかったので。なんというか学術における英語って8割くらいは準備がモノを言うなぁと実感したここ一ヶ月でした。もちろんもう少し英語力は伸ばす必要があるのでこれで満足してちゃいけないけど。

あとポルトガル語もちらほらしゃべってますが、ネイティブしゃべるのすごい早い、無理ってなる。あとは単語は聞き取れても文を理解するのに少し時間がかかったり。ただまあ自分が言いたい簡単なことはそれなりに伝えられるのかな。第三外国語としてはこんなもんでいいのかなーっておもいました。ただ30代に突入する前に一回ブラジルに住みたいのでワーホリ協定覚書はよ、、

 

そんなこんなで中身の濃い3月、4月でした。日本の暦としては2018年度に入ってるわけですが、今年度の目標は「なんか面白いことやる」「留学経験を日本でしっかり活かす」の二点です。頑張ります。

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スロベニア、シュコツィアン鍾乳洞への行き方

学業が一段落ついたので3月末に行った東欧旅行の中で情報収集がきつかったところについて書いておきます。

 

スロベニアといえば豊かな自然が有名ですが、ここシュコツィアンはなかでも巨大な鍾乳洞として有名。

写真の禁止、ツアーでのみ入場可能と、自然の管理を徹底しているイメージです。

スロベニアは自然観光地がたくさんある反面、そこへのアクセスが悪いことがよくあり、ここシュコツィアンも例外ではなく。

 

今回はレンタカーを利用して訪れましたが一応公共の交通機関での行き方も。

 

①公共の交通機関

公共の交通機関だと、最寄りのDivacaという駅まで電車で行く必要があります。リュブリャナからなら1時間に1本程度の割合で出ているはず。

ただDivacaの駅からがとても遠く、公式HPだと30分って出てきますがとてもじゃないけどそんな距離ではない。ということでシャトルバスが一応出ています。しかしこのシャトルバス、「なんでそんな時刻表にしたの?」という時刻表で、ツアーと全く連携をなしていないという、、

ということで端的にいってここに公共の交通機関で訪れるのはあまり得策ではないです。

②レンタカーを借りる

レンタカー、マニュアルの方が安いですが、オートマを借りるとしても、フルプロテクションで90ユーロとかです。フルプロテクション抜き(最低限の保険)、マニュアルだと50ユーロくらいで一日借りれたはず。

レンタカーは空港or市内で借りれて、市内であればSixtが駅に入っておりそこで借りることができます。

ちなみにスロベニアは2年以上免許を保持していないと借りれないということを運転してから後日知ったんですが、たぶん貸す側もあまり気にしていないので、何事もなく帰ってくれば問題ないかと。

 

www.park-skocjanske-jame.si

ここに交通アクセスは書いてあります。問題なのはDivacaの手前にSkocjanという看板が見えてそこで降りてしまいそうになること。しまいそうになる、というか僕らは降りてしまったため30分ロスし、危うく間に合わなくなるところでした。

というわけでDivacaで降りましょう。そしたら間違うことなく着けるはずです。

 

ついたらあとはチケットを買うだけ。定員のようなものはないので、まあ10分前くらいについてチケットをとればいいのかな、という感じでした。

行きづらい場所にはありますが、とにかくめっちゃ綺麗で壮大でした!

ということで、シュコツィアンに行くならレンタカーがおすすめです。

冬の終わりと夢。

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気づけば春分である。

雪も残っていてまだまだ春には程遠いけれど、最近日が長いな、と常々思うし昼間の太陽も高い。気温は0~5℃くらいを行ったり来たりしているけど、その前が寒すぎたがためにこれくらいの気温はむしろ心地の良い寒さである。

11〜1月くらいまでは日がかなり短くて、2〜3月上旬までは寒波のせいで突き刺さるような寒さだった。そんな長い長い冬をようやく越そうとしているのである。

思えばビタミン剤も数回飲んだだけであった。感じるのは、ビタミン剤を飲もうが飲むまいが、とにかく閉鎖的にならずに周りとコミュニケーションをとることが大事だなと。デンマーク人がヒュッゲヒュッゲと言いたくなる気持ちもわかる。この冬を越すには友人や家族と一緒に家の中でゆっくり過ごすのが一番だと思った。

 

冬を越したのはいいものの、同時にゴールが見えてきてしまっている焦りもある。いや、焦りというと違うのかもしれないけど、留学生活が終わってしまうことに対する恐怖が確かに存在する。

 

