備忘録

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いろいろな目線

あま
将来やりたいことは一体どうアプローチすればいいのだろうか、と思っていたところで自分のやりたいことにとても近いTEDの動画がアップロードされていました

 動画の要約としては、「話者の買った幼児用のアルファベット学習シートのAがAppleを示していたが、アフリカではりんごなんて異国のものであるし、そもそもこんなに赤くない」ことや「ニジェール川を発見した探検家の名前が出てくるけど、発見された年よりも前に祖母はそこで暮らしていた」ことを例にして、様々な面、特に学問的な面において、先進国目線で作られたものは時としてアフリカの感覚と著しくずれていることを主張している話。

また、その話の中の一部として、「世銀の立てた灌漑プロジェクトを行って失敗した地域で、伝統的な貯水方法を導入したら穀物の著しい増産に成功した」という話も出てきます。

 

自分は高校の時からアフリカで農業関連の事業に携わりたいって思っていて、これはずっと変わっていません。大学1年生の時のゼミのようなものではサブサハラ地域における土地修復についてやったりしたわけですが、今思うとこれは先進国目線のプレゼンだったなぁと思ったり。なぜだかは分からないけれど、先端技術などの知識を持たない農民の伝統的な方法が先端技術を上回る、みたいなことはしばしばあるみたいで。いろんな立場の目線を知るって意味でも、やっぱり春の途上国でのフィールドワークは短期間ながらも意味を持ってきそうだなと感じたり。

 

ちなみに蛇足ではありますが、伝統的な農業を捨てて穀物の増産に成功した地域もあったりします。南米の大豆ですね。モンサント社ラウンドアップという基本的にほぼ全ての植物を枯らしてしまう極めて強力な除草剤に抵抗性を持つ遺伝子組み換え大豆を栽培することで、大規模農業の確立に成功しています。まあ種撒いて適当なタイミングで除草剤撒けば大豆が取れて、しかも初期投資はすべてモンサントが出してくれるのだから非常に楽です。そりゃ流行ります。ちなみにモンサント社は同じことをアフリカはブルキナファソの綿花栽培でやろうとして、こちらは失敗しています。理由としては伝統品種の方が品質が良いからだそう。

この手法には致命的な欠点があって、馬鹿の一つ覚えのように撒いてるだけで農業が成立してしまうがために、その地における伝統的な農法が失われつつある、ということです。数百年といった歴史の中で自然と作り上げられてきた農法が失われることは、現状のやり方でうまく回っている場合は問題にはなりませんが、回らなくなったときに大きな問題となることは想像に難くないと思います。

そんな感じなので、やっぱり先進国の技術の活用は後発国を助けることはできるけれど、使い方次第では先端技術が最善とも言えなくなるなぁ、と思っています(いち大学生の意見ですが)

 

 

で、話は少し変わりますが、教育の話。

留学していると当然いろいろな国の教育を受けてきた人たちと会うわけで、そういった人の話を聞く度に、自分の受けてきた学校教育と比較してしまいます。特に英語について。

学校教育の大まかなシステムは、東アジア諸国(中国、韓国、香港)は日本とかなり類似しているな、と。受験があったり、大学の授業も座学中心、テスト前に必死で暗記して終わり、みたいな。まあ香港は授業が英語で行われているので香港の人たちはみんな基本的に英語がペラペラですし、中国も名門大学に入るために、その地域に住む(優遇政策があるって言ってたっけな)なんてケースがよくあるって言っていたので、名門大学にいる人たちは親も教育熱心だし、やっぱり語学面でも優秀な人は多いです。

ヨーロッパの人たちの英語力は言わずもがな。そりゃあ言語似てるんだもん。ずるいよ。デンマーク人、オランダ人、ドイツ人とかはそりゃあもう流暢も流暢です。ラテン系はまあ発音に癖があるとは言えども、やっぱりスラスラしゃべれる人がほとんどだもんね。

で、そうなった時に日本。10年間英語に相当触れているはずなのに全然しゃべれないわけですよ。お前の努力が足りねーんだよって言われればそれまでですが、一般的な傾向として英語が、特に話すのが苦手な人がほとんど。まあシンプルに日本に暮らす上では、喋る必要性が全くないからなわけですが。大学入試もスピーキングのテストはないし、英語力を測る一般的なテストがTOEICですし。

なんか今思うと、高校生の時から留学したいって思ってて、留学必須の学部を第2志望にしていたくらいならもっと喋ればよかったな、と。学校教育における僅かな英会話の授業とかでも、英語ネイティブが喋るみたいな流暢な英語喋れないからなーって思って消極的になっていたけれど、初めはJapanglishでいいじゃんって今となっては思います。インド人はみんな英語喋るって言うけど彼らの英語は何回聞いても別言語に聞こえることがあるし、フランス人はHの音を無視したりめっちゃ聞きづらいし、スペイン人はローマ字読みするし。Famousをファモウスって言われたとき「は?」ってなったし。我々日本語にはRとLの区別もないし、言葉のリエゾンやカットもないわけで、そりゃアメリカ人などのはなす英語とは程遠いかもしれないけれど、日本人特有の訛りがあってもいいじゃんって。

日本人の大学入学時点での基礎学力はかなり高いって言われていて(知識だったり数式の処理だったり)、それは様々な場面で感じるけれど、だから余計に英語ができないのが悔しいんだよねっていう話をこの前日本人同士で話していました。チームとしては強いのにスタジアムがオンボロだからJ1ライセンス貰えない見たいな(分かりづらい)

なので自分としてはとにかく話す。話していく上で発音とかは矯正していけばいいし、上から目線みたいになってしまうけれど、これから留学行きたいって人も、とにかく恥ずかしがらずに話すってのがいいかなって思いました。