備忘録

書きたいことや思ったことの殴り書き。

フランス語の語学学校に入校した

久しぶりのFC東京以外の話題。

大学院を卒業して、アフリカから帰ってきて、お仕事を日本で始めたわけですけど、やっぱり仕事が始まるとインプットの多くが仕事と関係してるとこから生まれたりするので、なかなかブログに書きづらいという。

 

2年前くらいから独学で始めたフランス語、完全に辞めたわけではなかったんですけど、やっぱり社会人になるとなかなか時間も取れないので、もうここから先は独学きついだろうってことで、評判の良かった比較的近所のフランス語の学校に入校。実力テストみたいなのをしたらB1のクラスに入れるけど、復習したいならA2の最後の方のクラスがいいかも、ということで、A2-B1くらいのレベルのクラスに入ることにしました。ここまでの流れを振り返ってみようと思います。

 

2021年以前

中学生の時に知り合いづてでフランス人がホームステイしてたことがあり、それきっかけで高校の時に選択できた第二外国語でフランス語を選択したり、大学の第二外国語でもフランス語を選択したりしたわけですが、モチベーションもそんなに高くなかったし、その後同じラテン語であるポルトガル語に傾倒したため知識はほぼ全部抜けており、そんな状態からスタート。

 

ちなみにフランス語を勉強する動機は、興味関心がアフリカで、アフリカにはフランス語が公用語の国がめちゃくちゃ多いため、フランス語が出来る出来ないでキャリアの幅がかなり変わってくるから。

 

2021年1月 勉強スタート

これまでの外国語の勉強は、「文法書買って、問題解いて」みたいないかにもな外国語の勉強だったものの、それじゃあうまく行かなかったので、文法をあえて一切触れない方法でやってみようと。

フランス語は発音が難しい&リエゾンが複雑、というのは過去の経験から分かっていたので、じゃあまずは簡単な単語を最低限覚えて、それらをある程度正確に発音できるようにしようと思い、必要な500ほどの単語が載っている超基礎的な単語帳を購入。

Ankiという最強のフラッシュカードツールを使って、ひたすらに500の単語を繰り返し覚えては発音、を繰り返していました。

で、それを覚えた後はその単語帳に載っていた例文を、音声から意味と綴りを推測、と言った形でひたすら例文を叩き込んで、この辺りで発音とリエゾンの感覚はなんとなく掴めてきました。

次に手をつけたのが、口が喜ぶフランス語、という、参考書で、「このフレーズ全部覚えればあとは単語の言い換えで言いたいこと言えるやろ」みたいな本。これもAnki使ってやってましたが、流石に200以上ある例文を暗記するのは苦行だし、でだんだんダレてきました。勉強始めてから約8ヶ月くらいの時点(確か)。あと、流石に文法全く知らずにやろうとするとこの辺りで限界が来たので、初めて文法書を購入。

 

2021年末 モチベ低下〜課題の発見

さすがに同じツールを使って毎日狂ったように単語やフレーズを覚えようとしてると疲れてくるし、モチベも低下してきます。というか、これって実質文法書を使ってカリカリ勉強するのと変わらないのでは?となる。

 

モチベは低下してたわけですが2021年末に、2022年春からフランスの研究機関でインターンをすることが決まります(後に色々あって無くなりましたが)。

否が応でも勉強をしないといけない動機ができたので、じゃあオンラインでフランス語のレッスンでも受けてみようかな?と。玉石混交ですが、意外と安いです。

で、ここで受けたレッスンで壁にぶち当たりまして、例文とかまあまあ聞けるようになって、リスニングがある程度できるようになってたつもりなんですけど、向こうからの質問を理解出来ず、「あ、予測できない会話への適応力ゼロじゃん」となる。あとは、耳で聞いた情報だけを瞬発的に処理する、みたいな能力が致命的になかったので、これはやり方変えないとまずいぞ、と。

 

で、そのオンラインレッスンは一旦辞めて、フランス語のPodcastを使って、耳で聞いた情報だけを即座に解釈できるような特訓をしました。

個人的にはInnerFrenchというPodcastがオススメ。話の内容もそうだし、かなり分かりやすい。それを毎日聞くのを続けているうちにだいぶ瞬発力みたいなのが上がってきたので、「これならもう一回対人会話にチャレンジしても大丈夫かな」と思ったのが2022年1月くらい。

この辺りでフランス行きの話がポシャり、代わりにカメルーンに行くことが決まりました。

住んでた村で週一時間ほどフランス語で会話するのに付き合ってくれる親切な人が友人づてで見つかったので、今回は対面。これでだいぶ自分の話したいこととかを拙いながらも言えるようになった気がします。

 

2022年4-6月 カメルーン

そんなこんなでカメルーン。「まあカメルーンの人は割とみんな英語喋れるから心配ないよ〜」と上司に言われ、何を調査するのか等もあまりよくわからないままカメルーンへ。これだけ聞くとやばいバイト。

 

カメルーンに着いて気付いたこと。今まで勉強してきたフランス語の発音とびっくりするくらい違う。違いすぎてそれがフランス語だというのに気づくのにだいぶ時間がかかるレベル。

というのもカメルーンは超他民族国家なので公用語が必要、そこで国民みんなが喋れる言語としてフランス語が採用されたわけですが、みんなが喋れる=みんなが喋れるように発音が変化する、みたいな感じで、笑っちゃうくらい発音規則が違う。

それに、現地でしか使われてないようなフレーズも沢山あるので、そういったものをインプットしながら、徐々にカメルーン訛りのフランス語にシフトしていきました。

 

フィールドワークには英語とフランス語のバイリンガルも同行していましたが、とはいえ現地の人に手伝ってもらう上で毎回英語を訳してもらうのも非効率的だし、何よりいけすかない外国人ムーブだなと思ってたので、出来る限りフランス語で現地の人らとはコミュニケーションを取るようにしてました。伝われば良い、の精神だったけれど、これのおかげでだいぶ言いたいことは拙いながらも言えるように。

帰ってきた後にフランス語圏の友達と話したら「めっちゃアフリカのフランス語じゃん」って爆笑されましたが、自分のフランス語の目的を考えるとこれはこれでオッケー。

 

現在まで

カメルーンから帰ってきて以降、最低限今のレベルを維持しよう、とは思ったので、フランス語のCDを聴いたり、ラジオやポッドキャストを流し聞きはしているものの、それだけ。まあ時間も取れないし、あまり直近のモチベーションがない中でなかなかそれ以上をやるのも大変だし、何よりも自分が独学で出来るレベルはここまで、という限界も感じてました。

それでも、B1に片足突っ込むレベルまで独学かつ低コストで出来たのは自分の言語学習にとって大きな自信になったなと思ってます。

あとはもう強制的に勉強する機会を作れるフランス語学校に入校して、1-2年でなんとかB2取れるレベルまで持っていきたいなと。セカンドキャリアを考えるであろう年が3-5年後なことを考えると、それまでにDELF B2を取ることを目標に、引き続き頑張りたいなと思ってます。