それもあってなのか、最近よく同じ夢を見る。

内容はというと、デンマークから日本に帰ってきた夢である。夢の中では大抵「いやーなんかあっという間だったよ」って言ってる。そりゃそうだまだ留学生活終わってないもの。

そして夢から覚めたら心の底からホッとするのである。よかった、まだ終わってない、と。

 

こう書くと全然日本に帰りたくないようにも見えるかもしれないが、コミュニティの心地よさが7割、街ののどかさが3割と言ったところだろうか。せっかく築き上げたコミュニティも残り数ヶ月で解散、個人としては会うことがあってもそのコミュニティ自体はなくなるわけで。高校卒業の時と同じ感覚かな。

 

留学来る前は、正直ここまで日本人と一緒にいるとは思ってなかった。むしろその状態は留学前に自分が軽蔑していた状態な気がする。今でも若干の後ろめたさはある。しかしながら自分には日本で生まれて日本人のコミュニティで育ってきた20年間がある以上、やはり気が合うのも話してて楽しいのも日本人であるなということを再認識した。多分外国のコミュニティに心から馴染むのには1年では少なすぎるだろうなと。

 

英語に関しても授業はついていけるけど、それ以上でもそれ以下でもないというか。友達と話すときはいいんだけど、授業でのディスカッションとなるとどうしてもフラストレーションが溜まるし、ここからさらに一段階上の状態にどうすれば行けるのかはもはや分からないなと。

 

何を言ってもあと3ヶ月しかないので、やり残したことがないように何事も楽しんで行きたいなと思う。そんな春分の日

 

別れ、というと個人的にはこの曲。

美しすぎていくらでも聞いてられる曲です。どんだけ徳を積んだらこんなに美しい歌詞書けるんだろうか。

幸せについてちゃんと考えてみる

 

幸福度ランキングで毎年上位に名を連ねる国に住んでみると、幸せということについて考える機会もよくあります。デンマークがなぜ幸福度上位なのか?を考えるのはなんなら宿命のようなもの。ということで結構長めに、自分の見た世界をもとにこの問について考えていこうと思います。

ちなみに今年のデンマークは幸福度第3位でした。日本は54位。

 

幸福度とは何によって定義されるのか

デンマークは幸福度が高い」とはよく言われますが、そもそも幸福とはなにによって決定されているのでしょうか?

ここでいう幸福度は、国連の毎年の調査に基づいています。ちょうど2018年版が出たので書いておこうと思います。

https://s3.amazonaws.com/happiness-report/2018/WHR_web.pdf

今年も同様に、国あたり1000人に幸福度を10段階で評価してもらい、その平均値をとってランキングを決めるといったもの。調査自体は、その幸福度を理由づけるための様々なファクター(ひとりあたりGDP、社会的支援、政治腐敗などなど)についても分析を行っていますが、 これはあくまで説明変数なので、ランキングを左右するものではないといった感じ。

どうでもいいんですけどジェンダーギャップのランキングで上位(=格差が少ない)にいたブルンジ、幸福度ランキングは最下位ってどんな歪んだ社会構造してるんだ、、

 

幸せを感じる瞬間

幸せというのは絶対的なものではなくて相対的なものである、という意見に賛同するとして、これを軸に考えてみようと思います。
どういうことかというと、例えば些細な出来事でも大きな幸せを感じることもあれば、同じ出来事でも当たり前のこととして幸せを感じずに出来事を消化してしまう、というような感じです。多分多くの人は無意識のうちに幸せをこのように捉えていると思います。

デンマークにおける幸せ

さて、その上で、まずデンマークについて。
デンマーク、といえば社会福祉の圧倒的な充実度がまず挙げられます。医療費無料、教育費無料、大学生は返済不要の奨学金をもらうことができる、といったように。
僕みたいな1年間の留学生であっても、医療費無料といった恩恵は受けることができます。
もちろんこれは高福祉高負担であるからこそ成り立っているシステムであって、それゆえにデンマークは税金が高く、物価ももちろん高いです(その分給料も日本の2倍くらいですが)
その一方で、日本人からするとちょっとな、って思うところも結構あったりします。とくに文化方面で。
例えば観光。コペンハーゲンだとニューハウンだったり人魚姫、ユトランドの方に行けばレゴランドがありますが正直言ってそれくらい。
自然観光地は夏はいいものの冬は葉も落ちていてそんなでもない。ウィンターアクティビティをするには降雪量、標高が足りなさすぎる。
食に関してもそう。元来厳しい土地・気候だったため食はとにかく生きていくためのもの。短い収穫期間で栽培できる栽培品種の事を考えると、食が発展しなかったのはまあ仕方ないかな、と。そのためデンマーク料理もそんなに美味しくないし、シンプルな料理が多め。外食もわざわざ外に行って食べるほどじゃあないなってとこが多いです。まあもちろんNOMAみたいなレストランがあることもまた事実ですが、あれは一般的なものではないのでちょっと置いておくとして。
気候もそう。北欧全般的にそうなんでしょうけど、晴れが特に少ない。夏~秋は雨が多いし、冬は日がとにかく短い。年中風も強いし。

 

でも、そういった条件に関してはデンマーク人にとっては生まれつきのもの。不満は少なからずあるでしょうけれど、こっちに留学できている日本人が感じているほど大きなマイナスにはならないのかな、といった気がします。またそういった国で生活するとなったとき、気候や外の娯楽とは無関係の部分、つまり家の中や精神的な面に対して幸せを追求するようになったのかな、といったふうに考えています。

そしてここでつながってくるのがデンマークでの典型的な考え方である「ヒュッゲ」。日本でも徐々に有名になりつつありますが、まあなんというか、家族団らん、リラックスできるムードみたいなのを指します。

そしてこういったヒュッゲを楽しむうえで重要になってくるのが社会福祉の充実だと思います。

週休2日、平日は8時間勤務、朝早くから働いて15時~16時には退社、というのがこの国におけるモデルケースですし、これなら家族と過ごせる時間はかなり多いです。

また高等教育まで教育費は無料、大学生全員に返済不要の奨学金付与など、子供を持つことに対する負担も日本と比べるとかなり小さいです。

 

 

つまり、デンマークでは家族での時間を大切にすることによって得られるそこそこの幸せを手に入れるには極めて適した環境であって、それゆえに幸福度が高いとされているのかな、と思います。

 

日本の幸せについて

一方で日本。

デンマークに来てから一番感じる日本のすごいところ、いいところは文化的側面の豊かさです。アニメなどのカルチャーしかり、食の豊かさしかり、土地の持つ色の豊かさしかり。居酒屋やカラオケ、ラウンドワンなどのアミューズメント施設もめちゃくちゃあるし。

以上を踏まえると日本には趣味や好きなもの、熱中できるものが外の世界にできやすい土壌が形成されていると思います。

さて、そこでデンマークのような幸せを追求したところで果たして人々は幸せになるのでしょうか?といったことを現在疑問に思っています。日本において、外を見ればたくさんのレジャー施設やホビー、そして豊かな外食があるわけですが、そういったものに対してはあまり関心を持たずに家の中でのんびりと暮らすことに幸せを見いだせる人が一体どれくらいいるのだろう、と。デンマークと同じ生活を志すのであればあくせく働かなくとも実現できるのではないか、と思ってはいますが、はたしてその生活で幸せを感じれるのだろうか、というと個人的には絶対にNOです。外の幸せを享受している人がマジョリティを占める以上絶対羨ましくなる。

でも趣味や好きなものを存分に楽しむ、という幸せの追求をするにはお金が必要です。何かひとつの趣味や嗜好であればなんとかなっても、全部ってなると十分なお金が必要。となると働くしかない。定時ピッタリ退社だとなにかを諦めざるを得ない。みたいな感じで幸福度が下がってるのかな、と。かりに絶対値で幸せをはかったらまた違った結果になるんじゃないかなーって思います。

 

んじゃあどういうのが理想なのか、というとデンマークのヒュッゲにあたるようなモデルケースが日本だとなにになるのかがわからないので何とも言えないんですが、

自分の周り、とくにサッカー関係の知り合いは幸せそうなひとがいっぱいいるな、と思ってて、これは割と幸せのためのヒントだよなーって思います。

というのも、いろんな仕事をしてる人がいますが、国内外問わずほぼ全ての試合で見かけるような人は基本的にサッカーがあって、その次に仕事。だからか転職してる人もかなり見かける気がするし、やりたいことがあって、それを実現させるために仕事がある、という考えは幸せを得るためのキーになるかなって思っています。多分だけどサッカースタジアムで幸福度統計取ったら絶対ランキング上がる。

まあまだ社会に出たこともない人間が思っているだけなのでここらへんは社会に出てみたら考えが変わるかもしれませんが、、

とにかく、自分は社会構造を変えるほどの影響力も能力もないので、まずは自分自身が幸せになって、究極的には「あーこういう生き方もあるんだー」って思ってもらえるようなモデルケースを構築していけたらなぁって思います。

 

ちなみに余談ではあるのですが、デンマーク社会福祉とかはちょっと雲行きが怪しいなってかんじでして

コペンハーゲンのノアブロ地域の話なんでしょうけど、移民が増えたことによって高負担高福祉のシステムはだいぶ厳しくなってきて、それゆえに移民に対してのみいろいろな制約を課すプランを立てていたりします。移民がデンマークに移住する際は、貴金属など身につけているものの総額の制限もありますし、移民に対しては結構厳しめです。

移民を受け入れるとデンマークのシステムが成り立たなくなってしまうからなんだろうな、というのはわかりますが、それにしても、、といった感じです。

コペンハーゲンの語学学校でデンマーク語が無料で受けられる、というのも徐々に変わってくるそうで。

またこれも有名な話ではありますが、医療費が無料といっても罠があるわけで。無料だーやったーと言って気軽に診てもらえるのかというとむしろその逆で、まずは医者に電話、症状が重くないと判断されれば門前払いを受けます。

bear-25.hatenablog.com

留学同期の友達が詳しく書いていますが、無料だからいいってもんでもないなと思いますね。これ、大病の初期症状とか普通に見逃されそうだし。

 

というわけでデンマークの高負担高福祉モデルはかなり綱渡り的な状態だなと。この国土、国の経済規模だからこそギリギリ実現できているこの社会ははたして今後移民問題などとうまく向き合いながら持続できるのか。また持続ができなかったとき、この国の幸福はどのようにかわっていくのか?といった点は個人的に注目であったりもします。

 

books.google.dk

友達からおすすめされたこの本。デンマークの人々がなぜ幸せなのか?をイギリス人の視点から分析した本で、留学中に読んでしまいたいなと思っています。興味がある方はこちらもぜひ。

ケバブについてまとめてみた

「フリー画像 ケバブ」の画像検索結果

ほとんどの人は人生で一度や二度は”ケバブ”という食べ物を口にしていると思います。

とくにコペンハーゲンのような物価の高い国においては、安くてかつハズレがない、という点でとくに重宝されます。

しかしここである質問に大抵の人はぶち当たるのです。「ケバブとは一体何なのか?」と。

そしてまた海外にいると、“シャワルマ”という名前で同様の食べ物をよく目にします。そしてまた疑問が浮かび上がるのです。「シャワルマとケバブの違いとは何なのか?」と。

その謎を紐解くべく、我々取材班はケバブの本場とされるトルコへと向かったのであった…

 

 

 

と書いてありますが実際には現地よりもインターネットソースのが多いです。すみません

ケバブとは何か

まずはここから。ケバブとはなんなのでしょうか。我らがWikipediaによると

ケバブは、中東とその周辺地域で供される、肉・魚・野菜などをローストして調理する料理の総称。アラビア文字表記はكباب(kabāb) で、日本語ではカバブという表記も一般的である。

中東諸言語のうちで「ケバブ」はトルコ語に由来するものであるが、現代トルコ語では語末の子音が無声化して「kebap」と表記される。その他周辺各国では、カワープウイグル)、ケベプキルギス)、バーブインドパキスタンアフガニスタンアラブ)、キャバーブイラン)、チェヴァプバルカン)などと呼ばれる。

ケバブ - Wikipedia

ということで、ケバブの定義は我々の想像以上に広いのです。トルコ料理屋などに行ってメニューを見てみてみると、いたるところにケバブもしくはカバブの文字を見かけますが、それらは大抵想像するケバブではないものが多いです。

またケバブトルコ語に由来するもの、ということなのでケバブ=トルコのイメージが強いのでしょう。

では一体我々のイメージするあのケバブとは一体何なのでしょうか? 

ケバブの種類について

ケバブのもっとも典型的な調理法は、四角形に切った肉をに刺して焼いたものである。トルコでは、串焼きのケバブのほか、ヨーグルトを添えて食べるイスケンデルケバブ (İskender Kebabı) や、味付けした肉を重ねて固まりにし、回転させながら焼いたものを削ぎ切りしたドネルケバブ (Döner Kebabı) などのバリエーションがあり、様々な焼肉料理ケバブと総称される。なお、焼く代わりに煮込んだり、揚げたり、蒸したりする肉料理カバブと呼ばれることがある。ウイグルのカワープも炒め肉も含めた焼肉の総称である。

 

 ということだそうで、我々非トルコ人が最もよく食するケバブ、最もイメージするであろうケバブは、ドネルケバブをさします。おそらくケバブのなかでもドネルケバブが最も手軽で見栄えもよく、うまかったから世界中に爆発的に広まったのでしょう。その結果日本などではドネルケバブと言わなくとも、ケバブドネルケバブの印象が根付いたのかなと思われます。

日本では、古くからインド料理としてのシークカバブシシカバブと呼ばれ親しまれてきたが、新宿原宿六本木秋葉原千葉名古屋など、自称在日トルコ人(多くは在日イラン人)が増加している都市部ドネルケバブを供する屋台や移動販売車の数が増えてきた。

自称在日トルコ人(多くは在日イラン人)

 

ヨーロッパではドイツへの移民がドネルケバブを定着させたとか。

アメリカではケバブというとむしろシシカバブの方を指すそうで、これは結構意外。

 

ちなみにDönerはトルコ語「回転」の意味。Döner merdivenでらせん階段、Döner sermayeで回転資本を表すそうです。

 

ではシャワルマについてみてみましょう

シャワルマとは何か

シャワルマは日本だとあまり目にしないワードですがコペンハーゲンだとドネルケバブをシャワルマとして売り出している地域も多い印象。

僕がシャワルマの名前を初めて聞いたのはドーハでの中東料理屋さんにてでした。

僕がWikipediaでシャワルマを参照したのが2月で、この時は日本語版のWikipediaの情報は薄かったのですが、今見たら幾分か詳しくなってて笑える。僕が書くまでもなさそうですが一応

「シャワルマ」という言葉は、「回転」を意味する(この場合は、肉を回転する鉄串に刺した状態であぶる技術に関係した言葉)トルコ語の「çevirme」という単語に由来する[5]。似たような命名の規則が、ドネルケバブ(döner kebab)の「döner」やギロピタ(gyros)などにも適用されたが、いずれ言葉も回転させてあぶるといった調理のメカニズムを参照している。

シャワルマ (中東の料理) - Wikipedia

ということでシャワルマはおもにドネルケバブのように、鉄串に肉ぶっ刺して回転させて炙り、それを切り落としたものを言うそうで。ここに出てくるçevirmeという単語は「チェヴィルメ」のような発音です。

 原理は一緒ですがレヴァント地域におけるドネルケバブ=シャワルマ、という認識が正しそう。

 

さまざまなケバブ

トルコではもっぱらケバブばっかり食ってたので、トルコで食べてきた様々なケバブを紹介していこうと思います。

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こちらはラムのシシカバブの入ったロール状のもの。この手のケバブはトルコではDürüm(rollの意味)といった名前で親しまれていました。デンマークだとDrumって書かれてるやつですね。

アイランというしょっぱい飲むヨーグルトとセットで300円ほど。アイラン初体験だったのですが久々に味で衝撃を受けた気がする。炭火で焼いたラムと相性はとても良いのはわかるんだけど、それ以上にヨーグルトがしょっぱいという時点でだいぶ体が受け付けなかった、、

ケバブ自体はめちゃくちゃうまかったです。

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これは壺ケバブカッパドキアを中心に有名だそうで、ローストしてんのかどうかしらないけどケバブケバブ

カッパドキアのアヴァノスという都市では陶器作りが有名だそうで、それゆえにこのケバブも有名なんだとか。

壺に野菜と肉をつめてシチューのように煮込み、食べる前にかち割るといった、視覚的にも楽しめる一品。味は中東のよくある煮込み料理ってかんじでしたが無難に美味しかったです。ちなみにイスタンブールでも食べられます。

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さいごはドネルケバブ。こちらもdürümです。

ドネルケバブだしコペンハーゲンとそんなに変わらないかな?っておもったらビビるくらい美味しかった。コペンハーゲンドネルケバブは日本の屋台とかで食べられるようなのと大して変わらない味で、まあだからそこそこ普通に美味しい、という感じなんだけど、トルコのドネルケバブがここまで差をつけてるとは思いもよらなかった、くらい美味しかった。多分店舗にもよるんだろうけど、めちゃくちゃ店舗がいっぱいあるので食べ歩きをしてみてください。

 

コペンハーゲンでの安いケバブ

安くて腹にたまるケバブコペンハーゲンの学生の生命線。というわけで市内二つの安ケバブ屋を最後に紹介しておこうと思います。

どちらも時間限定ではありますが15kr(300円しないくらい)でドネルケバブが食べられます。積極的に利用していきましょう。

 

以上、トルコ旅行を踏まえたうえでのケバブレポートでした!今後のあなたのケバブライフに幸あらんことを!

 

kerompa-tokyo.hatenablog.com

 

toyokeizai.net

そういえばこんなことも最近ありましたね。よかったですね。

トルコ旅行後編 -イスタンブール-


kerompa-tokyo.hatenablog.com

前編に続き、後編です。

おもにイスタンブールですが、イスタンブールにつく前の話から。

この日も前日同様にバルーンを眺めてから空港へ。

空港まではまたもやシャトルバスで。帰りはネヴシェヒル空港からの便だったので、こちらまで40分ほどかけて移動。

ネヴシェヒル空港は実質カッパドキアの観光のためだけの空港なので、一日の就航便は3便とかでした。

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チェックインは済ませてあったので飛行機をロビーで待ってると2時間の遅延の報が。これは1日観光者にとってはつらいなー、と思いつつも、代替の飛行機があるわけでもないのでしかたなく2時間待機。これが大きな空港だったら商品券的なのもらえるんだろうけれど、空港が空港だけにもらえたのは水、ジュース、お菓子のみ。まあもらえただけよしとしよう

2時間は睡眠不足の解消なり課題の消化なりをしていたら案外あっという間で、ほどなくしてボーディング。そして1時間後の13時半にイスタンブールアタテュルク国際空港着。

アタテュルクから市街地まではだいたい1時間ほど。今回はSIMカードWifiもないので、ひたすら車窓を眺めていたけれど、とても不思議な町だなーと。

全体の砂っぽさは中東感があるんだけど、ビルやカラフルな家々からは西欧の都市、集合住宅からは中国、ふとした緑からは日本と、さまざまな情景を切り取って見てみると、いろんなところに似ている。逆に言うと、都市全体を見たときに、「あーここもこんなかんじだったよね」っていう例が思いつかなかった。アジアとヨーロッパが交差する街、という言葉は土地的な意味合い以上のパワーを持っているなと実感した市街地までの1時間でした。

ホテルは新市街にとっていたので、とっとと荷物を置いて観光へ。なにせこの時点で3時、サッカーの試合が7時からだったので時間がないのです。

とりあえず新市街→ガラタ橋→旧市街→スルタンアフメト、といった流れで観光することに。要するに徒歩です。

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新市街のメインストリートに出た瞬間におもったことは、「人が多い!」なんというか、渋谷センター街だったり、大阪の道頓堀付近だったり、上海の人民広場だったり、アジア的な人の多さ。正直こういった景色が久しぶり過ぎて人の多さにむしろ感動していました。

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市街地が丘の上にあるのはベオグラードとかを思い出す

 

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ガラタ橋ではみんな釣りをしていて、釣れ具合は人によってまちまちですがそれなりに釣れるそう。橋もとにかく人が多い。

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そしてバザールを抜けてスルタンアフメトへ。この間も人がとにかく多かったです。

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旧市街は新市街よりかは中東の空気が強いかな、といった印象。観光客受けはこっちのほうがしそうだなーと。近代的なバザールなどもあっていい雰囲気。

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こんなカラフルなところも。

そして歩くこと約1時間、やっとスルタンアフメト広場につきました。左にはアヤソフィア、右にはブルーモスク。

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アヤソフィア

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ブルーモスク

本当だったらここに2年前に最初の国としてきてたはずなんだけれど、2年後に、30カ国くらい回った上で来ることになるとは。ここでテロが起きたのはえぐいなーって思いつつも、イスタンブールがテロの標的になるのは致し方ないのかな、と思ったりもしました。こんだけ人がいるもんね。

ブルーモスクに行った時はちょうどお祈りの時間。でも今現在ブルーモスクの中のメインのお祈りの場所は改修中らしく、ムスリムですら入れないそうで。

反対側のアヤソフィアにいったら、こっちもなんでか閉まってました。

変な時間にばっかごはんを食べていたため、同行者含め17時の時点で空腹で死にそう、ということでスルタンアフメトをあとにし、スレイマンモスクの方面へ歩きつつケバブを食する事に。

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適当に入った店の適当に頼んだケバブでしたが、想像以上にうまい。というか一旦これを食べると、コペンハーゲンケバブは一体何なんだ?ってなってしまう。

ケバブを食べたあとは、友達はベリーダンスへと向かったので、僕はガラタサライの試合へと向かいました。

ちなみに僕はホテルの横がスタジアムだと思ってたんですがどうやらそれはクラブハウスらしい、ということはホテルの最寄りで誰ひとり降りないどころかガラタサライサポーターが乗ってくることで気付くという、、

そんなこんなで意外とスタジアムは遠くにあり、19時の5分前ほどにスタジアムに到着。

トルコリーグのチケットのオフィシャルの取り方は本当にくっそめんどくさくて、Passoというカードを発行した上でそれにお金をいれてオンラインで買う必要があるという。しかもそのシステム、外国人には優しくないというか、チケット購入段階でのSMSが送られてこなかったりとかして、携帯番号を連打してたら携帯番号がブロックされて一生PassoからSMSがおくられて来なくなってしまったので、チケットを当日手に入れるしかないのでした。スタジアムでPassoのカードを受け取れるって言われてたんですが、

ぼく「ここでカードを受け取れるって聞いたんだけど」

スタッフ「なんか無理だわー、なんでかしらないけど。試合見たいなら300TL(9000円)はらってね」

ぼく「いやカード上にすでに175TL課金してるんですがそれはどうなるの」

スタッフ「しらんがな、はい次の人ー」

みたいな感じで、さすがに糞すぎて久しぶりにブチギレた気がする。そしたらスタッフもマジギレしてきてちょっとやべぇなって思ったので一旦そこで買うのは諦めて、ほかのブースへ。そこでもカードの受け取りはなんでかしらないけどできない、って言われたけどまだ親切だったのでよかった。帰ることも考えたけど、冷静に300TL払えば長友が見れるのかー。ここまできて見ないのもなぁ、って思ったので見ることに。バイバイ貯金。

こんだけ高いカネ払ったんだから当然メインだろうっておもったらそんなこともなくてなんかVIPとかが使う用の接待席でした。なのでゴール裏。まじかよーこれに300TLかよーと思いましたが、、

後半30分頃の同点弾、長友アシストからの決勝弾をベストポジションから見れたので結果めっちゃ満足!!

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ちなみにガラタサライの応援はほぼどの席もオールスタンディング。メインですらです。サッカーの応援で鳥肌が立ったのは多分ブラジル対デンマークサルヴァドール以来。それくらいすごかった。

トルコ人の反応をみるに、「300TLは払い過ぎ!ダフ屋つかえばもっと安く買えるよ」とのことだったので、やっぱりちょっと悔しいけど、300TL分くらいの試合はしてくれたかな、と。

試合は結局後半の二点で逆転勝利。かなりいい試合でした。

試合後スタジアムを出ると、ナガトモ、ナガトモと声をかけられます。そこまで想定した上でのFC東京のジャージでスタジアムに行っていたので、「長友はうちのチーム出身なんだよー」って会話を広げたりしつつルンルンで地下鉄駅へ。地下鉄駅でもとにかくめちゃくちゃ声をかけられるので、これなら行ける、と思い意を決して長友のFC東京時代の応援歌を歌ってみんなついてこようとしてくれるものの、意外とみんな音程が合わない

新しいチャントが生まれました。完。

 

そんなこんなで鬼のようなホスピタリティを周りから受けながらホテルへ帰還。同じくベリーダンスから帰還した友達と再合流してシーシャを吸いに再びホテルを出発。ヨーロッパとは違って、夜11時すぎでも街はうるさいしなんならすぐちかくのカフェがやってたのでそこでシーシャ、ターキッシュコーヒーをいただくことに。結局2時間くらい二人で吸いつつ、たまに店員との雑談をはさんで楽しいひと時を過ごしました。1時とかでも一通りはそれなりにあるし、久々の眠らない街を経験。ヨーロッパは深夜になると地上は静かだからなあ。アジアノスタルジーを半端なく感じました。

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イスタンブール、というかトルコは間違いなく好きな国の一つになりました。今回は明らかに時間が足りなかったのでまた来たいなぁと。

結論としては、週末トルコは確かに可能。ただ時間は結構キツめになるので体に若干負荷がかかる。以上です!

 

トルコ旅行前編 -カッパドキア-

週末弾丸でトルコに行ってきました。
留学先の中東に興味がある友達に誘われて、せっかく飛行機も安いし(往復3万円以下でいける)、1月末の航空券トラブルでの返金で儲かった分もあるし、行ってみるか、となったのが事の発端。果たして週末トルコ旅行なんてものは可能なのでしょうか?

 

トルコは2年前に一人旅最初の入国先になるはずだったんだけれど、旅行2日前にスルタンアフメト広場で大規模なテロがあったため断念したという事があったので、2度目の正直。
まずは人気観光地、カッパドキアへと向かいました。
イスタンブールからカッパドキアまではバスも出ていますが、恐らく空路の方が便利。ネヴシェヒルまたはカイセリ空港まで5000円弱で飛ぶ事ができます。今回は行きはカイセリ空港、帰りはネヴシェヒル空港を利用。

行きはコペンハーゲンからカイセリまでアトラスグローバル航空を利用。LCCだと思ってたら機内食も出るしそれなりに席も広いしでびっくり。カイセリに着いたのが23:45で、そこからはシャトルバスでホテルへ。
ホテルはFairy Chimney Innという、カッパドキアの伝統的な家屋を模倣したユニークなホテルを取ってたけれど、行ってみたら「実はここは夏季用のホテルで、冬は別のホテルを使ってるんだ」と衝撃のカミングアウト。まあでもかなりグレードの高いホテルに泊まらせてもらったのでいいんですが。

カッパドキアといえばご存知の方も多い通り、自然が生み出したユニークな地形と日の出の時刻に一斉に上がる数えきれないくらいの気球が有名。日の出が7時、ということで6時起床で日の出と気球の観測をスタンバイしました。
気球は色んな場所から上がってくるので、ギョレメの街中であればまず間違いなく写真スポットは見つかります。多分日の出1時間前に起床する必要もないです笑
ただ高さのあるところの方が見応えはあるので、近くのそういう場所を探しておくといいかも。

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日の出、色とりどりの気球、カッパドキアの地形のトリプルコンボは本当に壮観でした。気球に乗るのは値段が張るので諦めたけど、乗らなくても十分楽しめました。

この日、3時寝6時起きとかで結構きつかったため一旦宿に帰って仮眠を取ってから昼のギョレメを散策。

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観光地なのでたくさんの人で賑わってると思っていたらその逆でとてものんびりとした雰囲気。客引きも全然しつこくなく、「ニホンジン?ゲンキデスカ〜」と笑顔で声をかけてくれるくらいなのでビックリ。トルコというと少し危険なイメージを持つ人も多いけれど、地方都市には外務省の注意喚起は出ておらず、実際に行ってみるとわかる通りびっくりするくらい平和。

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丘を登ればまた絶景。自然ってすげーなあーってなります。

ギョレメを一通り散策した後、16時から参加する予定だったサンセットツアーまで時間があったので隣町のアヴァノスへ。ちなみにカッパドキアってのはギョレメあたりを中心とした一帯を指すそうで、アヴァノスもカッパドキアの一部。アヴァノスまではギョレメから4リラ(120円)で行くことができます。

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アヴァノスには大きい川が流れていて、横の河川敷に柳やら桜が植わってるもんで、日本にいるような錯覚を起こすくらい。アヴァノスの方がギョレメに比べてローカルな街なので、個人的には好きでした。

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アヴァノスを観光し終えた後はサンセットツアー。ATV(バギー)を借りて、オフロードを走りつつラブバレーやローズバレーなどを周り、サンセットポイントを目指すツアー。

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ラブバレー。

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サンセットポイントにつくと、トルコ国旗をバックに沈んで行く夕日を皆で眺めながら写真撮影をしたり、カップルはロマンチックな雰囲気を楽しんだり。僕は相変わらずの中東の美しい夕日にしみじみしてました。
中東の夕日、アザーンの響き、砂っぽい街、懐っこい人々、癖のある英語…
思い出補正もあるんだろうけど、やっぱり中東地域は好きな場所の一つだなと。

そんなことを思っていたら陽が沈んで、そこからは一直線で旅行代理店まで帰ってきました。
このツアー、2人で1台120リラだったのでかなり安いなーと思いました。ちなみに免許なしで借りられます(年齢制限はありそうでしたが)
バギーの運転も思ったより楽しかったし、効率よく見所を回ってくれるので時間のない人にもおすすめ。

ツアー後は近くのレストランでご飯。ツアーで知り合った日本人何人かとで行ったら店内全員日本人でウケた。

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カッパドキアではアヴァノスの陶器を使った壺ケバブが有名だそうで、壺の中に肉や野菜を詰めて似た後に壺を割って食べるという斬新なケバブ。ちなみにケバブっていうのは肉を焼いたものを指すので、我々がケバブだと思ってるものは基本的にドネルケバブまたはシュワルマです。この件に関してはまた後日ブログに書きたい

後編は翌日のイスタンブール観光について書こうと思います。ではでは。

トルコ旅行後編 -イスタンブール- - 備忘録

かきました。